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調査航海実況 ~調査海域~(2) [ シリーズ実況 Old..]

今回の調査海域。地図が小さくて見づらいと思いますが、フィリピン海から太平洋まで
南北1000km、東西2000kmの広大な海域に合計23台の海底観測装置を投げ入れます。
なんとなく字が書いてある場所ですね。場所から場所に移動するのに約10-20時間かかり
ます。投入した装置は約1年後に回収予定です。

装置は2種類。
・広帯域海底地震計
 海底で地震波を測定します。従来の地震計よりも受信周波数帯が広く、感度も高いです。
 自然に発生した地震を測定して、地震波トモグラフィーを用いたマントルの地震波構造解析
 などに活用されます。

・海底電位差磁力計(OBEM)
 海底で地磁気変化と海中の誘導電流を測定して、マントルの電気伝導度構造解析などに
 利用されます。

これらの地震・電磁気調査から判明するマントル構造と、数値実験などによるマントル対
流などのシミュレーションを比較することで、地球深部の物性に迫ることができ、地球の
進化や将来予測について議論することが可能となります。

特に最近話題のスタグナントスラブ
(沈み込んだ海洋プレートが深さ400-600km付近より深くには沈み込まずに溜まったもの)
は、全地球スケールのプレート運動や環境変化に影響を与えていると考えられていますが、
この実体が明らかになることでしょう。

※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。
 http://obem.jpn.org/field040.html
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