ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ [2007年 レビュー]
「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ」(2007年・日本) 監督:前田哲
仕事のために観る。
原因不明の感染症によって尾びれが壊死してしまったイルカの「フジ」に人口尾びれをつくってあげるという実話です。尾びれを失ったイルカなんてそうそういませんから、当然本人による再現ドラマになってます(笑)。
イルカは可愛いんだけど、きっと撮影のためにいろんなことをやらされたんだろうなあと思う。
だから、「カワイイ!でも哀しい…」、終始そんな調子。
撮影の裏側が見えるために逆に感心したシーンもありました。
尾びれをつける作業を簡単にするため、フジを浅瀬のプールに呼び込む訓練をするシーン。
ここは見ようによっては、飼育員役の池内博之がフジをコントロール出来るかどうか、というドキュメントに見えるんですね。多分池内君の後ろで本物の飼育員が指示を出してるんだろうけど、フジの「間」が実に良くてちょっと感動しました。
ただ芸をすることが嫌いだったフジが、人口尾びれをつけたからって急に芸をするなんて良く分からないオチだったなあ。
母親に捨てられたミチル(高畑光希)もドラマには全く必要なかった気がします。
それにしてもホリプロってこういうボーイッシュな子、好きだよねえ。井森美幸、大沢逸美、比企理恵の系統ですけど、個人的には何の魅力も感じませんでした。
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