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ザウルス「広辞苑」の威力 [日記(2007)]

 ここで書いたように、zaurus(SL-C750)に広辞苑を仕込んである。先日、高村 薫の「新リア王」を読んでこの広辞苑が大活躍してくれた。『ポケットに広辞苑』の威力は絶大である。この「リア王」がとんでもない本で、主要な登場人物の一人が禅僧であり、人生ウン十年の読書暦のなかで一度も出会ったことのない漢語、仏教用語の連発。書く方も大変だったと思うが、読む方はもっと大変。こんな難解な小説がよくも店頭に並んだと思う。で、
「叢林では冬安居も後七日を残すばかりという時期でありました。」
などに出会うとすかさずスーツの内ポケットからzaurusを取り出すこととなる。結果は

分かったような分からないような、気分だけは満足する。さすが「広辞苑」、特殊な仏教用語を除けば?な文字は大抵ひけた(と、思う)。
私の読書は基本通勤電車の中、昼休みの喫茶店であり、ポケットの中の広辞苑は便利この上ない。「新リア王」の読者は横にあの分厚い広辞苑を置いて読んだのだろうか。何処でも何時でもひけるzaurusの広辞苑はいたって便利。後は「類語辞典」である。


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