堀込高樹 First Solo Live--Home Ground--＠品川Stellar Ball

行ってきましたよ！
キリンジのお兄ちゃんのほう、堀込高樹さんのファーストソロライヴ。
日付は、12月10日。
場所は、品川Stellar Ball。（エプソンの水族館と同じ建物にあるんですね。）

馬の骨ツアーについては、
　　　（ リンク先参照 → 「 馬の骨 FIRST TOUR 2005＠LIQUIDROOM ebisu 」 ）

馬の骨こと、泰行さんがアルバムを出してツアーをやったのなら、
お兄ちゃんこと、高樹さんも、アルバムを出してライヴをやってくれるのです。
嬉しい～。
でも今回は、一夜限り。
品川でのみのライヴとなりました。
都内近郊にお住まいではない、高樹さんファンの方には、スミマセン・・・。
と、何故か私が謝ったりして。

ライヴ前にあった、高樹さんのアルバム発売記念のインストアイベントの日は、
例の引っ越しがあったため、行けなかったりしたので、ライヴはすごく楽しみにしていました。
ちなみに、インストアイベントも、新宿タワーレコードでのみ、でしたね。。。

馬の骨インストアについては、
　　　（ リンク先参照 → 「 馬の骨ミニライヴ in TOWER RECORDS at 新宿 」 ）

そんなわけで、初日が最終日という、滅多に観られない貴重なライヴとなったわけですが、
ただでさえ、キリンジとして、高樹さんがメインボーカルをとる曲というのは数少ないんです。
いつもは「泰行が歌いたがらない曲を歌うくらい。」とご本人がおっしゃっているほど、
辛辣な歌詞、アダルトな世界観という感じの曲を、高樹さんが歌うというのが今までのスタンス。

でも、アルバム『Home Ground』は、そんな今までの流れを良い意味で裏切る、
素敵なポップアルバムで、期待は高まるばかり。
　　　『Home Ground』
　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑
　　　　　　　　　コロムビアの公式サイトにジャンプ（一部、試聴できます。）
　　　　　　　　　　※新しいウィンドウが開きます。

でも、ファンとしては「大丈夫かなぁ～？」なんて、余計なお世話な感じで、ハラハラ・ドキドキ。

そして、始まる。。。
1曲目。「メスとコスメ」！キリンジ3rdアルバム『3』より。
　・・・そう来ましたか（笑）
　「メスと、コスメの、サイボーグ～♪」、なんて、のっけから歌われてしまってはね・・・。

と、しばらく、キリンジの曲が続き、
古株のファンには嬉しい、初期の名曲「雨を見くびるな」まで登場。
私はイントロを聴いたら、ちょっと感激して、泣きそうになりましたよ。
もしかしたら、「水とテクノクラート」も聴けるのかなぁ？なんてベタなことも思いつつ。
（赤い京急は品川発ですもんね。）

この日、高樹さんは、珍しく、クルーネックの赤いセーターを着ていらっしゃいました。
あ、京急カラー？って、しつこい・・・。（苦笑）
いやいや、赤いセーターとか、トレーナーとか。
「赤」という色は、泰行さんのイメージだったので、意外。
でも、お似合いでしたよ。
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　2005年12月15日追記。
　　　私が観ていなかったPVで、赤いタートルセーターを着ていらっしゃったんですね。
　　　それで、ですね。
　　　会場で売られていたTシャツのイラストもそこからですよね、きっと。
　　　ちなみに、赤いタートル姿と、袴姿のイラストでした。
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MCは、相変わらず？スムース。
いつも、あまり、緊張していらっしゃるようには見えないのです。

で、その着ていらっしゃる赤いセーターを買いに行った話になり、
本当はタートルネックを買いに行ったんだけど・・・、なんて話から、
まぁ、色々とね・・・。大人ですから。。。
そんな話になり。
ポイントは「フランソワ･トリュフォーと男性誌」といったところでしょうか。
私には、書けません・・・。まだ、嫁入り前の身ですから。（苦笑）

そもそも、今回のバンドメンバーは、曲作りに疲れた高樹さんがリフレッシュするために、
仲の良い人たちと何かやりたいと集まったメンバーなんだそう。
そのバンドで、カバー曲をセッションしたりしていて、そのノリで、アルバムと、このライヴにも
参加してもらった、なんて、おっしゃっていました。
そういうこともあってか、中盤くらいからは、カバー曲のオンパレード。
しかも、高樹さん、ほぼボーカルはとらないで、ひたすら、ギターに集中。
ボーカルは、コーラスとして参加されている、真城めぐみさん（ヒックスビル）率いる、
マッシュの3人の方がとる、と。
非常に、潔い（笑）。
元々、ご自分が歌うためだけに、集まったメンバーではないわけですね。

そうそう。
個人的に、真城さんのジョニ・ミッチェルが聴けたのが、嬉しかったな。

そんなカバー曲のなかでも、高樹さんがボーカルをとった「Fat Botomed Girls」（QUEEN）。
ブルースっぽく歌っている感じが、すごく良くて、途中で、適当な英語で歌って、
そのすぐあとに、「ちょっとね、適当に歌っちゃったりして・・・。」とか自分で言って。
バンドメンバーの方々も大爆笑。
あれは、良かったですね～。あの感じは、高樹さんのボーカルだからこそ、合っていた気がします。
ちなみに、キリンジのアルバム『OMNIBUS』には、泰行さんver.が収録されています。
こちらも、もちろん、すっごく良いのは言うまでもないことですが。

後半は、アルバムからの曲をメインで演奏。
「パレードはなぜ急ぐ」という曲では、フルートのソロパートを、
スティール・パンで聴かせてくれたり。（私、スティール・パン大好きなんです！）

どの曲でも、高樹さんご自身がボーカルをとる曲では、
歌い終わった途端、ギターに専念。
しかも、ギターを弾いているほうが、楽しいようにお見受けしましたが、気のせい？
そうやってギターに集中している感じは、まさに、職人という雰囲気。
キリンジの頭脳といわれる所以、ここにありって思いました。

ライヴを観終わった後は、
本当に質の高い音楽をみっちり聴けた満足感、がずっしりときました。

で・・・。
馬の骨ツアーの記事の最後に書いたことの理由。

私は、この高樹さんのライヴの帰り道では、今度は『馬の骨』が聴きたくなりました。（笑）
つまり、私にとってのキリンジとは、やっぱり「2人でキリンジ」、なんですね。
だから、どっぷりと満足感を得たライヴのあとは、
それぞれ足りないほうのパワーを補いたくなった、っていうか。

馬の骨のライヴは、まだ高樹さんのアルバム発売前ですから、
冨田ラボを聴くことで、そのバランスを取ろうとしたんじゃないかな・・・と思います。
キリンジとしての新曲は、今年、その時点ではまだ発売されていなかったので。
私の中で、「冨田さん＝キリンジ」っていうイメージは、まだ残っていて、
一番しっくりくるように思ってしまうんですよね。

そして今は、インディーズ盤。
キリン柄のミニアルバム『キリンジ』から、順番に聴き直しています。
（アレンジはもちろん、冨田ラボこと、冨田恵一さん。）

これからも、どうか、
その「美しい嘘で 洒落のめして 二人でブギを弾いて」いて下さい。
私は、そのなかに、ず～っと、耳をうずめていたいのです。

そして、このライヴを観に来ていた泰行さんを、一緒にいた友人が発見！
やはり、お互いのライヴをご覧になったりしたのでしょうか？
つまり、高樹さんも、泰行さんのライヴを？？？
私は、敢えて、お互いのライヴは観ないかなぁと思い込んでいたので、ちょっと意外でした。

それと、そのとき、泰行さんが、水色の毛糸の帽子を被っていらっしゃって・・・。
「カワイイ～。。。」
大人の男性に、大変失礼だとは思いますが、可愛いものは可愛い！
本当に、お似合いでした。

●エプソン品川アクアスタジアム内ライブホール ステラボール
　　→　http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/aquastadium/livehall/index.html

ちなみに、上記サイトのピックアップ情報。
堀込高樹の「堀」という字が、「掘」という字になっています。
「手」、じゃなくて、「土」が正解だと思うんですが・・・。

タグ：キリンジ 堀込高樹

コメント 2

「キリンジの泰行さんが、シャウトしてるんですもの」
・・・・見たかった。（心から）
by たなかちゃん (2005-12-14 17:11) 

Dear たなかちゃん
　うん。また一緒に行きましょう～。
by かものはし (2005-12-14 20:27)