ボーン・アルティメイタム [2007年 レビュー]
「ボーン・アルティメイタム」(2007年・アメリカ) 監督:ポール・グリーングラス
僕が映画会社からお金を貰っていたら、いくらでも褒められる映画です。
でも1円も貰ってないから褒めてばかりの記事は書きません。逆にネガティブなことを先に書いておくと、この映画は「ストーリーなんてあってないようなもん」です。
このシリーズの縦軸は1作目のタイトルに隠れているように、【bourne】=ジェイソン・ボーンが、【identity】=アイデンティティの、【born】=生まれた、ところへ還る旅ですから、なんならこれはロードムービーと言っても良いわけで、その過程に連続性も必然性もありません。だからホントに好き放題やってます。今さら説明するボーンのプロフィールも無いし、恋人も殺されちゃってるからロマンスもないし、観客はただひたすらゴール前のハードルを飛び越えていくボーンの姿を見るだけです。いいのかなあ、それで(笑)。
ただこのシリーズが面白いのは、「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハントより、あるいは「007」のジェームズ・ボンドより、ジェイソン・ボーンのほうが100倍優秀なところで、どんな難局も見事な速さですり抜けるところが気持ちいい。しかも「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンのように血だらけ汗だらけにならないから、極めてCOOLってワケ。
僕はこの映画を褒めるなら、編集マンを褒めますね。
前作「ボーン・スプレマシー」の編集も担当したクリストファー・ラウズって人ですが、グリーングラス監督が撮った「ユナイテッド93」も繋いでました。監督が信頼している編集マンなんでしょう。
この映画のアクションがスゴイのも、ボーンがCOOLに見えるのも、完全にクリストファー・ラウズのおかげだと思います。アクション映画とカンフー映画は編集をヘタこくとメチャクチャダサいことになりますからね。アクション映画の編集テクで「ベーシック」とか「応用」とかあるなら、ぜひ勉強したいくらいです。
何度も言いますが、ストーリーはあってないようなもんですから、これは劇場で観るべきだと思います。成長したマット・デイモンの勇姿と、COOLなアクションを堪能してください。彼女がアクション好きならデート映画としては鉄板です(笑)。
僕が映画会社からお金を貰っていたら、いくらでも褒められる映画です。
でも1円も貰ってないから褒めてばかりの記事は書きません。逆にネガティブなことを先に書いておくと、この映画は「ストーリーなんてあってないようなもん」です。
このシリーズの縦軸は1作目のタイトルに隠れているように、【bourne】=ジェイソン・ボーンが、【identity】=アイデンティティの、【born】=生まれた、ところへ還る旅ですから、なんならこれはロードムービーと言っても良いわけで、その過程に連続性も必然性もありません。だからホントに好き放題やってます。今さら説明するボーンのプロフィールも無いし、恋人も殺されちゃってるからロマンスもないし、観客はただひたすらゴール前のハードルを飛び越えていくボーンの姿を見るだけです。いいのかなあ、それで(笑)。
ただこのシリーズが面白いのは、「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハントより、あるいは「007」のジェームズ・ボンドより、ジェイソン・ボーンのほうが100倍優秀なところで、どんな難局も見事な速さですり抜けるところが気持ちいい。しかも「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンのように血だらけ汗だらけにならないから、極めてCOOLってワケ。
僕はこの映画を褒めるなら、編集マンを褒めますね。
前作「ボーン・スプレマシー」の編集も担当したクリストファー・ラウズって人ですが、グリーングラス監督が撮った「ユナイテッド93」も繋いでました。監督が信頼している編集マンなんでしょう。
この映画のアクションがスゴイのも、ボーンがCOOLに見えるのも、完全にクリストファー・ラウズのおかげだと思います。アクション映画とカンフー映画は編集をヘタこくとメチャクチャダサいことになりますからね。アクション映画の編集テクで「ベーシック」とか「応用」とかあるなら、ぜひ勉強したいくらいです。
何度も言いますが、ストーリーはあってないようなもんですから、これは劇場で観るべきだと思います。成長したマット・デイモンの勇姿と、COOLなアクションを堪能してください。彼女がアクション好きならデート映画としては鉄板です(笑)。
楽しみにしていたんですよー、これ。
おっしゃるように編集のテク、素晴らしいと思います。
実際にフィルムを継ぎ接ぎしていたらもっとすごいですけどw
あっも今でもそういう人、いますね。
by きりきりととと (2007-11-18 22:33)
ノンリニアのおかけで編集は楽になったと思いますけど、
それでも編集マンは大変だと思います。
彼らのセンスで作品って大きく変わりますからねえ。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-18 22:41)
手に汗握るクールなアクションがほんとにすべてだったような気がします。
彼の素性はおまけ!ってくらいでいくと、ほんとに満足な一本になると思います。編集って大事なんですね、勉強になります。
by hanashinobu (2007-11-19 22:28)
しばらくしたらもう一度観たくなりました。
あそこの編集、ダブルアクション入れてたかなあ?
なんて夜に寝ながら考えたりして(笑)。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-19 22:54)
こんにちは。
本当に気持ちの良い映画でした。
ロマンスは無いものの、あんな風にボーンに守られたら(ニッキー)、
女性としては惚れるしかないなと思いました(^^
編集者に注目されたのは流石。なるほどーと参考になりました。
by Naka (2007-11-21 12:41)
唯一、ニッキーとのシークエンスがロマンスを感じさせるシーンでもありましたね。
もう少し発展してもいいのに、とも思いましたが、そうなるとリアリティを
失っていたかも。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-21 16:03)
初めまして。あの編集+サントラがドンピシャ!
このシリーズは、ボンドカーと異なり、大衆車で
アクションしてくれるんで、ドライブ中にこのサントラを
聴くと、その気になります。テクニックは無いですが(笑)。
by YOU (2007-11-25 11:20)
そういえば僕は音楽まで意識が回っていませんでした。
どんな曲が流れていたっけなあ(笑)。
意識してDVD観てみます!
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-25 13:22)
ナイス&コメントありがとうございました。
本当にこの作品は劇場で見るべきものですね。
入れ替え制じゃない映画館だったら、もう一回観たい作品でした。
by サンダース (2007-11-30 20:27)
最近は全席指定、入れ替え制が多いですからね。
僕も昔だったら時間に余裕もあったし、ぐずぐずもう1回観た気がしますw
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-11-30 21:09)
何時もはレンタルDVDですが、こいつは買いました。確かにジェームズ・ボンドより強烈でクールですね。kenさんの言われる様に編集が素晴しく息もつかせぬアクション映画だと思います。
by ばぁつん (2008-03-18 00:57)
クリストファー・ラウズは見事、この作品でアカデミー編集賞を受賞しましたね。
いい仕事が認められて、僕もうれしいですw
nice!ありがとうございます。
by ken (2008-03-18 01:23)
やっと見ました。いやー面白かった。おっしゃるとおりこういうのは編集が命ですね。でもデートで行っちゃったらボーンの格好良さのせいで彼氏がふがいなく見えちゃうかもしれませんね。
by satoco (2008-09-29 01:03)
それまでパッとしなかったマット・デイモンが、一躍大スターの仲間入り!
…を果たした作品ですからね。仰ることはごもっともですw
nice!ありがとうございます。
by ken (2008-10-03 22:01)
実は私もやっと観ました。しかも3作一気見で。
だからこの3作目が「結」の部分だけでできていることになんら違和感なく楽しんでしまいました。
>ジェイソン・ボーンのほうが100倍優秀なところ
そうなんですよねえ、無敵なんですよねえ。ある意味ブルース・リーのようにちっとも危なげない男なので、かっこいいに決まってるんです。
でもジミーちゃんに見えてしまうんだな・・・。
TBさせてください。
by 蓮花 (2008-10-04 23:40)
うわあ。蓮花さん、「ジミーちゃん」は禁句ですっ!w
ところでボーンシリーズの3作イッキミってスゴイですね。
ちょっと飽きちゃわなかったですか?
nice!ありがとうございます。
by ken (2008-10-05 01:28)