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絵 横須賀中央「銀次」 [横須賀]

2006年1月7日(土)

テレビで「ぶらり途中下車の旅」を観る。
今日は東海道線。
新春らしく、富士山をめぐる旅。
案内人は目黒祐樹。
最初に降りた横浜で、いきなり車ダン吉さん登場。
名前(ニックネーム)も顔も似ているので、気になる。
黒澤明監督が愛したステーキ丼など、食べている。
うらやましい。

番組は途中色々有り、由比へ。
この間行ったばかりだ。
旧東海道の町並みが、風情がある。
薩垂峠(さったとうげ)からの眺めは、広重の絵で有名らしい。
最後は静岡。
このあたりまでなら、日帰りでもいけるな。

テレビのあとは、漫画。
ジョージ秋山「浮浪雲」。
久しぶりに単行本を買った。
第八十巻である。
めでたい。
江戸末期、品川の町を舞台の人情話。
品川も東海道の宿場町。
もう話の中に、浮浪雲はほとんど出てこない。
強くもなく悟ってもいない普通の人々が、主人公。
改めて気づくのは、絵の素晴らしさ。
やはり、時代物は絵が命だ。

午後、海を見にバイクを出す。
三崎港まで走る。
日本列島は記録的な寒波に襲われているが、さすが三浦半島。
海辺をふらりと走っても、あまり寒くない。
空は青空、海は凪。
浜辺にいると、自分も「浮浪雲」の絵の中にいるような気がする。

潮の香りを吸い込んだ後は、酒。
今回買った「浮浪雲」の中に、銀次という名の男が出てきた。
第一章の最後の方にチラッと出てくるだけなのだが、これも何かの縁。
「銀次」に行こう。
今日は「銀次」の仕事始めだし。

年をまたいだので、久し振りのような気がする。
燗酒(300円)を頼む。
つまみは、マグロすき身(400円)。
白い徳利も、色鮮やかなマグロのすき身も美しい。
酒場と言うのも、絵だ。
良い絵の中で一杯やれば、酒も美味い。

燗酒をお代わり。
大根煮付け(350円)も頼む。

先日行った銀座の居酒屋にかかっていた絵も、良かったな。
酒場をテーマにした画集なんて、無いかな。
一人の描いたものでも良いし、いろんな人の作品を集めたものでも良い。
自分で描ければもっと良いのだけれど、今のところ文章書くだけで手一杯。

更に燗酒を、お代わり。

話は飛ぶが、絵を描く人の文章が好きだ。
東海林さだお、和田誠、杉浦日向子、南伸坊、ラズウェル細木。
平明で、軽妙で、味がある。
絵のタッチと共通していて、興味深い。
こってりとした絵を描く人は、文章もこってりするのか。
それとも絵を描く人の文章は、皆軽妙なのか。
それともあんまりそういうことは、関係ないのか。

等と考えていると、3本目も空いた。
さて、お勘定。
計1,650円。
今年もよろしくお願いします。

前回訪問記事 12月29日


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