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チャーリーとチョコレート工場 [2005年 レビュー]

チャーリーとチョコレート工場」(2005年・アメリカ) 監督:ティム・バートン

 ティム・バートンが「オレにリメイクさ~せ~ろ~」と駄々をこねたとしか思えないくらい、ティム・バートンカラー満載の映画です。タイトルだって「ティムのチョコレート工場」にしたほうがいい(笑)。
これ以上の感想なんてありません。
 …と、これで終わったら「ざけんなこらー!」と言われそうなので、もう少しだけ書いときますか。

 昨日、丸の内ピカデリー2の16時20分の回はチケットが完売していました。
 公開からまだ14日目、3連休の中日で、東京のど真ん中有楽町である、ということを差し引いても、これはちょっと凄いことかなと思います。
 「どうしてこんなに人が入るんだろう?」
 それはきっと、この映画が「完全娯楽作品」だからなんでしょう。
 例えば「夕方から映画でも観て銀座でゴハン食べようよ」は、休日の過ごし方としては王道中の王道。そんなときに観るには持って来いの一本です。映像はキレイだし、ジョニー・デップはカッコイイし、ちょっとだけ笑えて、最後にホロリとさせられる。終わりよければすべて良しだから、終わった途端に「さあ!ゴハン食べに行こうよ!」ってすぐさまスイッチを切り替えられる。そんな都合のいい映画なんですよねえ。だから16時20分の回は完売したんだと思います。

 さて、映画の話をしましょう
(笑)。
 僕はオリジナルの「夢のチョコレート工場」を見ていたので、ティム・バートンのセンスに感動するところが多数ありました。一番は「リス」でしょうか。個人的にはツボでした(笑)。
 しかしチャーリーが当たり券を手にするエピソードは納得が行きません(魚河岸おじさんも同様の意見でしたね)。まるで喉の奥に刺さった魚の小骨のようなひっかかりがあって、後味はよくありません。残念です。
 カップルで、家族で、女の子同士で見るにはいいかもしれませんが、40オーバーのオッサン2人が並んでみる映画じゃありませんでした(笑)。

チャーリーとチョコレート工場 特別版

チャーリーとチョコレート工場 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/02/03
  • メディア: DVD

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コメント 13

keiko-nari

水曜日に、まんまと有楽町で友達と待ち合わせをしていたら、マイクで
「 完売です~ならんでもありませんから~ 」と。
水曜と、公開が近いせいかも・・・なんて考えていましたが。
まっている間に、ジーっと観察していたら、ものすごーい女の子の数々数・・・
これは、正直驚いた!
by keiko-nari (2005-09-26 00:41) 

はじめましてニシケンと申します。
私もチャリチョコについて書いたのでTBさせていただきます。
私は映画は1人で観る派で、この映画も会社帰りにレイトショーで観たのですが、この作品に限っては友達と一緒に観たかったと思いました。
良い映画を観た後は気分が良いですよね♪
by (2005-09-26 04:14) 

coco030705

おはようございます。
東京の人出はすごいですね。大阪も、この映画人気ですけど、東京ほどじゃ
ないです。さすが!ってかんじ。
kenさんといっしょで、私もリスのシーンが大好きです。凝り性のティム・
バートンらしい創り方でしたね。
by coco030705 (2005-09-26 06:56) 

ken

>keikoさん
 ありゃジョニー・デップ効果なんでしょうね。
 来日したのも女子には効いたんじゃないかしらん?
 nice!ありがとうございます。

>ニシケンさん
 はじめまして。「ザッツ・エンタテインメント」という言葉がピッタリでした。
 確かに一人で見るより、二人以上で観たほうがいいかもしれません。
 40オーバーのオッサン2人は無しですけど(笑)
 nice!ありがとうございます。

>coco030705さん
 大阪はいま映画どころじゃないでしょう!(笑)
 それにしてもリスだけは最高に笑いました。
by ken (2005-09-26 13:20) 

魚河岸おじさん

こんばんは
そういえば、おっさん二人組みはいませんでしたね、
「NANA」「セカチュー」のトラウマ再びですね!
by 魚河岸おじさん (2005-09-26 19:13) 

ken

確かに!(笑)
by ken (2005-09-26 21:06) 

ピカチュウ

40オーバーのオッサン2人が並んでみる映画じゃありませんでした(笑)。
↑爆!!! これはヤバイでしょう(笑)
この映画の客層にあえて挑戦する姿勢にnice!
私も「NANA」の初日に1人で行って、四方全てが10代の少女だった時には、流石に「これはやばいなぁ~」っと思いましたがね。。。
by ピカチュウ (2005-09-26 21:21) 

私もチャーリーが金のチケットを手に入れる所に引っ掛かりを感じましたが
今は外国人と日本人の常識の違いかなと思えてきました。
多分、あの状況は神からの恵みぐらいの認識ではないのでしょうか。
by (2005-09-26 22:35) 

ken

>ピカチュウさん
 はなからオッサン2人と分かっていたら「シンデレラマン」を観たと思います。
 「NANA」もきつかったですねえ(笑)。
 nice!ありがとうございます。

>twilightkumaさん
 10ドル札…ですよねえ。だいたい「チョコレート一個10ドルもするのかよ!」
 ってツッコミもしましたけどね(笑)
 神の恵みで10ドル拾って、それでゴールデンチケットが当たるなんて
 一生分の運を使い切っただろう、君。てなもんですよ。
by ken (2005-09-26 23:44) 

蓮花

遅まきながらTBさせていただきました。
私も10ドルは高すぎだろうと、ちょっと鼻を鳴らして笑ってしまいました。
昔の原題が「Willy Wonka & The・・・」なのに対し、今回は「Charlie and・・・」ですよね。ジョニデの目立ち具合から、むしろ今回のほうが「Willy Wonka・・・」ぽい気がしました。
あの白塗りと奇行ぶり、お手本はマイコーだという噂がありましたが、どーなんでしょう?
by 蓮花 (2005-10-03 23:49) 

ken

蓮花さん、原題はおっしゃるとおりだと思います。
で、チャーリーのお手本はマイコー?それは違うかも。
きっとティム本人だと思いますよ(笑)
by ken (2005-10-04 13:18) 

こじーま

またコメントおじゃまいたします。
この映画を小生はみておりません。みておりませんが、今ひとつ気が進まずにいたのですが、控えとこうかな。やっぱり。
ティムバートンは、あんまり一杯作らせないほうがいいのかも。メジャーになりすぎると、(周囲から見て)しんどくなってくる芸術家タイプなんじゃないでしょうか。
「ステインボーイ」という短編アニメがあって、これこそティムの世界と思ってるんですが。ほか、シザーハンズ、とか。切ない疎外感。
by こじーま (2006-01-08 21:26) 

ken

作家性の高い作品は当たり外れもあれば、好き嫌いもあるので
好みは大きく分かれますよね。僕は「バットマン」と「シザーハンズ」派です。
by ken (2006-01-10 14:51) 

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