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第78回、アカデミー賞を占ってみる! [feature films]

いよいよ日本時間の6日、朝8時からオスカー授賞式がはじまりますね~。えー、もう明日なんやってくらいに忘れてました・・・・・・。盛り上がりに欠けてませんか?去年は、授賞式前に作品賞や監督賞、主演助演男女賞にノミネートされていた作品はみな観れる環境だったし、予想も楽しかったんですが、今年は残念なことに観ていないのもけっこうありますね。もうちょっと帰国を延ばせば、「Capote」も「Good night, and Good luck」も観れたのにな~と思うと実に惜しいことをしたような気がします o(>_<)o

 

 

(以下Premiereより所々抜粋)

 BEST PICTURE
("Best motion picture of the year")

 まずは作品賞― 「Munich」かなぁとも思うんですが、実録風に撮られたこの作品よりも、切なく心に残る、情感たっぷりな「Brokeback Mountain」に獲って欲しいですね。臨場感のある銃撃戦なんかは「プライベート・ライアン」を彷彿させるけれど、「プライベート・ライアン」がノミネートされた第71回も、結局は悲恋系の「恋に落ちたシェークスピア」が作品賞を受賞したし、会員はこういうタイプのほうが好きなんじゃないかな。「Crash」はよくまとまっていたけれど、エピソードの1つ1つが薄い印象がどうしても否めない。同性愛をテーマにした作品の受賞は、まだ過去にないけれど、是非とも殻を破って欲しいですね。

 

BEST DIRECTOR
("Achievement in directing")

監督賞ですが、アジア人として受賞すれば初となるアン・リー監督に是非!と、同じアジア人としては強く推薦したいです。スピルバーグは、90年代に2度も受賞しているしもういいやんと。「Capote」のポールは66年生まれ、監督としては2作しか撮ってないから、実績もなくはやすぎる。ジョージは、、、ジョージはどうなんでしょう(笑)「Confessions of a Dangerous Mind」もけっこう好きな作品だったし、監督として才能があるのかな。と思ったら、「オーシャンズ13」も又作るんや~。ジョージはちょっとわかりません。大穴としてあるかも。

 

BEST ACTOR
("Performance by an actor in a leading role")

主演男優賞は、「Capote」のフィリップ・シーモア・ホフマンか「Good Night, and Good Luck」のディヴィットかなって思ってます。ホアキンは、実際のジョニー・キャッシュにあったパンチがない唄い方だと、キャッシュファンがいっていたし、ヒースはまだ若いし、「Crash」にも出演していたテレンスは、ノミネートされた作品がこの賞以外はノミネートされてない(というのは誤りでした。主題歌賞、獲りましたねー♪)。「Capote」のホフマンは、予告をみたんですが、まるっきし別人でした。声も上ずってたし、仕草なんかも丁寧に作り上げられていたから、きっと実在のカポーテ(よく知らないけれど)になりきってたんじゃないかな。昨年は「Ray」のジェイミー・フォックスも「アビエーター」のケイト・ブランシェットも、「実在の人物になりきり」演技が評価され→受賞という流れだったから又、この流れかもしれません。ただ、もうそういうのはお腹いっぱい・・・となるとデイヴィットに票が流れるかも?このディヴィット・ストラーザイン?という人、よく知らんなぁと思っていたら、「L.Aコンフィデンシャル」のピアーズ役だった人ですね!後、ホフマンは、もし受賞したら、昔の映画仲間との約束があって、スピーチは「犬の吠え声」風にやらなきゃいけないハメになるとか(笑)こちらとしては是非ともやって欲しいけれど、本人はビクビクしてるんだって。

 

BEST ACTRESS
("Performance by an actress in a leading role")

主演女優賞はリーズが堅いのかなぁ・・・とも思いますが、前にアカデミー賞確実!とかなり騒がれた、若いケイト・ハドソン(「あの頃、ペニー・レインと」)が、ベテラン、マーシャ・ゲイ・ハーディンに敗れた第73回とかあったし、フェリシティー・ホフマンが(ベテランじゃないけど)こそっとさらっていくような気もしなくもないです。役柄も、女になりきってる男の役を女優の彼女がやってるという、面白い感じ。予告を観ましたが、女装した男性にしかみえなかったなぁ。ただ、ちょっとリーズの対抗馬としては弱いですよね(映画界への実績)。彼女、「Desperate Housewives」(イギリスでも流行ってました)とかTV女優のイメージが強いですよね。でも、第70回のヘレン・ハントの例もあるし(TV女優だったヘレンが「恋愛小説家」にて主演女優賞獲得)、もしかしたらもしかするかも。ジュディやシャーリズ・セロンはこの前獲ったばかりやし、キーラはノミネートされたことに少し驚いたくらいだし、ちょっと無理かな。

 

BEST SUPPORTING ACTOR
("Performance by an actor in a supporting role")

この部門がいちばん厄介だと思うんですが、、、>助演男優賞---個人的にはジェイクにあげたいな・・・と思うけど、ポール・ジアマッティにもあげて欲しいです(どっちやねん)。去年、「サイドウェイ」の名演があったのに、彼だけノミネートされなかった同情票もけっこういくような気がするし。「アメリカン・スプレンダー」以来、知名度もかなりあがった彼ですが、私の映画友達は、彼がケビン・スペイシーの「交渉人」の人質役になった頃からファンだったんですよ。なんとも物好きなと思ってたけれど(苦笑)、いい役者さんですよね。マット・ディロンも良かったけれど、なんとなくトム・クルーズと同じ部類にされて、獲れない気がするんです。ウィリアム・ハートはそんなによかったか?って感じですが、ここにきて又ジョージが・・・いますね(笑)いやぁ、獲るのかなぁ、獲ったら嬉しいけど、彼に関しては予測不可能です。最終結論としては、ジアマッティに一票!

 

BEST SUPPORTING ACTRESS
("Performance by an actress in a supporting role")

助演女優賞はキャスリン・キーナーにいくかなぁと。「マルコビッチの穴」の時はアンジェリーナ・ジョリーの「17歳のカルテ」が凄すぎて惜しくも受賞は逃したけれど、今年はもしかしたら・・・?って。対抗馬としては、「The Constant Gardener」のレイチェル・ワイズかなぁ。実際、彼女はすごく存在感もあって、思慮深く行動力もあるキャラクターの苦悩も奥深く表現していて、とても良かったんですよ(汗にまみれていても美しかったなぁ)。彼女が獲っても私的には嬉しいけれど、キャスリンがホフマンとの相乗効果もあって同時受賞しそうな気がします。ミッシェル・ウィリアムスも悪くなかったけれど、あの作品の中じゃインパクトが弱かったかな。

 

ADAPTED SCREENPLAY

脚色賞は、元々短編小説の「Brokeback Mountain」を素敵な2時間の映画作品にしてくれた、Larry McMurtryとDiana Ossanaへ。

 

ORIGINAL SCREENPLAY

オリジナル脚本賞は、「Match Point」が良かったけれど(ウッディー、今年はくるの?)、非常に複雑な「シリアナ」かなとも思ったり、この部門こそ「Crash」かなと感じたり。個人的には「Match Point」ですが、受賞は「Crash」ですね、きっと。もしくは、「Good Night, and Good Luck」は、ここくらいしか獲れる部門がなくて、ジョージの人気も功を奏して受賞という運びにも・・・?ただ、「Crash」の脚本家(って監督のことですが)は、去年「ミリオンダラー・ベイビー」で惜しくも受賞し損なってるし、今年こそは・・・!ですね。

 

BEST ANIMATED FEATURE FILM OF THE YEAR

これは、初の長編「ウォレスとグルミット」へ個人的にお願いしたいです(笑)グルミットって、ほんっとに可愛いですよね~♪ストーリーも意外性があって面白かったけれど、「Corpse Bride」の完成度のほうが高そうですね。ファンタジー要素がいっぱいあって、又泣けるし。ただ、技術的なことをいうと、粘土の人形を少しずつ動かしてコマ撮りする方法の「ウォレス~」の初長編って所を、考慮に入れて欲しいです。こんなに大変なことってないですよ!といっても、バートンにオスカーを・・・みたいな流れになる気がするんですよね。でも、前哨戦もけっこういい線いってる「ウォレス~」に軍配が上がりますね、きっと!(って「ハウル~」は無視してしまってごめんなさい)

 

BEST FOREIGN LANGUAGE FILM OF THE YEAR

  • Don't Tell, Italy
  • Joyeux Noel, France
  • Paradise Now, Palestine
  • Sophie Scholl - The Final Days, Germany
  • Tsotsi, South Africa

外国映画賞ですが、「Joyeux Noel」も実話に基いた心温まる作品だったけれど、パンチがあったのは「Sophie Scholl (白バラの祈り)」(今、日本でも公開中ですね)かな。去年は「ヒトラー~最期の12日間」は惜しくも「海を飛ぶ夢」に破れましたが、反ナチな作品、「Sophie Scholl 」なら受賞可能かも!?

 

BEST DOCUMENTARY FEATURE

最後に、ドキュメンタリー賞をもって終わりにしますが、やっぱり好きだった「Murderball」に頑張って欲しいです☆日本公開も決まったこの作品、車椅子バスケに焦点をあてた社会派作品。ただ、興行収入的にかなりのヒットとなった「皇帝ペンギン」を、実際に劇場へ行って観たアカデミー会員も多いと思うし、結果、受賞はこっちかな。ただ、批評家の評としてはそんなに芳しくないらしいから、じゃ、強烈なメッセージ性を持つ(といわれる)「Darwin's Nightmare」なのかなって気もしますが、これ、観てないしなぁ。「Murderball」に賭けます☆

 

それじゃ、アカデミー賞を皆さん楽しみましょう!

(それにしても、けっこうな時間を掛けてアカデミーの行方を分析してみたけれど、これくらいの情熱と思考の柔軟さを、もっと別の分野(例えばシゴトとかガッコとか)でも発揮して欲しいと、我ながら思ったりもするんです(苦笑)それとも、映画に関連することしか熱心に取り組めないなら、それをなんとかプロレベルに努力して押し上げ、生計を立てられる迄にしたいという気持ちにもなったり(^-^; いや、でもこの世界甘くはないですよね~。批評を書いて収入を得てる人達の文章は、レベルが天空にある気がする。いつか機会があったら、私の愛読している映画評HPなんかも、紹介してみたいです。)

 

 


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