1%の突き抜け感 [和尚生活]
年末から年始にかけて、平野秀典氏の本を立て続けに読んだ。
そこに書かれている内容は重複する部分も多い。
だから、一冊の本をきちんと読んでしまえば、
それで事足りるという考え方もできるだろう。
「なんだ、同じ内容の話が繰り返し出てくるじゃないか!」
なんて思えてきたりもする。
ただ、私はこうした本をすべて読み通すことで、
平野さんが読者に語ろうとしているメッセージを
より深く、強く、繰り返し心に刻み込むことができたと思う。
今年に入ってすでに2週間が経とうとしている。
昨年までの自分とはちょっと気分が違っている。
役者になったような自分とでもいうのだろうか・・・
自分で言うのも変だが、自分という役を演じきろうとする
新生(神聖?)な自分がここにいる。
1%でもいいから突き抜けたいと思う。
平野さんの本に出てくる話は、どれもそこにドラマがある。
日常ではなかなかお目にかかれない感動のドラマ・・・
これらのドラマは、遠い遠い夢物語なのだろうか。
いや違う。
自分にとって決して手の届かないところにある
世界だとは思わない。
簡単には手が届かないかもしれないが・・・
レストランや演劇、東京ディズニーランドやパン職人の話は、
すべては1%でも突き抜けたいという思いや行動が、
その場のパフォーマンスを高めている。
1%の突き抜け感を維持する努力が、
こうしたドラマを作りだすのだ。
自分もそうしたドラマを自分達のまわりで作り上げたい。
そのために、まず自分の感動力や共感力、
そして表現力を高めたい。
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」
『五輪書』(宮本武蔵)
「群を抜く方法は、当たり前の仕事を、当たり前ではない情熱で
行うことである」 (レター・マン)
「むずかしいことをやさしく、やさしいことを面白く、
面白いことを深く」 (井上ひさし)
「豊かさとは、
モノの多さを言うのではなく、
それを気持ちよく使うことができることを言う」
(チャック・スペザーノ)
「愛する、それは、
お互いを見つめ合うことではなく、
一緒に同じ方向を見つめることことである」
サン・テグジュペリ(人間の土地)
今週末も、鍛錬の日々がつづく。
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<和尚のひとりごと>
★★★ 魂を磨く日々 ★★★
<キーワード>
・深く、強く、繰り返し心に刻み込む
・自分という役を演じきる
・千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす
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