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ドラゴン/ブルース・リー物語 [2005年 レビュー]

ドラゴン/ブルース・リー物語」(1993年・アメリカ) 監督:ロブ・コーエン

 主演のジェイソン・スコット・リーが、ブルース・リーに全然似ていないので永らく観る気になれなかった映画です。 
 でもずーっと気にはなってました。だから公開12年後にようやく観たわけなんですが、やっぱり「なんだかな~」というポイントがいくつかあります。 
 まずこのDVD版には本編前にリンダのコメントが収録されています。DVD版「燃えよドラゴン」の冒頭にも彼女のコメントが収録されているのですが、これがとにかくウザイ。
 「この映画はこういう心構えで観てください」という前説が10分弱もだらだら入っているんです。ヘタな先入観を持って映画を観ることが大嫌いな僕は「テメーいい加減にしろよ」と思いました。 
 正直コイツは飛ばして観ることをオススメします。熱烈なるブルース・リーファン以外の人は。
 
 主演のJ・S・リーは細面のブルースとは似ても似つかず、どちらかというと香取慎吾系のルックスなのでやはり違和感は拭えません。ただアクションはとてもよく研究していたと思います。そこは褒められる。 
 ただ脚本がイマイチ。リンダが書いた原作をベースにしているだけに、リンダの主観と思われる箇所が随所に見られて、一部美化されすぎているような気がします。 
 ブルースが死に至るまでのプロセスも端折りすぎ。僕たちが聞き及んだエピソードに比べればあまりにも陳腐。これははっきり言って駄作です。  

 唯一優れていたのは音楽。 
 映画の予告編を作るとき、オリジナルスコアが完成していない場合は、別の映画音楽を使うことは業界の常識ですが、「フォレスト・ガンプ」「レジェンド・オブ・フォール」「ウォルター少年と、夏の休日」「トゥルーマン・ショウ」などの予告編にも使われた本作、ランディ・エデルマンのスコアはお見事です。
ドラゴン/ブルース・リー物語

ドラゴン/ブルース・リー物語

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2004/11/26
  • メディア: DVD

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コメント 4

この間、読売新聞の日曜版で、ブルース・リーが愛着していた肌着(シャツ?タンクトップ?…ランニングかも)が新聞に載ってました。
老舗?のメーカーで今でも作っているそうです。
ちょっと欲しいかも、って思ってしまいました。
by (2005-07-12 19:31) 

ken

なんですとおー!どこに売ってるんですか?
僕も欲しいです。それを着て30年ぶりにヌンチャクを振り回したいーっ!
あ、ヌンチャクがないぞ(笑)
by ken (2005-07-12 22:35) 

えーと、たしか香港だったかと…。
パッケージは黄色で、赤いロゴが入っていたかも。シャツは白です。香港に行ったときはゼヒ。
by (2005-07-14 21:50) 

ken

かー!香港ですか。
そりゃなかなか買えないなあ。残念。
by ken (2005-07-15 00:31) 

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