ニューヨークの恋人 [2004年 レビュー]
「ニューヨークの恋人」(2001年・アメリカ) 主演:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン
この映画の原題は「ケイト&レオポルド」。主演2人の名前を連ねただけです。
この映画の原題は「ケイト&レオポルド」。主演2人の名前を連ねただけです。
アメリカ映画のタイトルってこういうの決して少なくないんだけど、その良し悪しは判断しかねるね。ただ日本じゃありえないんだろうな。「おぎやはぎ」がタイトルになるようなもんだし。あと「ますだおかだ」とか(笑)。
個人的には「ケイト&レオポルド」のほうが、ヘタな先入観を持たずに観られる、という点で良いと思うんですけど。
僕は、タイムスリップをしてきた男が現代の女と恋におちる、なんてストーリーにまったく興味がなかった。
僕は、タイムスリップをしてきた男が現代の女と恋におちる、なんてストーリーにまったく興味がなかった。
ここ最近僕は「ありえないハナシ」に興味がなくて、それが例えメグ・ライアンの新作であっても「面白いと思わない映画でメグを観たくない」ってヘンな価値観が今日まであった。
けれど「メグ・ライアン」という素材を最後に頂いたのは「イン・ザ・カット」というメニューで、しかしどうもコイツの後味が悪く、しばらく口の中が気持ち悪かった。そこで食べたくもないデザートを注文する、という感覚で「ニューヨークの恋人」を手に取っちゃったわけです。
映画が始まって30分くらいかな。
「やっぱり面白くない」と思って途中で観るのをやめようかと思った。でもレオポルドがケイトに好意を抱き始めた頃から俄然面白くなった。それは「恋愛のはじまる瞬間」そのものが普遍的なドラマであって、仮にどんな設定であっても感情移入が容易であるからなんだな。なんといっても「恋の行方」を見届けたくなる。
「やっぱり面白くない」と思って途中で観るのをやめようかと思った。でもレオポルドがケイトに好意を抱き始めた頃から俄然面白くなった。それは「恋愛のはじまる瞬間」そのものが普遍的なドラマであって、仮にどんな設定であっても感情移入が容易であるからなんだな。なんといっても「恋の行方」を見届けたくなる。
メグの笑った顔は(年齢的に厳しくなってきたけれど)限りなくキュートだし、片思いが通じた瞬間の甘酸っぱい思いは、観る者をなんとも幸せな気持ちにしてくれる。
…ということを学習させてくれた映画でした。
ついでに、メグの弟役がいい味を出しています。食わず嫌いの方がいらしたら、ぜひ召し上がってみてください。
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