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「三丁目の夕日」と50年後 横須賀中央「銀次」 [横須賀]

2005年12月12日(月)

「ALWAYS 三丁目の夕日」を観る。
2度目だ。
展開がわかっているので1度目ほどドキドキしないものの、結局泣かされてしまう。

発見もある。
上野の駅前。
六子が鈴木オートの車と間違えた高級車に乗り込む紳士は、森繁久弥に似ている。
森繁の「駅前シリーズ」や「社長シリーズ」を踏まえているに違いない。
「駅前シリーズ」の1作目「駅前旅館」は上野の駅前が舞台なのだ。
昭和33年の作品。
「三丁目の夕日」の時代設定と同じだ。
魅力的な居酒屋も出てくる。
機会があったら観てもらえると、興味深いかもしれない。
もっともこちらも「駅前旅館」
1作しか観ていないので、偉そうなことはいえないが。

もう一つ。

映画の登場人物がおいおい泣けば泣くほど、意外と観客は醒めていったりするものだ。
それがこれだけぐっと来るのは、やはり淳之介によるところが大きい。
いつも泣きそうな顔をしているのに、じっとこらえて涙は見せない。
他人に気遣いは出来るが、大事なことでは頑固に自分の意志を通す。
嬉しい時は、素直に喜ぶ。
イカスぜ淳之介。
今年のいい男大賞ナンバーワンだ。

さて、映画の後は酒。
「銀次」には午後4時過ぎに入る。
一番客だ。
昨日今日と、しっかり寒い。
燗酒(300円)を頼む。
まだつかっていないらしく、さっとは出てこない。
珍しいことだ。
つまみは、いなだの刺身(400円)。
冬を味わおう。

後から入ってきたお客さん。
少し呑んだらお勘定。
おかみさんの話によると、もう80歳を過ぎているとのこと。
ここの最長老だそうだ。
たいしたものだ。
考えてみると、鈴木オートの社長なども実際に生きていたとしたら、それぐらいになる勘定だ。
淳之介達は、団塊の世代か。

燗酒をお代わり。
アラ煮(350円)を頼む。
別の店で聞いた話。
父親のバイク道楽に、あきれているらしい。
話している男性は五十代ぐらいなので、その父親は七十代ぐらいか。
それも、たいしたもんだ。

飲み物を、ホッピー(400円)に切り替える。
氷入りで頼む。
周りを見ると、ホッピー飲んでいる人たちは、みんな氷入り。
ホッピーと焼酎が冷えているので、氷無しでもさほど問題は無いのだが、習慣になっている。
つまみに、トリナンコツ焼き(400円)を頼む。
ナンコツを、タレで焼いてある。
ホッピーに合う。
更にチーズ(200円)も注文する。
ちょっと頼みすぎだ。
調子に乗り過ぎた。

果たして、自分はいつまで酒が呑めるのだろうか。
まあ、そんなこと考えてもしょうがないか。
やれる時に、やれることをやっておこう。

さて、お勘定。
計2,350円。

前回訪問記事 12月8日


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