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ザッツ・エンタテインメント PART2 [2006年 レビュー]

ザッツ・エンタテインメント PART2」(1976年・アメリカ) 監督:ジーン・ケリー

 前作とは編集の趣がガラリと変わって、MGMミュージカル以外の作品まで盛り込まれた2作目。
 この一貫性の無さが作品としての価値を下げているような気がするものの、やはり「ベスト盤」であることに変わりはなく、ヒマつぶしとしてはまずまず楽しめるようになっています。
 一見の価値ありはMCをつとめる2人の競演。
 当時フレッド・アステアは76歳、ジーン・ケリーは63歳。この2人が短いながらも披露するダンスは若かりし頃の映像を見せられた前後だけに感慨もひとしお。僕より若い世代にとってはなんのこっちゃでしょうけどね(笑)。
 では前回同様、この中にあった作品で観てみたいと思ったものをいくつか。

キス・ミー・ケイト」(1953年)
 のちに振付師、監督として大成するボブ・フォッシーが若かりし頃に出演したミュージカル映画。
 「キャバレー」でアカデミー監督賞を受賞し、「オール・ザット・ジャズ」はカンヌのパルム・ドールを受賞した天才振付師のルーツが覗けます。音楽を担当したのはあのコール・ポーター。

ザ・ベル・オブ・ニューヨーク」(1952年)
 砂を撒いたフロアでタップダンスするフレッド・アステアがとにかくカッコイイ!コレを観てアステアに恋をしない女の子なんていないだろうと思うくらいです。マイケル・ジャクソンも間違いなくアステアに憧れたんだろうなあ。

上流社会」(1956年)
 フランク・シナトラがのちのモナコ大公妃グレース・ケリーを歌で口説くシーンあり、ルイ・アームストロングの歌とプレイを堪能できるシーンあり、これってかなり面白いんじゃないかしら?

「イージー・トゥ・ラブ」(1953年)
 またまた出た水の女王、エスター・ウィリアムズの超ド派手水上スキー映画です。
 とにかくビックリするのは50人近い男たちが全員水上スキーを履いてボートに引きつられるシーン。それだけでも驚くのに、海にジャンプ台を作ったり噴水を仕掛けたり、もうムチャなことしまくってます。もちろん特撮なし。唖然としながら笑えます。

 こりゃPART3も見逃せませんなあ(笑)。

ザッツ・エンタテインメント PART2

ザッツ・エンタテインメント PART2

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/11/18
  • メディア: DVD
     

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コメント 4

ecco

おおせの通りでございます^^
でもね~
私には1も2も大好きな作品なのです(笑)
by ecco (2006-04-08 11:23) 

ken

ま、作品と言うかサンプラーですね、これらは。
nice!ありがとうございます。まもなく「3」も見ますよ~^^
by ken (2006-04-08 15:44) 

timetobe

ボブ・フォッシーがキス・ミー・ケイトに出ていたのは知りませんでした。
絶対観ます!
by timetobe (2006-04-09 00:28) 

ken

こういう発見があるのも古い映画の楽しみですね^^
nice!ありがとうございます。
by ken (2006-04-09 00:44) 

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