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ビヨンド the シー [2005年 レビュー]

ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~」 監督・脚本・製作・主演:ケビン・スペイシー

 37歳で夭逝したエンターテイナー、ボビー・ダーリンの生涯を描いた作品。
 え?誰よそれ??って思うよね。僕はまったく知りませんでしたよ、この人。ただ
、昨夜「スクール・オブ・ロック」を観て、やっぱり音楽モノの映画っていいなと思ったので新宿武蔵野館へ観に行ったのでした。
 18時45分開演。のっけっから驚く。ケビン・スペイシーの歌がスゴい。以前「シカゴ」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズにも驚いたけれど、ケビンのパフォーマンスはその比じゃない。劇中20曲近い曲を歌っていますが全部吹き替えなし。聴かないと判らないと思うけどその歌唱力は本当に素晴らしいです。
 ただし脚本は完璧じゃない。子供時代のボビーと成功を収めたあとのボビーが物語を語り合うというアイディアはすごくいい(公人と私人を使い分ける演出だったのだろうと観終わってから理解したけどね)。だけど観客は導入部でしばし躊躇する。
 
「お?一体どうやって観ればいいんだ?」
 これから観る人のためにアドバイスするなら、前半はミュージカル色の強い娯楽作で、後半はヒューマンドラマだと言っておきましょう。うん、これくらいのつもりで観ると判りやすいかも。なんならボビー・ダーリンとその妻サンドラ・ディーのプロフィールを把握した上で観るともっと楽しめると思います。
 サンドラ・ディーを演じたケイト・ボスワースもイイです。脇役陣もイイ。ケビン最高。でも脚本だけが残念賞。もっとエンターテイメントにして欲しかったし、もっと泣ける映画にして欲しかった。

 ついでに。
 新宿武蔵野館にはちょっとした問題があります。それは換気口から同じビル内にある飲食店の厨房の匂いが逆流してくること。19時を回った頃から天ぷら油の匂いが館内に広がって、映像にまったく似つかわしくない臭気の中で観ることになりました。ひどい話です。

ビヨンドtheシー ~ 夢見るように歌えば ~

ビヨンドtheシー ~ 夢見るように歌えば ~

  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2005/10/07
  • メディア: DVD

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コメント 4

ななひつじ

映画予告を見たときに「これは私、絶対好きだ!」と思った映画で観たいな―って思ってました。やはりケビンスペイシーは最高ですか。。。!!(><)また楽しみが増えました♪
by ななひつじ (2005-03-08 23:45) 

まみりん

TBどうもありがとうございました。
最近同じ映画を何回も観にいってしまう病に罹ってるのですが、これは今日3回目観にいく予定です。
サントラも思った以上にケヴィンの歌が巧いので、欲しいです。

それにしても、すごい量ですね~。よくぞここまでっ!!!って感心しちゃいます。どうやら私の観てないタイトルがいっぱいあるので、参考にしたいと思います。
こちらからも、TBもらっていきます。
by まみりん (2005-03-18 15:07) 

TBありがとうございました。
私もTBさせていただきました!

ビヨンドザシー、そんなにメディアに取り上げられていないけれど、
観た人の評価高いですよね~。
武蔵野館の料理屋のにおい、イヤですねぇ。しかもあそこは、予告編のほかに、そのビルの料理屋の広告ビデオが入るのがいやですよね。
映画を観に来ているのだから、現実に引き戻されたくない。笑
私のブログは最近マンガ話が多いので、kenさんのブログに来て、やはり
映画も観なくては!と気持ちを新たにしました。
by (2005-03-20 12:22) 

ken

>ななひつじさん
 予告編を観て第一印象で「好き」とか「嫌い」とかってありますよね。
 それもまた劇場で観る楽しみの一つです。

>まみりんさん
 同じ映画を何度も観に行く病ってなんなんでしょうね?(笑)
 僕は沢山観たい病なので、こんなことになっちゃってます。

>じゅんこんさん
 新宿はサウナだ、焼肉屋だって広告があってイヤですよねえ(笑)
 マンガは楽しくていいですよ♪
by ken (2005-08-06 14:00) 

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