『034_ある広告人の告白』 [>ビジネス・役立ち]
最近、ちょっと映画の話しばかりになってましたね。
仕事が忙しくなってくると、さすがに一日中、パソコンの画面を見て、深夜帰宅してから本の文字を読むってのが正直、辛くて、必然的に映画ばかり観ていたんだけど、なんとか連休取れたんで、本を数冊読むことに。
今回読んだのは『ある広告人の告白』ってゆう世界14カ国で翻訳され、広告人のための教科書、世界的名著といわれている本です。
私自身、営業マンからデザイナーと立場は変わったものの、ずっと広告業界に身を置いている人間なので、この本に書かれている内容には、凄く考えさせられることが多かったです。
とくに、人を惹きつけるイラストレート法という章の中で、バランスや動き、デザインといったものに広告の成功がかかっているという考えは、一概に正しいとは言えない。
美的なもので売り上げが上がったと言い切れるわけではない。
・・・というような事が書かれていたんですが、私も、同感です。
最近、カフェやレストランの店先でメニューや本日のオススメをお店の人が手書きで書いている黒板を目にする機会が増えました。
それぞれのお店によって文字に味があり、個性を感じます。
パソコンでキレイに作られたポスターとかよりもインパクトもあるし、目を惹きます。
スーパーなどでも、「オススメ商品!」とお店の人が自分で作ったPOPを置いているところもあって、こちらに関しても、やはり、店内に所狭しと並ぶパソコンで作られた、その他大勢のPOPよりも目を惹いていたりします。(※前提として、パソコンで作られたPOPが多くなければ、目立たないのかもしれませんが・・・)
社内でも、やはりこの部分に対する話しは、営業さんからも制作側からも出ているのが現状です。
誰でもパソコンで気軽に色んなものを作れるようになりました。
私は、映像編集の仕事をメインでしているのですが、映像だって、近所に、趣味で色々な映像を作っている方がいるのですが、正直、驚かされることが多々あります。
広告業界で働いているからこそ、プロとしての仕事とは、どういったものなのか?
今から、何をしていかなければいけないのか?といったようなことを改めて考えさせられる本でした。
広告業界で働く人だけでなく、様々な業界で働く人にとってもためになる本なのではないかと思いますので、興味のある方は、ぜひ一度、書店などでページをめくってもらいたいなと思います。
オススメです!
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