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ドラゴン怒りの鉄拳 [2005年 レビュー]

ドラゴン怒りの鉄拳」(1971年・香港) 監督・脚本:ロー・ウェイ

 いつものGEOでコイツを手に取りレジへ向ったとき、我ながら「なんでいまコレ?」とは思いました(笑)。でも先日「ボーン・アイデンティティー」と「ドラゴン/ブルース・リー物語」のツインパックDVDを買ったとき、永らくこの「怒りの鉄拳」だけ観ていなかったことを思い出したんです。
 「ドラゴン危機一髪」(1971年)も「燃えよドラゴン」(1973年)も「死亡遊戯」(1978年)も「死亡の塔」(1980年)も「グリーンホーネット」(1967年)も観ている僕が、これだけは観ていなかった。
 もちろん理由はあります。
 理由その1、ノラ・ミャオとのキスシーンがある。
 どういうわけかノラ・ミャオが好きだった僕はたとえブルース・リー相手でもキスシーンは見たくなかった、という子供的発想(笑)。同様の理由で原田知世の「愛情物語」も公開当時、観ようかどうしようか真剣に悩みました。悩んだ末に結局は観たんだけど、すごくショックを受けた記憶が…(笑)。
 理由その2、ブルース・リーが日本人をボコにする。
 大好きなブルース・リーがなぜ日本人を???。まだ子供だったから日本と中国の歴史を何も理解できなくて、「そんなの観たくない!」と思っちゃったのですね(笑)。

 で、いい大人になって観てみたわけですが、製作された時代が時代ですから、技術的な未熟さなんてここでとやかく言ってもしょうがない。
 ただブルース・リーのワンショットだけは素晴らしく作りこんであるなと感心しました。
 構図も照明もまるでアイドルのブロマイドを撮ってんのかと思うくらいキレイ。それは香港映画界(あるいはレイモンド・チョウ)が、いかに彼をスターに仕立てようとしていたかを垣間見る思いでした。
 また、監督のロー・ウェイは後にジャッキー・チェンの初期作品「少林寺木人拳」(1977年)や「拳精」(1978年)を撮る人でもありました。なるほどタッチは似てるかも。

ドラゴン怒りの鉄拳

ドラゴン怒りの鉄拳

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2003/02/21
  • メディア: DVD

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コメント 6

魚河岸おじさん

こんにちは、
私もこの作品を始めてみたときは、少し複雑でした。
しかし、やはり彼はカッコよかったですよね。
by 魚河岸おじさん (2005-06-02 16:57) 

ken

誰に何と言われようと、ブルース・リーは僕の永遠のアイドルです。
by ken (2005-06-02 17:01) 

milva

こんばんわ。ナイス有難うございました!
ブルー・スリーを観て、ぬんちゃくの練習をしてしまいました。やっぱり観ると
笑ってしまう部分があるのですが、誰の心にも必ず残る偉大な映画ですね。
ブルース・リーは、ブルー・スリーなのかブルース・リーなのかで小学生の時
もめた事を憶えています。この程度ですみません。
by milva (2005-06-02 18:55) 

ken

ヌンチャクは小学校で禁止されましたね^^
僕も死ぬほど練習しましたよ。
でも、どんなに練習しても、必ず頭や腕に当たっちゃうので
いつも泣きそうになってました。
by ken (2005-06-02 18:57) 

あー!!もうコレ大好きですよ★というかリーの映画大好き♪だから少林拳をやってたんですけど、あまりにハードで途中でリタイアしましたけど(^_^;)
by (2005-06-03 02:16) 

ken

aikaさんも、さすがにいろいろやってますね。
しかも少林拳とは恐れ入りました^^
nice!ありがとうございます。
by ken (2005-06-03 13:44) 

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