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“愛とは何か?”と、ちょっと言ってみたかっただけ。。。 [恋愛・失恋・不倫]

“愛とは何か?”と、
ちょっと言ってみたかっただけ。。。

マリコさん、お久しぶりです。時間があれば、マリコさんのブログにも伺いたいところなんですが、とにかく時間があるようでないんですよね。自分でも不思議な程めまぐるしいんですよ。どうしても、自分のブログの記事にとらわれてしまって、まだ他の人のブログをじっくりと読もうという心のゆとりがありません。

そういうわけで、マリコさんを始め少数の方のコメントを読むことが僕にとっては何よりのフィードバックなんですよ。だから、とてもありがたく感じます。

>denmanさんは、人生相談(?)も
>お受けになるんですか?

人生相談のような形になっているかもしれませんが、この女性は「話を聞いて欲しい」ということで僕の『Beaverland XOOPS』というフォーラムのメンバーになった人なんですよ。このフォーラムは残念ながら削除されてしまいました。そのうち再スタートするつもりです。

>話は聞くだけで、相談には乗れないあたしは
>尊敬してしまいます。

僕は相談に対して責任を持って答える程自分が「聖人・君子」だとは思っていません。でも、僕だけじゃなく、結局、人間は神様じゃないんだから誰でも死ぬまで未熟者ですよね。だから、自分が経験した事を基にして相手が話してくれたことに答えてあげる。ただそれだけのことです。

つまり、マリコさんが僕の書いた記事に対してコメントを書いてくれた。
ちょうど同じ事を僕はその女性に対して、してあげただけのことですよ。
彼女が僕に話してくれたことは、僕にとって彼女の投稿を読むようなものです。
実際、僕の書いた記事の中の手記は彼女が自分のブログに書いたものです。僕は、彼女の言ったことや書いた記事に対してフィードバックしてあげただけですよ。人生相談を“してやっている”という気持ちは全くないです。

>知能指数140あっても、
>抑えられないものなんでしょうか・・・。

そうなんですよ。彼女はとても知的な部分を持っています。ただし、彼女は「崩壊した家庭」に育ったために「愛を知らずに育った」と本人も認めています。つまり、「愛に飢えている」というか、とても愛を求めているところがありますよ。

僕は、この人の話や日記や手記やメールの交換を通して、改めて僕の育った家庭が“愛”にあふれていたことを知らされましたね。

つまり、知能指数と不倫は本質的に関係ないですよ。
仮にですよ。マリコさんがIQ140あったら不倫するかというと、予想は不可能です。マリコさんの育った家庭と関係してくるようですよ。僕のこれまでの経験では、ある人の愛を希求する気持ち(Motivation)というのは、その人の育った家庭から受けた愛と反比例するのではないか?そんな気がしています。

つまり、“家庭の愛”に恵まれた幼年時代と青年時代を送った人は、彼女ほど愛に飢えていないと思いますね。この女性は「崩壊した家庭」に育ったために、“愛”を必要としているのです。この事をIQ140の頭で知的に認識しているために、普通の人よりも、よりいっそう“愛”を希求する気持ちが強いんですよ。そのために、しばしば“愛”に眼がくらんで相手の人間性を見失います。それで、くだらない男にかかわってしまって“殺されそうになった”こともある。この男は、もちろん不倫した相手ではありません。別の人間です。このような男に対しても“愛”を感じてしまう。

この女性はIQが140もあるほど知的であるにもかかわらず、すでに10年以上も精神科に通っています。だから、この人の話を一般論として一般の人に当てはめることはできないんですよ。きわめて特殊な家庭に育ったんです。

>(しばらくぶりでdenmanさんのblogを拝見して、
>いろいろ考えさせられました。)
>ありがとうございます。

マリコさんが、このように書いたものだから、僕は責任を感じて、少し詳しく事情を書かせてもらいいましたよ。

マリコさんがコメントを書いてくれた僕の記事は、実は50%Farceのつもりで書いているんですよ。つまり、あまり深刻に受け止めてもらうと困るからです。なぜなら、彼女は特殊な家庭に育ったからですよ。“色盲”という言葉がありますよね。赤が緑のように、青いように見えたりするのですよね。

僕が理解した範囲で言える事は、彼女が“愛盲”なんですよ。こんな言葉はないでしょうね。今、僕が思い付いた言葉ですよ。

マリコさんは“色盲”の人の描いた絵を見たことがありますか?
僕は高校の美術の時間にきわめて不思議な経験をしたことがあるんですよ。
先生が片手を写生しなさいと言ったんですね。水彩画です。ぼくの隣に居た友人の描く手が実に奇妙なんですよ。色調がどう見ても可笑しいんですよ。手の色が全体に緑がかって青いんですよ。肌色というのはちょっとピンクがかっているでしょう。つまり、温かみのある色なんですよ。ところが、友人の描く手の色は“死んでいる”んですよ。

あとで、描き終わってから、美術の先生が一人一人の絵を見て批評したんですね。僕の友人の絵を見たら、一目で言ったものです。
“君は色盲だなあああ~”
彼は自分が色盲であることを知っていたようでもあり、美術の先生にそう言われて驚いたようでもあり、ちょっと泣き笑いするような表情を浮かべたのが印象に残っていますよ。

僕は、その時初めて、色盲というのはこういうものなのか!という事が具体的に分かったような気がしました。

彼女の生い立ちの話を聞いて、また、彼女の不倫の話を聞いて、また彼女が経験したそれ以外の恋愛経験の話を聞いて、僕は“愛盲”の人を見たと実感したんですよ。彼女の話はどれもドラマチックな恋愛なんですよ!それこそ、安っぽい恋愛小説を読むより、もっともっとドラマチックなんですよ。

その一番良い例が、その殺されそうになった男の話なんですよ。
普通の人なら、血まみれになるほど殺されかかったら、もう嫌気がさしてしまって二度と“よりを戻す”ことはないと思いますね。でも、彼女はよりを戻したんですよ。

彼女のドクターも彼とだけは別れなさいと言ったそうですよ。
その彼女が僕に意見を求めました。
僕は彼女に言いました。“それも愛でしょうね”と。。。
今でも僕はそう思っていますよ。


殺されそうになった相手に抱かれることは、普通の女性なら耐え難いことですよ。体が決して開かないものですよ。なぜならば心がすっかり閉じてしまっているはずですからね。

ところが、彼女は“よりを戻して”抱かれたと言うんです。
その話をしていた時には“愛盲”と言う言葉が僕の頭には思い浮かびませんでしたが、今、マリコさんに書きながら、不意に“色盲”と“愛盲”が妙にしっくりと関連したんですよ。

つまり、色盲の僕の友人が描いた絵に僕は“死んだ人の手”を感じたんですよ。でも、友人にはそれが正常の手に見えるんですね。そのように実際に見えるんですから。。。。

それと同じように、彼女が殺されそうになった男に感じる“愛”は僕にとって“死と背中合わせの愛”なんですよね。でも、彼女にはそれが正常に見えてしまう。ちっとも異常には見えないんですよ。彼女のドクターはだから別れろ、と言ったはずなんですよ。“危険な愛”なんですから。。。僕はそう思いますよ。

“デンマンさんはどう思いますか?”

“あなたが愛を感じる以上、別れる必要はないでしょうね。でも覚悟する必要があるでしょうね。また殺されそうになるかもしれませんよ”
僕は、そう答えたものです。

“愛盲”と言うのは、そのようなものなんだろうと、今“色盲”の話を思い出しながら、僕の言った事は当たらずとも遠からずだと言う気がしています。

『10人10色』と言いますよね。愛の形も色も本質的に10人10色だと思いますね。どのような愛も認めてあげて、理解してあげることが必要じゃないかと思いますね。

色盲の人も、色のことを除けば、全く正常の人と変わりがないんですからね。
愛盲の人も、愛のことを除けば、まったく正常な人と変わりがないんですよ。

ただし、“愛”というのは、生きるためにあまりにも人間の本質に深くかかわっているだけに、彼女のように精神が病んでしまうんですよね。それで、彼女はもう10年以上も精神科のドクターのお世話になっています。

“愛とは何か?”

答えは10人10色でしょうね。だから、愛をテーマにした小説があとを絶たないんですよね。そう思いませんか?

彼女にとって“愛”はとても重要な彼女の人生の課題なんですよ。
でも、僕にとって“愛”は水や空気と同じものですよ。なぜなら、幼年期と青年期を愛にあふれる家庭で過ごしました。いまさら“愛は何か?”なんて考えることもありません。それほど愛を意識せずに感じていたということなんですよね。
そして、また今、感じているということなんですよ。彼女の話を聞いて、しみじみとそのように思いました。

ところが、最近の日本は崩壊した家庭が多いということですよね。
つまり、彼女のように“愛”を知らずに育った人が増えているということなんですよ。“愛盲”の人が増えているということは不幸なことなんでしょうね。



これを読んでいるあなたはどう思いますか?
ご意見ご感想ご批判をお待ちしています。

ところで、この女性の書いた手記は次のリンクをクリックすると読めます。
http://barclay.c-f-h.com/renge/tree.php?all=211


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