コン・エアー [2004年 レビュー]
「コン・エアー」(1997年・アメリカ)
これは僕がニコラス・ケイジのファンになった映画だったかも知れない。
これは僕がニコラス・ケイジのファンになった映画だったかも知れない。
いつ観た映画だったかは忘れたが、後にも先にもロン毛のニコラス・ケイジは多分これだけだろうな(笑)。
中味よりもまずプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーの話をしよう。
よほどの映画ファンでないかぎりプロデューサーの名前なんて覚えていないだろうし、興味もないと思う。
けれどオープニングクレジットで「JERRY BRUCKHEIMER FILMS」のCGロゴを観たことのある人は少なくないはず。
なぜならこの人物は、1985年、88年、99年にドル箱プロデューサーの証である「プロデューサー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるほど数々のヒット作を手掛け、そのタイトルときたら「ビバリーヒルズ・コップ」「トップガン」「バッド・ボーイズ」「アルマゲドン」「パールハーバー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」…と枚挙に遑(いとま)がない。
僕は昨夜「スカッとする映画が観たい」と思って、コレクションの中からこいつを選んだんだけど、観始めたら「ダイ・ハード」と共通する要素が沢山あって、あれ?「ダイ・ハード」もジェリー・ブラッカイマーだっけ???と思ったら、それからいろんなことが頭の中をよぎり始め、映画に没頭できずにいたのでした(笑)。
「ダイ・ハード」のプロデューサーはローレンス・ゴードンとジョエル・シルバー。
ローレンス・ゴードンは「フォールド・オブ・ドリームス」や「デビル」と言ったドラマ性の強い作品も手掛けているのですが、ジョエル・シルバーはなんと言っても「マトリックス」のプロデューサーでもあって、この人はとにかくノーテンキで派手な映画が大好き。
「リーサル・ウェポン」「プレデター」「スクリーム」「エグゼクティブ・デシジョン」「ソードフィッシュ」…ってこんなのばっか。
ジェリー・ブラッカイマーとジョエル・シルバーは、本当に趣向性が似ています。
つまり僕が映画そっちのけでいろいろと考えてしまったこととは、「ハデにいろいろブチ壊す映画ってたまにヒットもするけど、2度と観るもんじゃないなあ」ということでした(笑)。
ただし、「コン・エアー」に脇役で登場するスティーブ・ブシェミは最高にイケてます。その気持ち悪さは天下一品!
ただし、「コン・エアー」に脇役で登場するスティーブ・ブシェミは最高にイケてます。その気持ち悪さは天下一品!
コメント 0