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ドラムライン [2004年 レビュー]

ドラムライン」(2003年・アメリカ)

 マーチング・バンドの映画ってアイディア賞モノだなと思った。今までなかったのが不思議なくらい。
 個人的にもドラムは好きで(シンセドラムを持ってるもんね。練習してないけど)、ちょっと期待をして観ました。
 この作品は一言でいうなら「スポ根」ならぬ、「音根」だ。音楽根性ドラマ。そんな言い方あるか。
 演奏はすばらしい。迫力満点。劇場の音響システムで観るともっと楽しかっただろう。
 「ドラム」はうまい。けれど「ドラマ」がうまくない。
 ストーリー序盤は、ドラムの才能を見込まれて音楽特待生としてA&T大学に入学した主人公デヴォンと、上級生リーダーであるショーンの確執。
 この関係が後半まで引きずられて行くのだけど、はたしてどちらに肩入れして観ていけばいいのかが曖昧なのだ。
 先輩か新人か、どちらかに感情移入できるようになっていれば良いけれど、それがないおかげで観ているほうはかなり居心地が悪い。
 学長と監督の確執も平行して描かれているんだけど、こちらも不完全燃焼。
 クライマックスも結末もすべてが想像できてしまうだけに、期待したわりには面白くない作品でした。新手の音楽映画だけに成功して欲しかったんだけど、…かなり残念です。

ドラムライン

ドラムライン

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2005/02/18
  • メディア: DVD

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コメント 5

sicca

kenさん、こんばんは。

>「ドラム」はうまい。けれど「ドラマ」がうまくない。
↑ うまい! ほんと、そんな感じですよね。
デヴォンとショーンの確執もあれだけ長引かせておいて、
それで和解!?って・・・。

私はマーチングのシーンだけを楽しみに観てました。
TBさせていただきます♪
by sicca (2005-09-26 21:54) 

ken

siccaさん、古い記事にコメントありがとうございます。
記事も読ませていただきました。ラッパ吹いてたんですねえ。
ドラマを抜きにしたら、マーチングのシーンはかなりイケてましたよね。
by ken (2005-09-26 23:47) 

Rei

こんばんわ。
今はしていないですけど以前マーチングをしていてパーカッションのバスドラムをさせていただいていた者です。
ドラムラインは中学生の時に拝見しました。
本当に映画館で見たかったものです。
ストーリーは確かにラストが想像できてしまうものでしたがマーチングのシーンは目が離せないほどのものでした。
自分もあんなドラムラインに入ってみたいと思ったものです。
ストーリーは別としてあのドラムラインを見ていると何度でも見たくなってしまいます。
マーチングはしていませんがドラムを続けているので今でもドラムラインは拝見させていただいています。
by Rei (2009-01-03 22:06) 

ken

古い記事にコメントありがとうございます。
全然関係ないハナシですが、この映画の主演の男の子が
いまのマライヤ・キャリーのダンナなんですよね~。
ドラム僕もやっているので、こういう打楽器系の映画は他にも観たいと思います。
by ken (2009-01-04 02:44) 

Rei

そうみたいですね~
ドラムいいですよね♪
ドラムラインはマーチングをやっている人に限らずドラムをやっている人はもちろん音楽をしている人には是非見ていただきたい作品ですね。
次このような映画があれば必ず映画館に見に行きます。
by Rei (2009-01-04 11:11) 

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