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ホワイト・ライズ [2005年 レビュー]

ホワイト・ライズ」(2004年・アメリカ) 監督:ポール・マクギガン

 これは久しぶりに面白い映画だった!…と褒める気マンマンでいたら、なんとヨーロッパ映画「アパートメント」(1996)のリメイク作品でした(笑)。その事実を知ってちょっとトーンダウンはしちゃいますが、個人的には「掘り出し物」を見つけた気分です。

 広告代理店に勤めるマシューはとあるレストランで、2年前に突然姿を消した恋人、リサのうしろ姿を目撃してしまう。
 「彼女はなぜ自分の前から姿を消したのか」
 その理由が知りたい一心で、マシューはすべてを投げ捨てリサの姿を追い求める。やがてリサのアパートを突き止め訪ねるものの、そこにいたのはまったく別人のリサだった…。

 ジル・ミモーニのオリジナル脚本が優れているのだと思いますが、視点を変えて見せることで、まったく違った意味合いを持たせることが出来る、という映画の特性を見事に操った佳作です。
 内容に触れずこの映画のポイントを語るとすれば、「パズルが目の前で解けていく気持ち良さと同時にせつなさも覚えてしまう映画」と言うことになるでしょうか。

 主演のジョシュ・ハートネットが良かった。以前は「マット・デイモンとキャラが被ってて可哀相」と思っていたのですが、この役はかなりはまっていたと思います。
 また「トロイ」「ナショナル・トレジャー」と話題作の出演が続いたダイアン・クルーガーが最高に素敵。でもこれは個人的な趣味の問題ですかね。とにかくキレイ。ど真ん中のストライクです(笑)。

 ちなみにこの作品、GEO青物横丁店での分類は「洋画ミステリー」でした。
 ミステリーマニアを自負する方にとっては物足りないかもしれませんが、それ以外の方には楽しんでもらえる映画だと思います。一種のデート映画と言ってもいい。週末カップルで見るには持って来いの1本です。

ホワイト・ライズ

ホワイト・ライズ

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/05/18
  • メディア: DVD

     

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コメント 4

po-net

ジョシュ・ハートネット目当てで見ました。うひひっ。
宣伝でもミステリーと紹介されていたので、あれ?という感じでしたけど
でもジョシュやダイアンがはまり役だったので十分楽しめました。
ホントにお似合いのカップルでしたよねぇ~。あぁ~羨ましいったら。(笑)
by po-net (2005-10-23 20:41) 

ken

po-netさんもいろいろとご覧になってますねえ。感心します。
ミステリーだと思って見たときの「裏切り」をどう受け止めるかが
この作品の評価の分かれ道ではないでしょうか。
それにしても、「うひひっ」って…(笑)。
by ken (2005-10-24 12:14) 

てくてく

ジョシュ、人気ありますよね^^
私は某TV局のBS放送で観たのですが、
某女子アナさん達も
“ジョシュいい~”と言ってました^^
by てくてく (2009-12-29 04:05) 

ken

役者としてちょっと足りない感じ?がいいんでしょうね。ジョシュw
nice!ありがとうございます。
by ken (2009-12-29 08:35) 

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