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耐圧ガラス球 [▼研究実況 Now!]

今日は深海装置用の耐圧ガラス球を整備しています。耐圧ガラス球は米国ベントス社製のもので、最大耐圧水深は6000mです。厚さ1cm程度のガラス球殻が上下に半割されていて、この中に観測装置や電池を封入するのです。

ガラス球の上下半球をあわせるときは接着剤などは使いません。ただ2つを重ねるだけなのです。すりあわせ面は高精度で研磨され平面になっているので、深海の高圧下では上下半球はぴったりとくっついて水の浸入を防ぐのです。ですのですりあわせ面にゴミなどが付着していてはいけません。写真上ではすりあわせ面上のゴミを薬品で除去中なのです(日本海洋事業の方々にご協力いただきました。いつもありがとうござます)。


ガラス球の中には電位差磁力計をいれています。白い四角の部分が磁気センサーで、海底で地球磁場の微弱な変化を捉えることができます。


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