マリアナ釣り紀行? ~ねむい~ (7) [ シリーズ実況 Old..]
乗船レポートの続き。
前の記事で回収した装置。海水がついたままだと錆びるので清水で洗い流します。
さながらシャンパンシャワー。
嬉々として水を浴びせかけているアメリカ人技術者。今回のアメリカ人メンバー4名のうち、前回の装置設置と今回の回収の両方に参加したのは彼だけ。喜びと安堵感もひとしおでしょう。
日本の装置もちらっと紹介しましょう。
たいていは直径60cm程度のガラス球2つに入ってます(黄色い球形のカバーに包まれてます)。背丈は1m程度と小ぶりです。今回は夜間の回収が多かったため、あまりいい写真がないのがさびしいです。
日本の旧型装置は大きいです。ガラス球が縦に3つ。小さめに見えますが、身の丈
2mの「巨人」です。久々に見たけど「でかいなあ…」とつぶやいてしまいました。でもこ
の旧型、古いのに毎回ちゃんと帰ってくる頑張り屋です。
しかし装置の写真ばっかしですね。まあ史上最大の海底観測大作戦ですからね。
我々も24時間、休む間なく働いています。私の場合は
作業1日目:早朝4時おき、翌早朝6時にねた
作業2日目:昼12時おき、翌深夜2時にねた
作業3日目:朝7時おき、翌早朝4時にねた
作業4日目:朝10時におき、翌深夜3時にねた
…などなど。私だけでなく、乗船研究者は全般に不規則かつ寝不足。
まあ合間合間に仮眠をとりましたけれども。久々にきつーいクルーズでしたね。
船員さんにも相当無理をしていただきました。ありがとうございました…
しかしねむい、ねむかった…
つづく。
※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。
http://obem.jpn.org/field042.html
MANTAさん おはようございます。
海の研究って色々あるんでしょうが、今回のは“地道”で“根気”の要るお仕事ですね。でもこれが“史上最大の海底観測大作戦”なんですね。
素人ながら想像するに、“海流”“水温”“水圧”“塩分濃度”なんかの変化を記録して、データ解析とかされるんでしょうか? いままで良く解らなかった“海底の変化”が解る事になるのですか?
お仕事大変そうですが、お身体に気を付けて頑張って下さい。
by 阿頼王 (2006-10-01 08:22)
- 海流とかだとわかりやすいのですが、測っているのは電気だったり磁気だったりします。 > 阿頼王さん
これで「マントルが硬めか?柔らかめか?」が分かります。
詳しくは次の記事をみてね。
しかし海の調査は一見派手に見えても、実際は地道で根気のいるモンですね。 どの研究もそうでしょうね。これが人類の大発見につながることを夢見てがんばっとります(でなきゃ、やってられない!)
by MANTA (2006-10-03 18:01)