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TUBE-チューブ- [2005年 レビュー]

TUBE」(2003年・韓国) 監督:ペク・ウナク

 「シュリ」の助監督だったペク・ウナクが企画・初監督をしたアクション映画です。
 どんな映画かというと、“テロリストが地下鉄に仕掛けた爆弾は、電車が止まると爆発するという仕掛けだった…”と言うものです。懸命な方なら一体どんな内容かあらかた想像つきますわね。
 ペク・ウナクさんは監督デビューにあたってすごく勉強をしたと思います。きっとあらゆるアクション映画を観たと思う。その証拠に「○○風味」を随所に見ることが出来ます。
 例えば「ダイ・ハード」、「スピード1・2」、「アポロ13」、「インファナル・アフェア」、
「シルミド」…などなど。きっと「踊る大捜査線」も観ていると思います。

 ハナシは前後しますが、僕はレンタルショップでこのDVDを手に取っては考え直して棚に戻し、それでもまた手に取る、ということを何度か繰り返しました。
 観ようとした動機は「吠える犬はかまない」のペ・ドゥナがヒロイン役で出演しているから。
 観なくてもいいかもと思った理由は、仮に【単なるアクション映画】だとしたら、潤沢な予算で作られる“ハリウッド産”を観るのが一番だと思うからです。
 例えば「シュリ」のように朝鮮民族でなければ作れない映画だったなら、何を置いても観ようとしたと思います。そんなわけで僕が「TUBE」に期待をしたのは【MADE IN KORIA】の意味でした。

 結果は先にも書いてしまいましたが、「いろんな映画を参考にして平均点の映画を作ったなあ」というのが率直な感想です。韓国国内ではヒットしたかもしれない。けれど海外のマーケットでは通用しなかったと思う。それは韓国映画としての存在理由が何もないからです。

 ただし「これは使えるなあ」と感動したいいセリフがありました。
 ペ・ドゥナ演じるインギョンが、恋焦がれるチャン刑事に名前を呼ばれたときにこう言います。

 「あなたに呼ばれると“インギョン”もいい名前に聞こえるわね」

 インギョンが自分の名前を嫌っている、という伏線があればもっと良かったと思うのですが、このセリフが書けるようになるためには「やっぱり
人物設定は丁寧に掘り下げておかないといけないなあ」と、コッソリ勉強させてもらいました(笑)。
 この映画のペ・ドゥナもやっぱり可愛いです。

TUBE

TUBE

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 2005/04/28
  • メディア: DVD

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コメント 4

suger-dream

別の映画ですけど。ブログのコメントありがとうございました。
すごく、参考になりますね。
こちらを参考に、これからもいろんな映画みたいと思います。
もしよければ、また私のブログにもたちよってください(>▽<)
by suger-dream (2005-05-21 01:09) 

ken

はせっち☆さん、ようこそ。
また遊びに行きます^^
by ken (2005-05-21 02:26) 

こんばんわ。
ほんとに色々な映画の要素を盛り込んでますよねぇ、これ。
でもまぁ、ある程度上手くまとめていたと思うので、
個人的には、次回作でオリジナリティ爆発させてくれれば、
なかなか面白いの作れそうな監督じゃないかなぁって思ってます。
あ、TBさせて頂きますー。
by (2005-06-17 23:13) 

ken

確かに番台@御湯屋さんのおっしゃる通りかも知れませんね。
次回、熱くてオリジナリティ溢れるアクションを撮ってくれるよう期待しましょう^^
by ken (2005-06-18 00:55) 

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