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ワーグナー・アリア集の録音 1983年 [PH]

2010.2.26記
唐突ですが、退院してきて、ベランダのローズマリーの花の蜜を目当てに、メジロが来るのに気がつきました。ずっと毎日のように一羽、あるいは二羽、つがいでしょうか、時には数羽やってきます。来ない日も私が気がつかないだけかもしれません。一日に数回来る日もあります。網戸付きガラス戸越しにこっそり写真が撮れました。新国の「ジークフリート」観劇の余韻に浸って、ホフマンの「鍛冶の歌」をつけました。
メジロのスライドショー
以下、旧記事です。
1983年、ワーグナー・アリア集「ペーター・ホフマン、リヒャルト・ワーグナーを歌う」を録音しました。この録音はクラシックのレコードとしては今日にいたるまで例外的によく売れているそうです。1990年に国内盤CDも出ましたが、今は廃盤でしょう。国内盤LPも発売されていました。ワーグナーのアリア集として聴きやすいので、ワーグナーのオペラをちょっと知りたい場合にも、ふさわしい一枚だと思います。

ホフマンということでは、録音がないもの、結局舞台では歌わずに済んでしまったものなどがちょっとでも聴けるのはうれしいです。ジークフリート、タンホイザーから一曲ずつ入っていますし、リエンツィの祈りも美しいです。

RSO Stuttgart シュトゥットガルト放送交響楽団
IVAN FISCHER イヴァン・フィッシャー指揮
CBS SONY

☆ニュルンベルクのマイスタージンガーから
Fanget an! はじめよ!
Preislied des Walther von Stolzing 優勝の歌
☆ワルキューレから
Ein Schwaert verhiess mir der Vater 父は剣を約束した
Winterstuerme wichen dem Wonnemond 冬の嵐は過ぎ去り
☆ジークフリートから
Nothung! Nothung! Neidiches Schwert! ノートゥング、ノートゥング・・
☆リエンツィ
Rienzis Gebet リエンツィの祈り
☆タンホイザーから
Romerzaehlung ローマ語り
☆ローエングリンから
Gralserzaehlung はるかな国に



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コメント 6

ペーターのファンです。

年末年始の入院は大変だったと思います。寒い時期は回復に時間がかかるようですから、無理せず大事になさってください。
このアリア集は大事な愛聴盤です。疲れたときに、いわゆる癒し系の音楽よりもこちらが聴きたくなる私は変わり者だと思いますが。1983年、良い時期の録音があって幸せです。
by ペーターのファンです。 (2010-02-28 12:17) 

ななこ

2月のベランダにまだバラが咲いている!ってびっくりしてしまいましたが、最後はグラスの中に活けられててよかったです。

メジロが蜜を吸おうと首を長く伸ばすとずいぶんスリムに見えるんですね^^
とてもかわいらしい。

感動的なジークフリートを観てきたばかりですが、ホフマンの鍛冶の歌を聴くとあのポップな舞台だったからこそのフランツジークフリートであって、もしもホフマンが歌うならあの演出はブーです;;
ジークムントとジークフリートを同じプロダクションで歌った歌手っているのでしょうか?
ホフマンだったらそれが可能でしたね・・・
バイロイトのように毎年上演されるなら今年はジークムント、翌年はジークフリートと演じ分けられますね。
ひょっとしたら同じ年にチクルスによって歌い分けるとか。
同シーズンに3役歌ったこともあるホフマンですから1チクルスだけ2役だって夢ではなかったかも知れませんよね。
そんなことを考えてると病気さえなかったらとまた悲しくなってきます。
by ななこ (2010-02-28 17:55) 

euridice

ペーターのファンです。さん
ありがとうございます。

>このアリア集
同感です。

>いわゆる癒し系の音楽
そのように宣伝して売られたCDって、
私も癒されないです・・

by euridice (2010-03-01 11:10) 

euridice

ななこさん
帰ってみたら、鉢に一輪・・という感じで咲いていてびっくりしました。
寒いせいか、色がかえって鮮やかで、なかなか褪せないんですね・・
グラスにいけたのは、きれいな色の残ったドライフラワーになりました。

>ジークムントとジークフリートを同じプロダクションで歌った歌手
どうなんでしょうか。父子なんだから、同じ歌手だと悲劇性が増すと思うのですが、ホフマンのような歌手じゃなければ、逆効果になりかねませんね・・

ほんとに病気がうらめしいです。病気さえなければ、きっと実現していたと思います。ラングの映画のような正統的、伝統的、正真正銘の英雄ジークフリートの物語として・・

実際、1986年にホフマンのジークムント「ワルキューレ」で始まったメトの映像化もされた「ニーベルングの指環」の1988年「ジークフリート」続いて「神々の黄昏」のジークフリートはホフマンで進んでいたのですから。酷い喉頭炎でかなりの直前キャンセルで騒がれたとのこと。
by euridice (2010-03-01 19:35) 

ななこ

こんばんは
>1986年にホフマンのジークムント「ワルキューレ」で始まったメトの
そんな企画が進んでいたのですね!

ジークムントとジークリンデは双子ですからその子供のジークフリートが父親にそっくりということはとても現実的ですね。

>ラングの映画のような正統的、伝統的、正真正銘の英雄ジークフリートの物語として・・
そんな舞台を頭の中で描いてしまいます。

この世界でホフマンは本当に不滅ですね!

by ななこ (2010-03-04 17:43) 

euridice

ななこさん
本当にそうですね。
以前ほど頻繁には、聴きませんが、聴けば必ずほれぼれ・・
しあわせな気持ちになります。

by euridice (2010-03-05 19:24) 

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