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130 鬼ヶ崎=賀茂郡河津町谷津(静岡県)さくらも名前が肝心なのだという河津桜 [岬めぐり]

 なにしろ平地が少ないので、山間の川が流れるその周りだけに、集落や畑が広がっている。川は、すぐに海に向かう。河口付近には港があって、浜がある……。
 だいたいにおいて、伊豆の町はそういうパターンになっている。
 天城峠を越えると降りてくる河津町もそうだが、ここはまだ役場のあたり平地も開けている。温泉が続くこの付近では、どちらかというとちょっと地味な存在のようだったが,近年はいささか様子が違っている。
 毎年、年が明けると,春の観光シーズンにはいるずっと前から、河津の名がしきりに聞かれるようになった。
 そう。河津川の川岸土手に植えられている、「河津桜」が咲き始めるからだ。
 これを目指して,全国各地からおじさんおばさんが、わんさと押し掛けるようになった。ちょうどネタ枯れの時期、テレビがあらゆる番組でやたら取り上げるので,かなり宣伝が行き届いている。別に花を愛する趣味人…ばかりというわけでもなく、観光バスやマイカーがどっとやってくる。狭い土手は,人でごったがえす。
 町起こしで成功した例の一つなのだろうが、「河津桜」というご当地名つきのブランドを手にしたことが大きいのだろう。「河津桜」は、実はここ伊豆では、河津でなくともあちこちで咲く。河津以外のところでは、その名を使うのも癪だというのであろう、ほかの名をつけたりしているが、うまく定着させることができるだろうか。

 河津川の河口を南に下ったところにある,小さな岩島を従えた出っ張りが鬼ヶ崎である。
 岬めぐりをしていると、よく釣り人を見かける。彼らは少々の雨などもろともしない。その根性は見上げたものだ。何が釣れるのか,ここでは浜で竿をだしている人が二人。
 浜の北側の向こうには、稲取の岬が見えている。
 駅へ行く道の歩道にはみ出して我が物顔なアロエをみつけた。この根性もすごい。

▼国土地理院 「地理院地図」
34度44分10.82秒 139度0分1.04秒
130おにがさき-30.jpg
dendenmushi.gif東海地方(2007/06/09 再訪)

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タグ:静岡県
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