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つわり入院~想い出の産院 [マアカのおはなし]

さて、つわり入院経験3回のマアカですが、転勤族なのでその度に病院が違います。
そして病院それぞれ特色があって・・・。
3人目を妊娠したときに入院したのは某カトリック系の病院でした。
週末には神父様が来て院内の教会でごミサがあげられますし、看護婦さんもほとんどがカトリック信者。そしてその中の何人かは現役シスター。
このナース・シスターがくせものなんですよ~。
身動きとれなくて苦しんでいるというのに、 カトリック信者だとわかると頼んでもいないのにボランティアのおばあさんを呼んできて聖書の朗読させるし、飲まず食わずなのに
「ここのお食事はおいしいんですよ。個人病院ではないから贅沢な物はでないけど、こんなのもあんなのも出ますからね。早く食べられるようになりましょうね」
って、メニュー表読み上げるし。
で、就寝時間には「主よ、御許に近づかん」をBGMに、
「皆さん、お休みの時間です。今日一日の平安を感謝し、明日の希望を胸に眠りにつきましょう」
ってアナウンスするんです。
それってどう好意的にとっても「がんばろうね」と正反対のはげましにしか聞こえないんですけど。
きわめつけは、ゲーゲー戻してるマアカの背中をさすりながら、
「御子イエズス様のご受難を思って耐え抜きましょう」
・・・耐えられるかっ!
生まれる前からカトリックだし、祖父母の代からカトリックだし、今更それに文句をつけるわけでないけれど、イエズス様のご受難とつわりにはなんの因果関係もないと思う。
そもそもイエズスさまのお母様のマリア様にはつわりがあったんでしょうか。
これを機会に新約聖書を隅から隅まで調べてみたんだけど、どこにも、一行たりとも、マリア様がつわりで苦しんだって記述がないんですよね。
三月くらい親戚のうちにいたっていうくらいで。
でも絶対妊娠期間順調だったと思うな。だって神様のご加護があったんですよ。
それに産み月にナザレからベトレヘムまで出かけるくらいなんだから、バリバリ健康妊婦だったと思う。んでもって、産後すぐエジプトまで逃げてるでしょ。
めちゃくちゃ健康体じゃん。
そういう方から生まれたイエズス様と平々凡々な不出来なマアカのつわりを一緒にしないでほしいと切に願うものであります。
つけ加えると、血を吐いてブッ倒れたマアカに、「胃ガンの可能性がありますから」って胃カメラ飲ませやがったんですよ。
水も入らないというのに、なしてそげなもん飲ませるとや!
さらに出産後、臍の緒を捨てられました。
ショックで食事が入らなくてまる一日泣き続けたら、非番の看護婦さんと先生とボランティアさん総動員して捜してくれましたけど、本当にうちの子のものかどうかは不明。
感謝はしてますけど、もう入院はしないな。うん、多分、二度としないとおもう。
親切だったんですけれどね。ええ、本当に、とっても親切でした。
数年前その病院に芸能人が救急ではこびこまれたんですが、三日もしないで転院していきました。
なにがあったか、なんとなく想像できます。


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まげりん

「主よ、御許に近づかん」ってお葬式の定番賛美歌じゃなかったっけ??
お葬式の御ミサで聞くと感動するけど、これはちょっとなぁ…(^^;;
by まげりん (2006-11-08 11:19) 

マアカ

数年後に次期様が入院したときには別の曲に変わってた。でもやっぱりなんだかものすごく哀しげな曲だったよ。誰が選んでるんだろうね。
by マアカ (2006-11-09 18:36) 

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