タクシードライバー [2004年 レビュー]
「タクシードライバー」(1976年・アメリカ) 監督:マーティン・スコセッシ 主演:ロバート・デ・ニーロ
デ・ニーロのベトナムものと言えばこいつもそうだ、と思って観てみる。今まで観たことなかったし。
デ・ニーロのベトナムものと言えばこいつもそうだ、と思って観てみる。今まで観たことなかったし。
この作品はベトナムの匂いがまったく希薄な展開なんだけど、帰還兵の目線で見ることを求められる映画で、またその目線で見てみることで街の様子がガラリと変わって見えるところも面白い仕掛けになっていると思います。
ただ12歳の娼婦(ジョディ)を救うためにトラヴィス(デ・ニーロ)が起こす行動は今ひとつ理解できなかった。エンディングもしかり。
この作品に関しては、その時代の感覚をも持って観ていないと真意をつかめないだろうし、時代を経て観るような作品じゃないのかも知れないな。
つまり「オンタイム」で見るべき作品ということ。テレビの企画もそうだけどそれらを立ち上げるときには「なぜ今この企画をやるべきか」が必要で、そうでないとお金が出てこないからなんだけど(笑)、「タクシードライバー」はその適時度が非常に強い作品かと思いますね。
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