高地でのテスト [仕事]
「海外」カテゴリーで高地の話を書いているので、仕事の面から少し。
高地では、主に気圧の低さが問題となる。
大気自体の密度が低いため、平地(ここでの意味は海抜付近の標準的な気圧のところ)と同じ量の燃料をエンジンに供給すると、濃くなりすぎて、始動そのものができない。つまり、エンジンをかけることさえできない。
エンジンがかかった後も、アイドリングが不安定になりやすいし、走リ出しても、空気が薄くてパワーが出ない(人間と同じで、これはどうしようもない)し、いろいろと平地と違う状態になる。
したがって、気圧が低いときに適正な補正を行なうための「適合」が必要になる。
自動車メーカでは、だいたい2500mくらいまで保証しているところが多いようだ。もちろん、それより高いところを走ったから故障したり、トラブルが発生するというわけではなく、データを持つ高さまでの傾向から、推定値で補正する。
少なくとも、日本で走行できる条件では、十分に確認されているので、ご安心を。
次回予告;初めてのアメリカ出張 マンモス・レイクス 後編
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