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愛と哀しみの果て [2005年 レビュー]

愛と哀しみの果て」(1985年・アメリカ) 主演:ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ
 
 さて、正月休み(といっても法事で実家に2日帰っただけだけど)も開けて今日仕事に復帰し、本格的に映画鑑賞を再開するべ、と青物横丁のGEOへ行ったら、「1月21日、リニューアルオープンします!」という張り紙を発見する。
 おいおい。今日はしこたま借りてやろうと意気込んで来たのにそりゃねーだろ。と、一気に不機嫌になるワタシ。
 「せっかく今夜は、今年初の自宅映画鑑賞だったのにぃ」
 さて、そうなると自宅にコレクションしているものを観るしかなく、買ったはいいけどまだ観ていないものとなると…というわけで選んだのがこの作品です。
 これは公開当時から今日まで一度も観たことがなかったのに、どうしてDVDを持っているかと言うと、広島に住んでいる友人が以前すすめてくれた一本で、「いつか観よう」と昨年の秋ごろ買っておいた一枚だったのです。
 これね、映画のキャッチコピーがグッと来るんですよ。
 「自由と孤独しか愛せない男、その男を愛してしまった女…。」
 は?自由と孤独しか愛せない男??? これってオレじゃーん、と思わず苦笑い。そんな男がメリル・ストリープに愛されたからって落ち着くか~?と、まったく別次元の興味も持ちつつ観始めることに。
 
 なんとなく作品としては「イングリッシュ・ペイシェント」や「コールドマウンテン」などど似た要素、雰囲気があって、85年の作品を今観ているせいもあり目新しさはまったく感じない。けれどアフリカの壮大なロケーションだけは要所要所でたまげます。オープニングしかり、空撮しかり。
 あとメリル・ストリープがやっぱりキレイ!。この人はいろんな映画に出てて、僕もその一部だけどいろんな映画で彼女を見てきましたが、どうしてこんなにキレイなんでしょうねぇ、といつも思う。体型は決して美しくないのに、気品があって聡明でそれでいてチャーミング。
 この作品の中で一番キレイだったのは、ロバート・レッドフォードに髪の毛を洗い流してもらっているシーンですね。あのシーンでメリルにキスしないロバート・レッドフォードはアホだと思いました(笑)。
 
 ところで僕とまったく同じ性格の(本当は違うけど)ロバートははたしてメリルとの恋を成就出来るのか?というくだらないモノの見方をした僕はこの作品にうまく入り込めなかったのですが、もしも万が一これから観ようとする人がいたら、アドバイスを一言。
 これは実在の女性作家の生涯を描いた作品です。フィクションじゃないところがこの映画の一番のミソですよ。感動の乗り遅れにご注意くださいませ。

愛と哀しみの果て

愛と哀しみの果て

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2004/09/29
  • メディア: DVD

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コメント 8

ao-lovestory-dvd

ちょうど私もこの記事を…(笑)
なので、TBも貼らせていただきました(^-^)/~
私も髪を洗うシーンが一番好きです(笑)ホント、あれで彼女にキスしないなんて!(笑)
by ao-lovestory-dvd (2006-02-16 20:03) 

ken

古い記事にコメントありがとうございます。
昔の記事はまだまだ日記風のテイスト満載だったなあ(笑)。
…と懐古するのはさておき。
思い返せば、あのシーンでキスしないところは男のやせがまん。
それも男の美学!と思って監督は撮ったんだろうな。
結局男目線なんだなあ。いいのかなあ、そんなことで(笑)。
nice!もありがとうございます。
by ken (2006-02-17 02:37) 

Sho

この作品は公開時にすごく見たかったもので、前に一度レンタルし、20分くらいで挫折、そのまま返却という暗い過去があります(笑)
今回の感想は、前半はやっぱり眠かった。後半は、泣けた泣けた・・
メリル・ストリープ綺麗でびっくりしました。
最初、デニスの行動を許容していたカレンも、途中でやっぱり彼ともめますよね。あれだけ、できた女、て感じの女性でも。
それでも最後の最後「He wasn't mine.」と云うとき、彼は誰の所有物でもなかったのだと、折り合いをつけたのだと思いました。彼女への愛情も十分伝わってきました。
ああいう男の人を好きになった女の人にはお奨めです。良い映画でした。
by Sho (2006-05-06 20:26) 

ken

「ああいう男の人」イコール「風来坊」ってことでしょうか。
風来坊って言っても今じゃ誰にも伝わらないか(笑)。
じゃあB型の男、と言えばいいかしら???
ところでShoさんはずいぶんいろんな記事を読んでくださっているようですね。
本当にありがとうございます。
by ken (2006-05-07 02:10) 

Sho

風来坊って確かに久々に聞きました。十分意味通じます。はい(笑)
「束縛を何よりも嫌う男の人」って感じでした。大きな翼で自由に飛びたい人。で、帰りたくなったときだけ帰ってくる(笑)確かにいますよね、ああいう男の人って(笑)
kenさんのこのサイトは「もくじ」があるので、とても見やすかったです。
ずーっとたどっていって、過去に見たもの、気になっていたものを拝見し、とても楽しかったです。あらためて映画の良さを認識する機会になりました。ありがとうございます。

機会があれば感想をお聞きしたかったもの、つれづれにあげてみます。
「タワーリングインフェルノ」「グレンミラー物語」「アイズワイドシャット」「時計じかけのオレンジ」「女ざかり」「ダンサーインザダーク」 etc.
尽きないですねえ・・(笑)
by Sho (2006-05-07 04:21) 

ken

「タワーリングインフェルノ」は僕が中学生のときに見て、あまりの面白さに
洋画に目覚めた作品です。DVD持っていますがまだ観ていませんねえ。
あれちょっと長いんですよね(笑)。
「グレンミラー物語」も観ています。いつか「ベニー・グッドマン物語」と合わせて
レビューを書きましょう。
「アイズ・ワイド・シャット」はDVD持ってるけど観ていないパターン。
「時計しかけのオレンジ」は途中で観るのをやめて、ほかは観ようと思ったこと
が無い作品でした。
「風来坊」…よくよく考えたら「アウトロー」って書けば良かった(笑)。
by ken (2006-05-07 10:39) 

Sho

感想ありがとうございます。
デニスは「風来坊」の方がイメージ合ってると思います(笑)

「タワーリングインフェルノ」は不朽の名作だと思ってます。なのに「タイタニック」の話で盛り上がってる職場の子達に話しても誰一人知らなくて、すごくショックをうけました。
キューブリックは、数作しか見てないけど好き嫌いの分かれる監督だと思います。
「グレンミラー」レヴュー楽しみにしています。あのラストシーンは、「ローマの休日」に勝るとも劣らない名シーンだと思います。
by Sho (2006-05-07 17:03) 

ken

キューブリックともいつか向き合わなきゃなあ。
by ken (2006-05-08 16:44) 

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