ディア・ハンター [2004年 レビュー]
「ディア・ハンター」(1978年・アメリカ) 監督:マイケル・チミノ 主演:ロバート・デ・ニーロ
「ロシアン・ルーレット」という言葉を一躍有名にした映画。公開当時15歳だった僕はそれが怖くて観に行けなかった。
「ロシアン・ルーレット」という言葉を一躍有名にした映画。公開当時15歳だった僕はそれが怖くて観に行けなかった。
今回ようやく観ようとしたのは、この作品のDVDがやたらと安くなっていて、一瞬「買っちゃおうかな」と思ったんだけど、そういうのってまずは一度観てから買うかどうか決めるんじゃないの?…と冷静に思ったのでまずは観てみました(笑)。
アメリカには反戦を訴えた良い映画がたくさんあって、「ディア・ハンター」もそのひとつだと思う。
「過去の過ちを繰り返さないために」という思いが、作家に本を書かせ、ミュージシャンに曲を書かせ、監督に映画を作らせる。
そして我々はそれらに触れて感動をし、涙し、拍手を送りながら、二度とあんな苦しみは味わいたくない、子供たちに味合わせてはいけない、と心に誓ってきたはずなのだ。なのに21世紀に入った今も戦争は起きている。何よりベトナムで苦しんだはずのアメリカがまだ戦争をしているのはどういうことなのか?
そう思ったら映画の途中で涙が出た。映画に泣けたのではなく、学習能力の無いバカな人間たちが泣けてきた。
今、戦争が起きていなければこの作品は「ベトナムを語るもの」でしかなかったかもしれない。けれどこの映画が果たすべき仕事はまだまだある。
これらの映画は誰のために作られるものなのか。そう思うとまたまた悲しい。
おいブッシュ!オマエはもう一度この映画を観ろ!
おいブッシュ!オマエはもう一度この映画を観ろ!
これもずーっとずーっと見たかった一本です。
いろんな意味で、すごかった。
今見終わったばかりで、頭がまとまってないですが。
kenさんの書いてらっしゃること、その通りですね。
これだけの作品を作って、何をやってるんだ!ですよね。
これも若い人にも見て欲しいです。すごく。
by Sho (2007-05-05 17:46)
この作品は6月14日にデジタルリマスター版DVDが発売されるそうです。
待っててよかった(笑)。
しかもユナイテッド・シネマ豊洲でシネコン試写会も開かれるとか。
劇場で観るとまた違った感動があるかもしれませんね。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-05-06 00:28)
こんばんは。
ユナイテッド・シネマ豊洲で観てきました!
うちのテレビは大きくないので
映画館の画面で観るとDVDでも大迫力でした(^^ゞ
「ロシアン・ルーレット」の示した狂気は本当に怖かったです。
そんなふうに人を変えてしまうような戦争の中に
若者をどんどん送り込むことが出来る国って
なんなのだろうなあと考えさせられてしまいました。
by non_0101 (2007-06-12 23:18)
やはり豊洲でご覧になりましたか!
あそこ、まずまずいい映画館ですよねえ。
僕も観にいけば良かった。
せめてDVDは買おうと思います。
nice!ありがとうございます。
by ken (2007-06-13 00:12)
>ユナイテッド・シネマ豊洲でシネコン試写会
えええ~!そんなのやってたんですか。超遅いですね(涙)
スクリーンで観たいです、機会があれば。
by クリス (2007-10-02 22:39)
遅いです(笑)。
by ken (2007-10-02 23:05)