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見てみるとけっこうオモシロイものです [釣場・自然環境]

今日はちょっとお堅いお話し。

‘内水面漁場管理委員会’というのを御存知ですか?
各県毎に設置されている委員会で、内水面(海水面に対する言葉。つまりは河川・湖沼などの淡水域の事)の動植物採捕や増殖について、行政的な決め事をする(都道府県における)最高決定機関です。
我々渓流釣人に関わりの深い事としましては・・・

漁協組合員である‘漁業者’さん達は、その生活の糧を川に居る魚や水産資源の量に頼っているので、川の環境や水産資源の量にはとても興味を持っていらっしゃいます。
そして漁協という組織は、特定の川で排他的に(≒独占的に)漁業を営む権利をもらっている代りとして、対象となる魚や水産資源が減らないように‘増殖’する事が義務になっています。
我々釣人はその生活の糧である彼らの漁場にて、レジャーとして釣りを楽しませて頂いている(遊漁という)わけですが、その代わりに義務として‘遊漁料’を支払います。
漁協は、毎年の漁業による漁獲量変化や遊漁券販売数などを基に、翌年の増殖量・・・つまり放流量を計画するのですが、「その計画どおりで良いのか?」を指導するのが行政の役割になります。
一方、行政の中では実際の指導業務などは‘漁業振興課’など所管部門が行うわけですが、意見調整や学術的知見において、決定を下す為の機関が漁場管理委員会という事になります。
くだけて言うと、
・増殖放流の量、方法を計画立案するのは漁協
・それらの資料を集めたり集計したりするのは行政所管課
・「それでよい」とか「それではダメ」とか決めるのが漁場管理委員会
という事になります。

ところで、平成16年度第4回宮城県漁場管理委員会というのが、3月18日に開催予定となっています。
今回の委員会では前述の話題、各漁協における
・平成16年度増殖実績の報告と平成17年度増殖計画について
の協議が行われる予定になっているようです。
希望すれば傍聴できます。過去に数回、私も見に行きました。
興味のある方は是非一度見に行ってみませんか?
なかなかオモシロイ会議ですヨ!!

日程など正式決定は2~3週間前との事なのですが、わかり次第この場で情報を記させて頂く予定です。
(公的には委員会開催の3週間前から各水産事務所に掲示される事になってるようです)


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