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たまゆらの女 [2005年 レビュー]

たまゆらの女」(2002年・中国) 監督:スン・チョウ 主演:コン・リー

 白磁の染付け絵師チョウユウ(コン・リー)が詩人と獣医というタイプの異なる2人の男の間で揺れる悲恋物語。

 これは僕の理解力の問題もあるけれど話の内容がよく呑み込めない映画でした。自分で気がついたのは「時系列をいじられると余計な意識を使うのでついていけない傾向がある」ということ。すいません、あくまでも僕個人のことです(笑)。「21g」のとき以来のチンプンカンプンだったかな。もしかしたら吹き替え版で見ればもう少し理解できたのかも知れません。なんて字幕のせいにしたりして。

 話の流れとは別に目を奪われたのは映像の美しさ。中国映画の強みはロケーションそのものに力があるところです。
 この作品は雲南省の古都、建水と、四川省の重慶という2つの土地を舞台に展開するのですが、スン・チョウの切り取る絵が絶品。時に俳優の表情ではなく背景に目を奪われる瞬間があるほどです。
 コロコロと変わるコン・リーの表情も見どころのひとつ。僕はこの人ほどいくつもの表情を持つ女優を知りません。山口百恵、大竹しのぶ、吉永小百合、渡辺えり子、上戸彩。今回はこの5人の女優の顔をコン・リーの中に見つけました。恐るべしコン・リー。

たまゆらの女

たまゆらの女

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2004/03/25
  • メディア: DVD

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