ダイ・ハード4.0 [2007年 レビュー]
「ダイ・ハード4.0」(2007年・アメリカ) 監督:レン・ワイズマン 脚本:マーク・ボンバック
ロス行きの全日空6便は、スターアライアンスメンバー4社(タイ航空、エアカナダ、UA、そしてANA)の共同運航という超コストカットフライトで、ただの1席も空席がない中、しかも3人掛けの真ん中の席という環境で10時間過ごす羽目になった。
唯一救いだったのは、目の前にはめ込まれたモニターで好きな映画を好きなときに観ることが出来るハードディスク型(?)のソフトが充実していたことだ。いやラインナップは大したこと無かったが、映画はおよそ10本。それ以外に「人志松本のくだらない話」や「2007年全英オープン」、あるいは「ベストヒットUSA」といった番組ソフトが10本ほどあったのだ。その中から“チビモニターで観るには全く相応しくない”本作をまずは選んでみた。
12年ぶりに続編が製作された理由は「ハリウッドのネタ不足」で間違いないと思う。だからこれについては書くべきことがない。本作に限っては「12年ぶりでも通用したのかどうか」が一番の論点になるのだろう。
結論から言えば「通用した」。
シリーズを面白かった順に並べろと言われたら、僕は【1>2>4.0>3】と並べる。しかし「4.0」はスケールをデカくし過ぎてねー?とも思った。
サイバーテロの悪事がどこまで本当に出来るのかは知らないけれど、遠隔操作でPCを爆発させたり、マクレーンの娘の居所を探してエレベータを止めたりと、とにかくいろんなことが出来すぎ。
一番ビックリしたのは飛んできた戦闘機F35(飛んで来たのが1機だけってところが気に入らない。スクランブルならフツー有り得ないし)に、ワイヤレス通信の端末から攻撃命令を出したこと。フツー無理でしょ、それって(笑)
アナログのマクレーン対デジタルのサイバーテロって構図はいいけど、アナログがこの映画の持ち味なんだから、もうちょっとリアルにやって欲しかった。
マクレーンの娘を演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッドが可愛い。
「ボビー」を観たときもいいなと思ったけど、今回もいい味付けになったと思う。どうせならもう少しヒドイ目にあわせて、若い男の客を「きー!」ってやきもきさせても良かったけど。
しかし「4.1」なのか「5.0」なのか知りませんけど、第5作目はあるんでしょうか?
あっても、僕はもう観ないかも知れないな。
ただ娘のために国を敵に回す、ってくらいのことになったら観るかも(笑)。
ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組)
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: DVD
>「ハリウッドのネタ不足」
それって正しくそうで、なぜなら、彼らは日本へリメイク権の獲得に日参しているらしいし。
>3人掛けの真ん中の席
ご愁傷様ですw
by きりきりととと (2007-10-27 20:16)
なんなら「釣りバカ」もリメイクしてみてくれないかな?(笑)
シート。ウチのアシスタントの気配りのなさに撃沈。
nice!ありがとうございます。
ロスにスメハチ持ってきました。
by ken (2007-10-28 01:31)
こんにちは。
> しかし「4.0」はスケールをデカくし過ぎてねー?とも思った。
一つのビルから始まったのに、どんどん大きくなりますね。
今回は国の半分に影響を及ぼしたから、
次作があるとしたらやっぱり国全体かもしれない…ですね(^^ゞ
by non_0101 (2007-10-28 09:51)
いまんところ寅さんのリメイク兼獲得が進んでいるみたいですね。
by きりきりととと (2007-10-28 10:51)
>non_0101さん
24みたいになっても嫌だなあ(笑)。
nice!ありがとうございます。
>hyperbomberさん
誰が寅さんやるんだろ?
ロビン・ウィリアムスかな?
by ken (2007-10-28 15:39)
真ん中の席か・・・それはくつうだにゃ~。
私は何故かいつもビジネスに回される(こっち空いてるので~)
この映画はだいぶ期待してなかったので、ある意味自分の中ではきたかも
しわが気になるんだけど
by **feeling** (2007-10-30 21:57)
どうしてなにがあってビジネスに回されるんだ?!
映画は(映画だけじゃなく)やっぱり期待しないって大事だなあ。
nice!ありがとうございます。
ただ今、ロスは30日の朝、6:55です。
by ken (2007-10-30 22:55)