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ベティ・サイズモア (2000) US <Nurse Betty> [film reviews]

デート・ウィズ・ドリュー』を観て、昼メロキャラにハマって夢想し、無謀にも会いに行くウェイトレスの映画があったなぁと、思い出したのが今作(微妙に繋がってるような、ないような(苦笑))。しかも【coinsidence 】(偶然の一致)だと感じたのは、一昨日観た『知りすぎていた男』にオマージュを捧げた、「ケ・セラ・セラ」BGMがあったり、レニー・ゼルウィガー演じるベティを「ドリス・デイ(ヒロイン)のようなルックス」と例えたりするうシーンが今作に挿入されていたこと!そう、今作もサスペンス/(ナンセンス)コメディな作品に仕上がっています。

ウェイトレスのベティは不幸な結婚の為に、看護婦になる夢さえ諦めかけている。誕生日に、夢中になっている昼メロ「愛のすべて」を観ていると、なんと隣室の夫が殺されている!思考回路の麻痺してしまったベティは、昼メロの主人公、ディヴィッドのことを元フィアンセと思い込むようになり、殺し屋に追われてることも知らず、ディヴィッドとの再会の為に旅立つが---

思い込みから開ける新たな人生、という展開は、気持ちの良い終わり方をして清々しかった。しかし、いかんせん内容はナンセンスすぎて笑えないと辛い。笑える人もいれば、笑えない人もけっこういると思う。正確には、ネタの多さの割りにクスッと反応する箇所が少なすぎた。カンヌ映画祭の脚本賞をとった力量は、およそ収集つかないと思われたストーリーを満点着地させた所かな。『あるいは裏切りという名の犬』のように、昇華するラストというのは満腹度高し。よってこの作品も、けっこう悪くもないかもしれない。

 

ベティ・サイズモア

 

ベティ・サイズモア

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/30
  • メディア: DVD

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