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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT [2007年 レビュー]

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006年・アメリカ) 監督:ジャスティン・リン

 完全に惰性で観る。
 2作目「X2」は佳作だった1作目につられて観た。そうしたら案の定「初心を忘れた映画」に成り下がってて、「2度と観るかボケ!」と吐き捨てたんだけど、「3作目のロケ地は東京でーす」って言われたもんだから、つい観ちゃいました(笑)。
 これから観ようかって人は当たり前なんですけど、何も期待しちゃダメです。
 
 本作の“正しい観かた”は、日本人としての目線で
「んなことあるわけねーだろ!」というツッコミを入れながら観る。これがベストです。
 では僕のツッコミをここで披露して、感想に代えさせて頂きます。

 東京の高校に都合よく色気タップリのアメリカ人女子高生はいねーぞ!
 いても教壇の真ん前の席には座ってねーと思うぞ!
 いてもヤクザの甥っ子のオンナじゃねーと思うぞ!
 いても夜の歌舞伎町を一人でワケ知り顔で歩かねーと思うぞ!
 東京の高校に都合よく刑務所の調達屋みたいな黒人なんていねーぞ!
 東京の高校生は普段英語しゃべってねーぞ!
 アメリカから来た高校生にいきなりクルマ貸すヤツもいねーぞ!
 いてもクルマ壊されたら笑ってねーぞ!
 クライマックスの峠レースをケータイ画面で見るなんて意味わかんねーぞ!誰か中継してんのか?
 …もう突っ込むのも飽きちゃいました(笑)。

 観ていて不愉快だったのは、日本人を演じているのほとんどが他国アジア人だったこと。そして日本人にはまだ「カミカゼ的思想」があると思い込んで作られていること。クライマックスでの日本人DKなんてただのガイキチですから。
 あと大好きな真木よう子がこんな安い映画に商売女の設定でカメオ出演しているのも悲しかった。よう子ちゃん、仕事選ぼうよぉ。
 カメオ出演といえばエンディングに意外な人が出て来るんですけど、何か意味あるんでしょうかね?僕には理解できませんでした。まあプロデューサーがアタマ下げて出てもらったんだろうけどなあ。
 結論。ホームパーティのBGVとしてはアリかも。

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

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魚河岸おじさん

コノ作品、豊洲のジャスコにあるコーヒーショップで見ました
心の中でツッコミを入れながら
結局最期まで、そのお店で見てしまいました(笑)
記事にする自信が無いくらい、どうでもいい作品でした
記事にしてくれて、アリガトウございます
by 魚河岸おじさん (2007-10-08 08:48) 

ミック

ウチの息子は友人の家にみんなで集まりインターネット配信で見たらしいのですが、「ありえない事ばっかりで、つまらなかった」と、言っていました。
あのドリフト映画好きな息子でさえ、峠から渋谷が見えるという設定に呆れてました。「妻夫木がワンカットしか出てこなかったよ~」とも言っていました。
なので、これは見るのやめちゃいました。
この映画をこんなに面白い記事にしちゃうkenさんにniceです^^!
by ミック (2007-10-08 13:43) 

ken

>魚河岸おじさん
 えええ?あそこで映画なんか観られるんですか?
 そっちに驚きました(笑)。
 nice!ありがとうございます。

>ミックさん
 妻夫木は何しに来たんだよ?と思いましたねー。
 それくらいなら出るなよ。
 nice!ありがとうございます。
by ken (2007-10-08 14:41) 

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