みんな誰かの愛しい人 [2005年 レビュー]
「みんな誰かの愛しい人」(2004年・フランス) 監督・脚本:アニエス・ジャウイ
「2004年カンヌ国際映画祭、脚本賞受賞」
この看板に惹かれて観てみました。もしかして「ラブ・アク」や「幸せになるためのイタリア語講座」風の作品かと思ったし。…でも違ってました(笑)。それどころか余計な期待をした分、マイナス部分ばかりが気になってどうしようもなかったです。
一番気になったのは、登場人物たち全員が「独り善がり」であること。
もちろんそういう脚本なんだから、そこをいかに楽しむかなんだけど、僕はどうも見ていて辛かった。どうしても「お前ら、なに好き勝手なこと言っちゃってんの?」って思ってしまう。
もっと大人になると笑えたり泣けたりするのかな?。
この映画の背景はちょっと面白い。
脚本を書いたのは監督のアニエス・ジャウイとジャン=ピエール・バクリ。
この2人は共に重要な役どころでこの映画に出演し、私生活でのパートナーでもある。けれどこの作品を最後に破局したそうです。なんでだろうね(笑)。
そうそう。脚本賞を獲った作品なので名セリフをひとつ。
有名作家の父と若くて美しい継母と共に、あるパーティーに参加する途中のロリータ。
彼女は歌手と舞台俳優を目指す太った女の子。
途中、歩きながら継母が「少し痩せた?」とロリータに聞く。すると彼女は
「1グラムも」
と首を振る。このシーンは「間」がすごく良くて笑いました。そこで気になったのが日本語吹き替え。一体どんな「間」でこのセリフを処理したかと思って聞いてみたら、
「ね、少し痩せた?」
「いえ、全然」
と、セリフまで違う。これはちょっと意外でした。
文字数に制限のある字幕のほうが端的でイイセリフに置き換えられることは多々あるけれど、たった一言のセリフですからねえ。この差は字幕担当者と、日本語版脚本家のセンスの差だったかも知れませんね。ちょっとした勉強になりました。
「2004年カンヌ国際映画祭、脚本賞受賞」
この看板に惹かれて観てみました。もしかして「ラブ・アク」や「幸せになるためのイタリア語講座」風の作品かと思ったし。…でも違ってました(笑)。それどころか余計な期待をした分、マイナス部分ばかりが気になってどうしようもなかったです。
一番気になったのは、登場人物たち全員が「独り善がり」であること。
もちろんそういう脚本なんだから、そこをいかに楽しむかなんだけど、僕はどうも見ていて辛かった。どうしても「お前ら、なに好き勝手なこと言っちゃってんの?」って思ってしまう。
もっと大人になると笑えたり泣けたりするのかな?。
この映画の背景はちょっと面白い。
脚本を書いたのは監督のアニエス・ジャウイとジャン=ピエール・バクリ。
この2人は共に重要な役どころでこの映画に出演し、私生活でのパートナーでもある。けれどこの作品を最後に破局したそうです。なんでだろうね(笑)。
そうそう。脚本賞を獲った作品なので名セリフをひとつ。
有名作家の父と若くて美しい継母と共に、あるパーティーに参加する途中のロリータ。
彼女は歌手と舞台俳優を目指す太った女の子。
途中、歩きながら継母が「少し痩せた?」とロリータに聞く。すると彼女は
「1グラムも」
と首を振る。このシーンは「間」がすごく良くて笑いました。そこで気になったのが日本語吹き替え。一体どんな「間」でこのセリフを処理したかと思って聞いてみたら、
「ね、少し痩せた?」
「いえ、全然」
と、セリフまで違う。これはちょっと意外でした。
文字数に制限のある字幕のほうが端的でイイセリフに置き換えられることは多々あるけれど、たった一言のセリフですからねえ。この差は字幕担当者と、日本語版脚本家のセンスの差だったかも知れませんね。ちょっとした勉強になりました。
なんか、題名がいいですね。
原題も同じなのでしょうか?邦題がカッコイイと、見てみようかなって思っちゃいます。
by (2005-05-29 19:42)
このタイトルは巧いですよね。でも原題はまるで違うようです。
仏語は分かりませんが、英語タイトルは「LOOK AT ME」でしたよ。
ありゃりゃ。
by ken (2005-05-30 00:28)