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400th Anniversary of Jamestown [亜米利加生活]

5月16日(水)

こだわりの私とした事が・・・5月14日にブログ書けませんでした(涙)。。

エリザベス女王がUKからバージニア(を理由にケンタッキー・笑)をご訪問されたのはご紹介致しましたが、今から400年前の、1607年5月14日に、UKから3隻の船が到達した、バージニア州、Chesapeak湾に面した土地が、UKからの移民が定着し、存続したアメリカ大陸で最初の土地と言われています。

昨年のど年末、12月29日に、突然思い立って、インスピレーションに突き動かされ、ジェームズタウンまで車を飛ばして行って来ました。その時のPreviewは、こちら。。。謹賀新年

その時は、今年3月、転職してサンディエゴに引っ越してくる事など夢にも思わず(この辺りは、後日詳細書かせて戴きます)、逆に、5月14日の400年記念行事にバージニアに出かけて行こう、と思っていた位でしたが。。今こうして振り返ると、突然思い立って昨年のど年末にジェームズタウンまで行って来たのも必然だったのかもしれないな、と思います。

ジェームズタウンは、その当時、UKで国王だったジェームズ1世の名に因み名づけられますが、今のエリザベス女王2世は、このジェームズ1世の、曾、曾、曾、曾、曾、曾、曾、曾、曾、曾孫、だそうですよ。

私のジェームズタウン訪問から、早5ヶ月が過ぎようとして。私は今、遠いアメリカ西海岸、しかも、全米でも比較的先住民の方が多いカリフォルニア州、サンディエゴにいます。不思議な運命を感じながら、400年と言う区切りを迎えた日を記念して、去年のジェームズタウンセトルメント訪問をご紹介します。

 

 

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この日は、物凄く天気が良く、暖かかったのです。片道約3時間半のドライブ、全く苦痛ではありませんでした(って大陸横断に比べれば、走行距離1ミリ位な気がします。いや、せめて1cmか・笑)。

↓ バージニア州に突入のサイン。バージニア州もカーディナルが州鳥です(よね?)。

↓ 少々逆光で見えにくいけど、ウィリアムズバーグ、ジェームズタウン、ヨークタウン(南北戦争のバトルの場)、歴史的トライアングル、と言われている地域に突入のサイン。前回行った時、撮れなかったので念願かなって嬉しい。。

そして。。こちらがUKからの移民を載せた船の3隻のレプリカ。セーラーとしては鼻息荒い訳です・笑

最初に載せた写真の一番手前に見えるのが、この3隻の中で一番大きかったSusan Constant, その後ろに見えるのが、Godspeed。そしてわずかマストが見える、Discovery です。

↓の写真はGodspeedとDiscovery です。

実はこの時、大ちょんぼをしてしまいまして・・。私のデジカメは、ソニーのサイバーショットなのですが。メモリースティックを入れるのを忘れてしまいまして。。内臓メモリーに頼るしかなかったので、写真が余りセーブできなかったのです。。写真のサイズは小さくしたくなかったので。。こんな時、写したその場で、アップロードができたら・・なんて、いつも思うのですよね♪

と言う訳で、船の写真は一番大きなSusan Constant のみ、です。

↓は、バウスプリット(って言うんかな~)の模様。長いね~。

↓ マストを下から見上げた模様。

↓ 先程のバウスプリットを船の上からバウ(船首)に向かって見る、の図。

↓ こちらはスターン(船尾)にある、結構しょぼい、ラダー(操縦舵)とティラー(操縦の棒って言うのか)。これで大西洋を渡って来た、と言うのは脅威。。しかも、途中嵐にあったと聞くし。荒波をどうやって乗り越えたんだろ、こんなラダーとティラーで。。。水に浸ってる小さいラダーの写真も撮ったんだけどね。。削除しました。残念。。。

↓ こちらは、スターン(船尾)から、バウ(船首)に向って見る、の図。当時の衣装をまとった説明の方が見えるでしょうか。。

 

↓は、Susan Constant をスターン(船尾)から撮った図。

そして。こちら↓が、ダウンビローとヨット乗りには呼ばれる、コンパートメント。

ご覧の様に、かなり小さい、です。一番大きな船でこれですから、他の2隻はもっと小さかったんですね。これに様々な荷物を積んだりしていたので、スペースはかなり小さかったそうです。この3隻に合計144人(全て男性)が分乗していたので、この一番大きな船には恐らく半分近くの方が乗っていたのではないかと思います。確か具体的な人数の説明もあったと思いますが、忘れました。。はっきり覚えているのは、スクールバスの大きさに144人が乗ってる様なものだ(それで大西洋を渡って来た)、と言う説明に、皆驚嘆の声を挙げていました。。この船、セールを上げていたら、もっと綺麗だったでしょうに・・。

1620年、このジェームズタウン移民より遅れる事13年後に、イギリスプリマスからピルグリムファーザーズが今のマサチューセッツ、プリマスに移民したメイフラーワー号の方が有名になってるのは何故なのでしょうね。私も、こちらのメイフラワー号が最初の移民だと、ノースカロライナに住み始める前までは、そう思っていたのですから。。

まだまだ船の名残は惜しいものの。。折角来たのだから、他の写真を、と言うわけで。わずかですが。

↓は。。このジェームズタウンセトルメントに来て、最初に見えてくるのは、当時このバージニア近辺に住んでいた先住民Powhatanの、わざとらしく再現されたお家の棟。薄っぺらくて泣けてくるよ。

それと対照的に。。当時のUKからの移民が住んでいた居住区と言うかフォートの再現。滑稽な洋服を召された、当時の移民を再現した3人の姿が見えますか?

↓は、フォーとの周りをぐるりと囲んでいる木の壁とその入り口、壁の穴から外に向けられた大砲の様な物の小型版。これは、ディズニーのポカホンタスに多少表現されてましたか。。

アメリカは、建国後わずか200年余りですが、アメリカを語る時、この400年前のUKからの最初の移民、そのずっと前からいるスペインやフランス(NON UK)からの移民、そして、そのずっとずっとずっとずっとずっと(約数千年)前からいる、アメリカ大陸先住民の存在とその歴史を忘れてはいけない、と思うのです。

さてと。。何でもこだわる私は、この時ある物をジェームズタウンで買いました。そのある物とは、こちらです。。。

 がらじゃないかもしれないのですが、こう見えても結構手芸と言うか、製作物が好きで。特にクロスステッチや刺繍が好きで。これをジェームズタウンのビジターセンターで見つけて即購入。それから一気に仕上げました。お粗末な出来でお恥ずかしい限りなのですが、額に入れて飾ろうと思います♪

この400周年を記念してタイムで特集が組まれてました。

ポカホンタスがジョンスミスを助けている図だそうです。

それから、ナショナルジェオグラフィックも面白い記事を載せていました。

 しかし。。この絵に随分見覚えが。。つい最近どこかで見た様な。。どこだっけかな。。

あっ♪ あそこだ♪ そうです。ここ、です♪

 

2月に前の会社の仕事で、ロンドンに出張に行った時、仕事が変わったら恐らく当分ロンドンに来られなくなると思いましたので、週末どこの美術館に行こうか、と悩んだ挙句、1箇所に絞りきれず、くじ引きにして当選(って言うか?)したのが、ブリティッシュミュージアムだったのですが。。

A New World と題して、イギリスからのアメリカ大陸移民400周年を記念して、大英博物館で、アメリカ大陸の先住民特集を開催する。。。と言う企画が、残念ながら私がロンドンに行った2月の終わりには始まっていませんでした。。3月からだったのよね~。残念。見たかった。

 そのうち。。2月の想い出のロンドンの旅もブログに載せたいね・・・


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コメント 11

ローズパイが好きならおう

アメリカ400年の歴史とも言える記念日だったんですね。
全く知りませんでした。
教科書で走ることの出来ない、史実なんでしょうねぇ。
歴史って勝者の記録だから別の側面で調べると全く違った事を知ることが出来て面白いですね。
しかしメモリを忘れるとなかなか厳しい撮影になりますね。メモリと電池は予備を忘れずに・・・
by ローズパイが好きならおう (2007-05-17 20:05) 

UKからの移民を載せた船、さほど大きくないのに
144人も乗せてたんですか!荒波などの天候や船の機能性も
含めて、相当命がけだったのでしょうね。

レプリカとはいえ、船に乗ると、当時の移民たちの
思いや苦悩、ロマンが頭の中でめくるめき、
1本の冒険映画ができちゃいそうです(妄想族です、僕)

刺しゅう上手ですね☆ 
by (2007-05-18 13:10) 

どらっち

本当、薄っぺらな感じですね。どっちの方がアメリカ大陸で歴史があると
思ってんの?ってぐらい。
こういう歴史は、全然知らないので、子どもと一緒に勉強していこうかな。
けど、日本史を思えば、400年の歴史は、まだ短いですけどね(^^;
by どらっち (2007-05-18 13:26) 

YAP

さすがZunkoさん、詳しいですね。
勉強させていただきました。
こういう話は、何度読んでも複雑な気持ちになってしまいます。
それとは別に、こんな船にそんなにたくさんの人が乗って大西洋を渡ってきたということに、純粋に驚きました。
by YAP (2007-05-19 19:26) 

Zunko

ローズパイが好きならおう さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

勝者の記録・・なるほどなあ~と唸りました。。本当におっしゃる通りですね。。メイフラワー号の方が史実として有名なのも、南北戦争の勝者、だからなのでしょうか・・・メモリーと電池の予備(もしくは充電器
)は必ず持ち歩きたいと思います。教訓ですね。。
by Zunko (2007-05-20 17:14) 

Zunko

xml_xsl さんへ こんにちは♪
ナイス 有難うございます。
by Zunko (2007-05-20 17:15) 

Zunko

コールドターキー さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

刺繍お褒め戴きまして、更に恐縮です。有難うございます。144人が3隻で便乗ですが、どの船も小さいので、本当に驚きですよね。でも、飢饉で、バージニアに移民した144人のうち3分の2が、死んじゃったんですよ。。大西洋の航海も過酷ながら、新天地の生活も過酷だった様です。。

私も、この船の上に乗って。。心は400年前に飛んで行きました。未知の土地に向って船を走らせる気持ち。。想像しただけで浪漫です(笑)
by Zunko (2007-05-20 17:20) 

Zunko

どらっち さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

おっしゃる通り、日本史に比べたらアメリカ史は短いです。。でも、アメリカの子供達は、かなり奥深く細かく勉強させられるみたいですよ。。ジェームズタウンやウイリアムズバーグはお子様にもお勧めです。それを言ったら、マサチューセッツのプリマスも、子供達の遠足に選ばれる場所だそうです。
by Zunko (2007-05-20 17:24) 

Zunko

YAP さんへ こんにちは♪
ナイス&コメント 有難うございます。

いえいえ、私も、ほんの1年前に付け焼刃的でお勉強しただけなんです。それまでは全然知りませんでした。。やはりアメリカに住んでる以上はアメリカの歴史を理解するのは、アメリカ人と対等になる最初の1歩かもしれませんから。。おっしゃる通り、先住民の方の事は胸に迫る想いがあります。。
ヨーロッパからの移民って。今の難民船(ボートピープル)って感じだったかもしれませんね。。高貴の方だけ来た訳ではありませんしね。。
by Zunko (2007-05-20 17:30) 

とらばろん

おそいコメントですみません。
こんな小さな船で大西洋を横断したとはすごいですね。
グリニッジに飾られている紅茶を運ぶだけのカティーサークは
この船からすると巨大ですね。先日全焼してしまいましたが。
(22日に書かせていただいているので)
ところで刺繍、帆船と刺繍の組み合わせ感がいいですね。
ロンドン旅行記も楽しみにしています♪
by とらばろん (2007-05-23 06:43) 

Zunko

とらばろん さんへ こんにちは♪
ナイス & コメント 有難うございます。

本当に。。私も凄く小さくてびっくりしたんですよ。イメージ的には日本で乗った帆船、シナーラ、とか。サンディエゴ湾のスターオブインディア位のイメージでしたから、カティーサークはじめ、昔のアメリカズカップの船(イギリス対アメリカ)は皆大きいです。今度、ボストン行って、メイフラワー号見て来ようと思います。メイフラワー号はもう少し大きかったのかな。。刺繍ね、有難うございます。色が単調で飽きちゃったんですよ、途中で。もっと複雑の絵の方が楽しいです。 ロンドン旅行記。。かなりおのぼりさん系ですがお楽しみに。。
by Zunko (2007-05-24 16:06) 

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