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【無人島54日目】Peter Gabriel "Shaking The Tree" [CD]

Shaking the Tree: Sixteen Golden Greats

Shaking the Tree: Sixteen Golden Greats

  • アーティスト: Peter Gabriel
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2002/05/27
  • メディア: CD


54日目。シチュエーション的に聴きたくなる歌っての、ありません? 夏の海ではサザン、提灯のぶら下がった呑み屋なら八代亜紀、みたいな感じで。今日みたいな冬の寒い雨の日だと、ボク的なテーマ曲はピーター・ガブリエル。久しぶりに1990年リリースのベスト盤を引っぱり出して聴いています。一番のお気に入りは「Here Comes The Flood」。ええ歌です。猛烈に歌詞が気になったので、またまた著作権度外視で超訳してみました。しかし、"Drink up, dreamers, You are running dry"ってどういう意味?「飲み干せ、夢見る人よ。アンタは乾ききっている」? うーん、意味分からん。お手上げです。助けて、コナン!



夜が姿を現し、
ラジオからシグナル音が流れる頃、
まるでなにかの予兆のように、
おかしなことが次々起こる。
ひからびたヒトデは身を隠す場所をなくし、
ひたすら潮が満ちるのを待っている。
行く場所はどこにもなく、
ボクらには選ぶ道さえ、ない。

水たまりを越え、
路肩に残った足跡を辿った。
高い崖の上では、
子供たちが年老いていた。
暗黒の世界が高く盛り上がり、
鋼鉄の波頭が空に襲いかかる。
その爪が雲に埋まったとき、
やさしい雨が降る。

もうじきここにも洪水がやってくる。
すべての人にサヨナラを言おう。
もしも再び静寂が訪れ、
そのときまで生きながらえたとしても、
そこにはもう、ボクたちの場所はない。
Drink up, dreamers, You are running dry.

洪水に飲まれ、
なにもかもを失い、
雷光の中で、
キミの心は散りぢりになる。
でももう怖がらなくていいよ。
すべては消え去り、
キミとボクしかいないんだ。
もし夜明け前に息絶えても、
また生まれ変われるはず。

もうすぐここも洪水になる。
すべての人にサヨナラを言おう。
もしも再び静寂が訪れ、
そのときまで生きながらえたとしても、
そこにはもう、ボクたちの場所はない。
Drink up, dreamers, You are running dry.


タグ:2006年
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コメント 4

 こんにちは。

 ハチさん、凄いなあ。うめえっすね。
 せっかくなら、U2の歌詞も、お願い致しますよ(笑)。
 ……などと、つい自分のブログの存在理由すら、否定したくなりました…………。本当に、とてもいいな、と思います。
 原詩も読んでみようかなと、そんな気にもさせて下さいますし(私は読んでみましたよ、早速)。俺も、せいぜい精進しなくては……。
 "Drink up~"は、お訳しになっている通りで、良いのではないですか?こう、「音楽」と云う名前の素敵な洪水を、飲み干すイメージ。
 音楽の渦に、巻き込まれる感じかな……「静寂の世界には、僕達の居場所はない」と。
 「乾いたココロに音楽を!」とか言ってしまうと、やや安っぽいですが。
 私は、ジェネシスも好きなのですよ。色々試してみてくれる処だとか。

 コナンじゃなくて、ごめんなさいまし。ただのレモンでありました。
by (2006-11-20 15:07) 

ハチ

>レモン栽培家さん

アハ。ほめられた。
ありがとうございます。
「乾いたココロに音楽を!」
なるほど〜。詩人ですな。
by ハチ (2006-11-21 01:37) 

ピーガブファン?号

 初めてのコメントです。この曲が大好きで三つのバージョンとも聴いています。でも、やはり歌詞が分かりません。うーん、確かに難解。‘Lord‘とありますから、やはり、黙示録的、あるいはノアの洪水のような終末的なものを歌っているのでは?最後の歌詞は「将来を夢見ているものたちよ、押し寄せる洪水の水を飲み干してしまえ、夢など乾いて枯れてしまうのだから」。何か厳粛な審判の意味を持つ歌のように思えるのですが。
by ピーガブファン?号 (2006-12-30 22:59) 

ハチ

>ピーガブファン?号 さん

「将来を夢見ているものたちよ、押し寄せる洪水の水を飲み干してしまえ、夢など乾いて枯れてしまうのだから」。

素晴らしい訳ですな。
確かにこの歌はノアの箱船的な情景ですよね。
でもどこかしら救いの歌でもあるようなないような。
ピーターガブリエル、侮れがたしです。
by ハチ (2006-12-31 00:33) 

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