キッチン・ストーリー [2005年 レビュー]
「キッチン・ストーリー」(2003年・ノルウェー/スウェーデン)
いまオフィシャルホームページを見て知ったんだけど、文部科学省選定作品なんですって。なんでだろう。意味が判らないや。
この映画、実は僕3日がかりで見ました。どういうわけかというと、おとといも昨日も途中で寝ちゃったんです。
どうしようもなくつまらない、というわけじゃないのですが、スカンジナビアの実情に明るくない僕には監督の意図するところが全く汲み取れなかったのです。これが最大の敗因。
聞けばノルウェー人とスウェーデン人は互いのことをすごく意識し合っているらしく(なんなら、お互いを小バカにし合っていたりするそうなのですが)、そういった知識を持たない人間にとっては「ノルウェーとスウェーデンのオッサン2人が国境を越えて親しくなっていく物語」程度の話にしか映らないんですよね。
これって、関西人が東京に対して抱いている「ある特殊な思い」を知らないと、巨人に対する阪神ファンの喜怒哀楽が理解できない】のと同じなんじゃないかと思うんです。
だから「関西人が何をどう考えていようと知ったこっちゃない」って人は阪神ファンの熱き思いに興味ないだろうし、甲子園球場で熱狂するファン心理も理解できないはず。
僕にとっての「キッチン・ストーリー」は、巨人にも阪神にも興味ないけど、単純に試合を楽しむつもりで見たって感じの映画です。ただ両チームのバックボーンを理解していないので、目の前で起きることでしか「面白い、面白くない」の判断が出来ない。その結果眠たくなった、というわけなんです。
要所要所で心にじんと来るシーンはあります。馬もいい味出してた。でもそれくらいかなあ。
あと主題歌がすごく印象的です。この曲が妙に明るいのも監督の意図なんだろうけど、それも理解には至りませんでした。勉強不足ですかね。
はじめまして、お邪魔します。
わたしも観ました。ええっ!寝ちゃったのですか…?
雰囲気が、良かったと思います。大笑いはしないけど、ときどきクスリと笑える場面がありました。息をひそめて観る映画って感じです。
あと映像の感じとか、春になったときの明るさとか、ストイックな色使いとか好きです。
by (2005-04-22 13:36)
せきせいかんこさん、はじめまして。
すいません、寝ちゃいました(笑)。
昨日はカープの完勝に酔って寝ちゃったのかも知れませんけど。
by ken (2005-04-22 15:08)