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8日目:Billieさんのスタジオ [Recording/Equipments]

今日はDonnyにBillieさんというエンジニアが所有するスタジオへ連れて行ってもらいました。Springdaleというポートランドより西側ののどかな町のはずれにあります。このスタジオの面白いところはプロツールス等、最近のPCベースのツールがないことです。巨大なTridentのコンソールがあり、すべてアナログで録音されます。Billieさん、PCが嫌いと言ってましたね。とくに地元のアコースティック系アーティストの仕事が多いようです。驚異的なのはここにはEMIが所有していたプレートリバーブがあること。これはメインルームの裏部屋の壁に吊られていました。このプレートをモーター駆動のグラスファイバー製ダンパーでダンピング調節をするんだそうです。「このいすに座って音を聴いてごらん」と言われ中央のメイン席へ。ここで録られたCDを聴かせていただきました。まず一聴してわかるのは部屋が非常に丁寧にチューンアップされていること。部屋自体の特徴ある響きとかは一切ないのですが決してデッドではないんですね。反射音の位相までがちゃんと管理されている感じでした。良いモニタールームはこういう音がします。全くストレスがなく各楽器、声の位置や大きさがはっきりわかるのは極めて自然かつ正確にルームアコースティックがチューニングされているからなのでしょう。久々にこういう良い音を聴いたな。トランジェントもしっかり表現されているし。ある意味これからのSakula-Gomenteの作業を始める前のイメージ作りができた気がします。

のどかな自然の中にあるBillieさんのスタジオ
Tridentのコンソール。モニターはAudix。。とBillieさん


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