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七人の侍 [2004年 レビュー]

七人の侍」(1954年・日本) 監督:黒澤明

 ホントは恥ずかしくて今更「はじめて見た」なんて言えないんですけど、ぶっちゃけ初「七人の侍」です(笑)。
 初公開が1954年ですから、ちょうど今年が50周年。いや~いい記念になりましたねえ…なんて冗談言ってる場合じゃない。
 とにかくこの映画が生まれなかったら、世界の映画の歴史は確実に今とは違ったものになっているはずなんですから本当にありがたく観させて頂いたって感じです。
 しかも映像の世界の末席にいる私がこの作品の批評なんておこがましい!そんなことしちゃダメ!(笑)。だから軽く言わせもらうと、「長いっ!」。すいません、半分冗談です。
 僕が一番感動したのは三船敏郎。もう「素晴らしい」としか言いようがありません。
 映画監督として、こんな役者にめぐり合えたのは幸運としか言いようがないでしょう。
 のちの黒澤作品にことごとく起用されるのもよく判ります。
 世界のミフネの若かりし頃は、まるでジャック・ニコルソンの「カッコーの巣の上で」を思い出させるものでした。いずれにしても大傑作。

七人の侍

七人の侍

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2002/10/25
  • メディア: DVD

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コメント 4

Yubarimelon

こんばんは~^^

たくさん観てらっしゃるんですね。しかも古い作品から新しいものまで。
リスト拝見させていただいて、私もお気に入りの「七人の侍」にコメント寄せさせて頂きます。

う~ん、黒澤監督の最高傑作を「生きる」だと言う人が多いのはヒューマニズムをテーマに作品を取り続けた監督が、そのテーマを前面に出した事が評価されているのかと思います。ですが、私はこの「七人の侍」は日本映画の傑作中の傑作だと思います。映像、ストーリー、スケールどれを取っても、一部の隙も見当たりませんw(ちょっと長いというのはありますけど、劇場では休憩はいりましたから、許せますw)

三船敏郎さん、本当に素敵でしたよね^^
by Yubarimelon (2005-05-24 21:41) 

ken

この記事にコメントがつくのは何だかとても嬉しいです。
でもね、個人的には黒澤映画のナンバーワンは「椿三十郎」だと思ってます。
ハイ(笑)。
by ken (2005-05-25 02:12) 

NO NAME

kenさん。こんにちは。
久しぶりにお邪魔させていただきました。今とってもこういう映画に飢えています。
三船さんが水車小屋の前で子供を手に取り、「これは俺だ」というシーンがフラッシュバックの様に何度も現れます。その子供の顔を想像し、あまりにも憐れな世の中を生きなくてはと考えてしまいます。そして、何だ、昔も今も人の心は
まったく変わらないんだなと思いました。
何か考える事すら疲れる時に、自分を奮い立たせる意味で観たい映画ですね。
暗いコメントになってしまってすみません。そして、22日から日本シリーズ楽しみですね。Milva
by NO NAME (2005-09-30 14:42) 

ken

Milvaさん、ようこそ。お元気ですか?
映画が人に与える力って、意外と大きいんですよね。
あせる必要はないと思いますが、ときどき「よし、自分も!」と思える映画を
ご覧になって、一歩ずつステップアップしてください!
by ken (2005-09-30 15:19) 

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