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水天宮(日本橋北部) [江戸の風情]

人郷町通りを進むと、門前町の様相を呈し、人形焼を焼いてる甘い匂いが漂ってくる。
交番のある交差点にくると、その交番の上が水天宮である。

1818年に港区赤羽にあった有馬藩邸に、領地の久留米の水天宮から御分社を祀らせたのが江戸の水天宮の始まりだ。
藩邸内に在ったのだが、毎月5日の縁日に藩邸が解放された為、多くの参拝で賑わったという。
明治になり、有馬邸が青山に移った際、共に青山に移ったが、明治5年に現在地に鎮座した。
社殿は震災で被災し、昭和5年に再建、現在のは昭和42年に再建されたもの。

久留米の水天宮は、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の女官が、安徳天皇、健礼門院(安徳天皇の母/徳子)、二位ノ尼(清盛の妻)を祀ったのが始まりという。
祭神は、天御中主大神、安徳天皇、健礼門院、二位ノ尼である。

昭和42年製のブロンズ狛犬。小顔でムキムキな狛犬だ。


鳥居は、神明鳥居。
社殿は権現造りらしいが、由来板を読まなければわからなかった。
ただ、正面が唐破風と千鳥破風だから......ってことはないよね。


社殿の右手に絵馬殿。
戦前の水天宮や門前の様子の古写真が展示されている。
休憩場所にもなっている。


左手に、水盤舎。
最近、改築されたようだ。

安産や子宝にご利益のある、子宝いぬと安産子育河童。

境内社4社。 水に因む神様が多い中、火と風の神様の火風神社があるのが面白い。

中央弁財天。この弁財天は、もとは品川の有馬家下屋敷に祀られていたもの。毎月5日に開帳している。
手水舎の龍...目に5円と50円をはめ込まれているが、これがしっくりきてる。
この弁財天は、日本橋七福神。
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