ベルク作曲、オペラ「ルル」 [オペラ]
来る2月、新国立劇場で上演予定のオペラ、ベルク作曲「ルル」。
1月19日、『高い水準を維持した公演を聴衆の皆様に観劇いただくため、本公演を3幕版から2幕版に変更して公演することとし、』というお知らせがHPに掲載され、話題になっています。
このオペラを初めて見たのは、NHKが放送したグラインドボーン音楽祭1996年の公演でした。予備知識なしでしたが、前半は劇の意図がわからなくて、何なの?という感じでした。でも、ルルが売春婦になってからは目がはなせなくなってしまい、それなりに感動したというか、引き込まれました。つまり、この部分は3幕というわけでしょう。
次に、シェロー演出ということでも興味があったので、ピエール・ブーレーズ指揮 パトリス・シェロー演出 パリ・オペラ座1979年のDVDを見ました。画質が悪いのと、映像のつくり方が単調な印象なのが残念ですが、登場人物の存在感、説得力は、相当なものでした。音楽的にも聴きやすいような気がしました。ルルという女性、私には捉えにくいのですが、このルルはこういう女性もありうると納得させてくれました。ストラータスの演技力が大きいのではないかと思います。それに、ほんとに可愛いです。他の登場人物も非常に説得力を持ってます。
さて、2幕版は?と思ったら、まだちゃんと見てなかった録画がそうでした。フランツ・ウェルザー・メスト指揮 スヴェン・エリック・ベヒトルフ演出 チューリッヒ歌劇場2002年です。グラインドボーンのも映像が効果的に使われていましたが、これも怪しい雰囲気の映像と、舞台上に登場する少女が印象的でした。その他はちょっと迫ってこないというか、うそっぽいというか、ルルという女性に現実感が持ちにくかったです。フィナーレは何かしら引き込まれました。
説得力のある舞台を実現するのは相当難しいような気がしますが、実演だと、もっと簡単に感情移入できるのかどうか・・・
1)指揮:アンドルー・デーヴィス 演出 :グレハム・ヴィック グラインドボーン音楽祭1996 TV DVD 3幕版。はじめてのルル。妙な感じ。前半は劇の意図がわからなくて、何なの?という感じですけど、ルルが売春婦になってからは目がはなせなくなってしまいます。それなりに感動したというか、ひきつけられてしまった。オペラというより演劇の一種というべきでしょうか。「ヴォツエック」の方がわかりやすいと思います。(1997.11.11記)
三幕があることで、わかりやすくなるというか、通俗的かもしれないけど、胸がいっぱいになるというか、泣けます。「男を虜にする悪女」という惹句にとらわれていると、少なくとも私はこのオペラ納得しにくいものがあります。三幕のゲシュヴィッツ伯爵令嬢の台詞「女性の権利のために働きたい」を主題ととらえるほうがしっくりきます。久しぶりに全曲視聴して、その感を再び強くしました。慣れたせいか、音楽的にも美しいと思えました。(2005.1.23記)
シェーファー@ルル、魅力的です。ゲシュヴィッツ伯爵令嬢もいいです。この映像は繰り返しに耐えるというか、見返すほどにおもしろいというところでしょうか。ひたすら暗いというのは誤解だと思います。喜劇的要素も相当に。思わず笑ってしまうところ多々あります。お客さんもどっと吹き出している箇所があります。
でも、三幕は本当に心が重くなります。切り裂きジャックは、何度見てもぞっとして、背筋が凍るような感じがします。このジャック、本当に恐ろしいです。(2005.2.13記)
新国立劇場の公演に行きました。(2005.2.17記)
2)ピエール・ブーレーズ指揮 パトリス・シェロー演出 パリ・オペラ座1979 DVD
ルル:テレサ・ストラータス、伯爵令嬢:イヴォンヌ・ミントン、アルヴァ:ケネス・リーゲル、博士&切り裂きジャック:フランツ・マツーラ、シゴルヒ:トニ・ブラッケンハイム、その他:ハンナ・シュヴァルツ、ヘルムート・パンプフ 3幕版
登場人物の存在感、説得力、相当なものですが、映像のつくり方が単調なのが残念です。
3)フランツ・ウェルザー・メスト指揮 スヴェン・エリック・ベヒトルフ演出 チューリッヒ歌劇場2002 TV
ルル:ローラ・エイキン、伯爵令嬢:コルネリア・カリッシュ、アルヴァ:ペーター・シュトラーカ、シェーン博士:アルフリート・ムフ、シゴルヒ:グイード・ゲッツェン 2幕版
2005年2月新国立劇場で上演される予定ですが、1月19日、 オペラ「ルル」上演版変更のお知らせがあり、『高い水準を維持した公演を聴衆の皆様に観劇いただくため』 予定の3幕版から2幕版に変更ということで、話題になっています。
このテレビ録画、実は1幕しかちゃんと見ていなかったので、改めて見ました。舞台に登場する黙役の少女と、多用される不思議で奇怪な映像、そこに何か意味がありそうです。
それにしても、このオペラ、難解というか・・・ 先に見たのに比べて、映像部分はその不可解さのゆえか、惹き付けられましたが、舞台のほうは、あんまりピンと来ませんでした。シゴルヒ役が一番おもしろかったかしら・・・
一番違和感なく見入ってしまった映像部分と、黙役の少女から、このルルは、今流行の adult children という位置づけなのかもとか、幼児(児童)虐待や、小児性愛などとも関連づけているのかしら・・・などと、ふと思ったり・・・・
DVD(TDK 外国版)も出ているようです。 (2005.1.21記)
1月19日、『高い水準を維持した公演を聴衆の皆様に観劇いただくため、本公演を3幕版から2幕版に変更して公演することとし、』というお知らせがHPに掲載され、話題になっています。
このオペラを初めて見たのは、NHKが放送したグラインドボーン音楽祭1996年の公演でした。予備知識なしでしたが、前半は劇の意図がわからなくて、何なの?という感じでした。でも、ルルが売春婦になってからは目がはなせなくなってしまい、それなりに感動したというか、引き込まれました。つまり、この部分は3幕というわけでしょう。
次に、シェロー演出ということでも興味があったので、ピエール・ブーレーズ指揮 パトリス・シェロー演出 パリ・オペラ座1979年のDVDを見ました。画質が悪いのと、映像のつくり方が単調な印象なのが残念ですが、登場人物の存在感、説得力は、相当なものでした。音楽的にも聴きやすいような気がしました。ルルという女性、私には捉えにくいのですが、このルルはこういう女性もありうると納得させてくれました。ストラータスの演技力が大きいのではないかと思います。それに、ほんとに可愛いです。他の登場人物も非常に説得力を持ってます。
さて、2幕版は?と思ったら、まだちゃんと見てなかった録画がそうでした。フランツ・ウェルザー・メスト指揮 スヴェン・エリック・ベヒトルフ演出 チューリッヒ歌劇場2002年です。グラインドボーンのも映像が効果的に使われていましたが、これも怪しい雰囲気の映像と、舞台上に登場する少女が印象的でした。その他はちょっと迫ってこないというか、うそっぽいというか、ルルという女性に現実感が持ちにくかったです。フィナーレは何かしら引き込まれました。
説得力のある舞台を実現するのは相当難しいような気がしますが、実演だと、もっと簡単に感情移入できるのかどうか・・・
1)指揮:アンドルー・デーヴィス 演出 :グレハム・ヴィック グラインドボーン音楽祭1996 TV DVD 3幕版。はじめてのルル。妙な感じ。前半は劇の意図がわからなくて、何なの?という感じですけど、ルルが売春婦になってからは目がはなせなくなってしまいます。それなりに感動したというか、ひきつけられてしまった。オペラというより演劇の一種というべきでしょうか。「ヴォツエック」の方がわかりやすいと思います。(1997.11.11記)
三幕があることで、わかりやすくなるというか、通俗的かもしれないけど、胸がいっぱいになるというか、泣けます。「男を虜にする悪女」という惹句にとらわれていると、少なくとも私はこのオペラ納得しにくいものがあります。三幕のゲシュヴィッツ伯爵令嬢の台詞「女性の権利のために働きたい」を主題ととらえるほうがしっくりきます。久しぶりに全曲視聴して、その感を再び強くしました。慣れたせいか、音楽的にも美しいと思えました。(2005.1.23記)
シェーファー@ルル、魅力的です。ゲシュヴィッツ伯爵令嬢もいいです。この映像は繰り返しに耐えるというか、見返すほどにおもしろいというところでしょうか。ひたすら暗いというのは誤解だと思います。喜劇的要素も相当に。思わず笑ってしまうところ多々あります。お客さんもどっと吹き出している箇所があります。
でも、三幕は本当に心が重くなります。切り裂きジャックは、何度見てもぞっとして、背筋が凍るような感じがします。このジャック、本当に恐ろしいです。(2005.2.13記)
新国立劇場の公演に行きました。(2005.2.17記)
2)ピエール・ブーレーズ指揮 パトリス・シェロー演出 パリ・オペラ座1979 DVD
ルル:テレサ・ストラータス、伯爵令嬢:イヴォンヌ・ミントン、アルヴァ:ケネス・リーゲル、博士&切り裂きジャック:フランツ・マツーラ、シゴルヒ:トニ・ブラッケンハイム、その他:ハンナ・シュヴァルツ、ヘルムート・パンプフ 3幕版
登場人物の存在感、説得力、相当なものですが、映像のつくり方が単調なのが残念です。
3)フランツ・ウェルザー・メスト指揮 スヴェン・エリック・ベヒトルフ演出 チューリッヒ歌劇場2002 TV
ルル:ローラ・エイキン、伯爵令嬢:コルネリア・カリッシュ、アルヴァ:ペーター・シュトラーカ、シェーン博士:アルフリート・ムフ、シゴルヒ:グイード・ゲッツェン 2幕版
2005年2月新国立劇場で上演される予定ですが、1月19日、 オペラ「ルル」上演版変更のお知らせがあり、『高い水準を維持した公演を聴衆の皆様に観劇いただくため』 予定の3幕版から2幕版に変更ということで、話題になっています。
このテレビ録画、実は1幕しかちゃんと見ていなかったので、改めて見ました。舞台に登場する黙役の少女と、多用される不思議で奇怪な映像、そこに何か意味がありそうです。
それにしても、このオペラ、難解というか・・・ 先に見たのに比べて、映像部分はその不可解さのゆえか、惹き付けられましたが、舞台のほうは、あんまりピンと来ませんでした。シゴルヒ役が一番おもしろかったかしら・・・
一番違和感なく見入ってしまった映像部分と、黙役の少女から、このルルは、今流行の adult children という位置づけなのかもとか、幼児(児童)虐待や、小児性愛などとも関連づけているのかしら・・・などと、ふと思ったり・・・・
DVD(TDK 外国版)も出ているようです。 (2005.1.21記)
《アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)のインタビューを載せた折、こんなやりとりで締め括ってみた。「私、ドイツ語の発音がまるで不得意なんだけど、自分のキャラクターに最も合っていて、一度は歌ってみたい役がルルなの」「大丈夫、歌詞の口跡(ディクション)にやかましくない聴衆の国が現在、ルル歌いを一人探しているから」》
なんと数ヶ月前にこんなことを書いた記者さんがいるんですよ!
「ニ度あることは三度ある」といいますが、ルル役の佐藤しのぶはアラベラを降板した前歴があるそうです。
ところが、佐藤しのぶの降板ではなく、3幕版から2幕版の変更になるとは、この記者さんも夢にもおもっていなかったでしょうね。
by keyaki (2005-01-21 22:32)
keyakiさん、お久しぶりですね^^
引用のインタビュー、酷すぎますね(^_^;)ネトプレコ女史の発言も強烈ですけど・・
(ホントなのかしら?^^;)
ルルはある意味、普通のドイツオペラ以上に至難なドイツ語の言い回し(歌い回し)を要求されると思います。殆ど『演劇』ですしねぇ・・
(って、私も数回しか映像を見てないんですけど^^;そう感じました)
そんな軽い気持ちでルルに挑戦するなんて、ユルセナイ気分だわーー;しのぶさんも、ネトプレコ女史も(怒)
by ヴァラリン (2005-01-21 23:27)
すみません、間違えました(^_^;)
×ネトプレコ → ○ネトレプコ だったんですね^^;;;
by ヴァラリン (2005-01-21 23:31)
字幕頼りの発言ですけど、あの相当理屈っぽい台詞を語るにしろ歌うにしろ、自分のものとして自然に、説得力をもって、観客を納得させるように、やるのは、容易なことではないと思います。歌うったっていわゆる「お歌」とは次元が違うって感じですし・・・ それに、役者並みの演技力、不可欠だと思います。歌手さまですなんてわけには絶対いかないですよ〜〜〜
by euridice (2005-01-21 23:59)
ヴァラリンさん、今年もよろしくお願いします。
今回のゴタゴタで、俄然ルルに興味がわいてきました。2幕版と3幕版の違いとか全然知りませんでしたので。
それにしてもルル役のキャスト変更ではなく2幕版にしてしまうというのは、これって英断!といえるのか、だんだん腹がたってきました。
3幕出演予定で、首になった方の日記発見!
http://www.club-shu.com/clubshu.html
それにしても、「佐藤しのぶ ルル」で検索すると、今回の発表前から、佐藤しのぶがルル???できるの???というコメントが数件ひっかかります。
2003年にハンブルグでコビチュニーのルルが上演されたそうで、その感想の中でふれられているのがなかなか面白い。
ちょっと長いので「佐藤しのぶ」のところだけ抜粋します。
《ここで突然佐藤しのぶの名前を出したのは、2005年2月の新国立劇場で彼女がルルを歌うと告知されていたからです(モーツァルトの同時代人の作曲家によるオペラ「ルル」違いではないですよね?)。指揮者の名前は、私はまだ聞いたことが無いARTE NOVA盤の2幕版を振っている人で、確か新国立は3幕版と予告されていたようなので大丈夫かなあとか思いましたけど、パウントニーの演出なんで見てみたい。ただ、このオペラ、ここまで長々出の話を書いていましたが、主役のルルが歌も演技もルックスもこけると、その時点でどんな演出であっても終わりです。彼女がパウントニーの演出に応えられる演技が出来るのか、3幕最後まで声がまともに出るのか、さらにそこまで音とリズムをきちんと取れるか(ヴィブラートをつけてごまかすなんて許されません)、懸念は山ほどありますので、D席狙いで最初は行こうかと思っています。》
コビチュニー演出のルルの内容を知りたい方は全文をどうぞ。
http://www.mars.dti.ne.jp/~qyk02320/FARAWAY/200311/Lulu_in_Hamburg/LULU_in_Hamburg_2003_11.htm
ネトレプコちゃんのは、歌ってみたいわ〜という夢を語っているのであって、歌手なら、自分は歌えないけどこの役やってみたい!というのがあるようですね。
たとえば、カレーラスのドン・ジョヴァンニとか、私のライモンディでいえば、マクベスかなぁ。
by keyaki
by keyaki (2005-01-22 10:10)
>3幕出演予定で、首になった方の日記発見!
それにしても、凄い検索力!!
15歳の少女で出演予定だったのですね。写真でみる限り、とっても可愛い方ですね^^しかも、松山出身とは! 残念だわ〜〜〜
日記を読んで、じ==んとしてしまいました。期待に胸を膨らませて、頑張っていたのが・・・あっという間に自分の責任ゼロで、しぼんでしまった・・・ 黙役でも出演できるよう祈りたいです。木下周子さん、応援したい気持ちになりました^^
by euridice (2005-01-22 10:28)
新国立劇場の版の変更のお知らせですが、
出演者に関連した憶測を招くあいまいな文章だと思います。
極力憶測を排して解釈してみます。それでも推測は入れざるを得ないですねえ・・・
解釈1:『』内は憶測です。
アルヴァ役が降板。代わりの歌手が『2幕版であれば受けるという条件だったため』2幕版になった
解釈2:解釈1という事情に加えて『出演者全員にとって負担が大きすぎることが判明したため』2幕版にする。
解釈3:『出演者全員にとって負担が大きすぎることが判明したため』やむをえず2幕版に変更。アルヴァ役が『それが不満で』降板。
解釈4:『隠された裏事情がある。』
by euridice (2005-01-22 16:01)
keyakiさんの検索力、凄い!!
>>3幕出演予定で、首になった方の日記発見!
読みましたーー;何と言っていいのか・・
コンヴィチュニー@ハンブルクの演出の話は聞いたことがありましたが、二幕版だったんですね。す、凄そう(@。@;
(見れるものなら、見てみたい気も・・^^;映像出ないのかなぁ?)
edcさん(略しちゃった^^;)
>出演者に関連した憶測を招くあいまいな文章だと思います。
仰るとおりですね。
こうなってしまった以上、二幕版で無事に公演が成功することを祈るのみです・・
(お二人のご感想、お待ちしてますよ~~)
by ヴァラリン (2005-01-24 23:22)
劇場の発表は「超難しいから、2幕版に変更」ってこと。「芸術的水準を保つため」つまり、3幕版だと保てないとというのがその根拠。だれが(どの部分)が問題かは発表していない。
版の違いは長さ的には、約3時間:約2時間。3幕版だとルル転落の経緯がよくわかるが、2幕版だとわかりにくいかも。
歌手がだめ・・というのは推測あるいは憶測。某団体が云々はうわさ。(インサイダー情報か・・し・・ら)
(某団体については、そりゃ、そうでしょうね、いくら追及?追究してもうわさの域は出ないでしょう。真実は闇の中〜〜表に出たときは・・・ とにかく、あらゆる方面にウワサありですネ・・・~~~~{{{{(+_+)}}}})
ルル、なんだかドキドキしちゃいます^^;
by euridice (2005-01-25 09:38)
しのぶさんの大ファンとして一言申し上げておきます。今回ルルが3幕版から2幕版に変わったことで、しのぶさんへの風当たりがすごく強いですが、しのぶ
さんのせいでこういう結果に至った、というように取られるのはとても悔しいです。しのぶさんは誰が何と言おうとオペラ歌手の中の鏡です。
新国立劇場側もはっきりと変更になった理由を明記すべきですが、憶測で皆さん書き込みをしないで下さい。
by ヴィオレッタ (2005-01-28 18:23)
ヴィオレッタさん、いらっしゃいませ。
お気持ち、お察しします。何度も書いていますように、
「超難しいから、2幕版に変更」以外はすべて推測と憶測です。
しかし、書くなというのはちょっと言い過ぎかと思います。
タイトルロールですから、注目されるのは当然だと思います。
推測、憶測が当たっていないことを、舞台で証明してくださることを切望しています。
by euridice (2005-01-29 00:27)
「ルル」の初日を終えましたが、しのぶさんは絶好調でした。また新国立劇場は早々ともう初日の公演を写真にしています。もう「ゴージャス」なんてものでは
ありません。ファンとして「ブラーヴァ!!」を連発してまいりました。誰が広めたのかわかりませんが、しのぶさんの声がヴィヴラートかかりすぎという噂が広まっています。本当に誰が流したんでしょうね。
ところで、劇場が発表した「ルル」の公演写真を掲載しているサイトのアドレスを貼り付けておきますね。
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/opera/2004%7E2005/lulu/lulu.html
by ヴィオレッタ (2005-02-08 23:28)
ダイエットもされたようで美しいルルでしたね?演技力もやっぱり素晴らしい。
ただ佐藤さんは「ルル」のオリジナルの楽譜を歌われていませんでしたね?台詞も大幅にカットされていました。
ご存知のとおり「ルル」はコロラトゥーラソプラノの難役。コロラトゥーラ抜き、高音抜きでルルを歌えたと言えるのでしょうか?
他のキャストの水準が極めて高かったのでそれに救われましたが、佐藤さんは本来この役を歌うべき人ではなかったのでしょう。
思いのほか声の衰えが早かった彼女ですが、佐藤さんならまだまだ他の役で本領を発揮できると思うのでそれに期待しましょう。
by ハルレキン (2005-04-09 14:46)