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[ひらめき]最終更新日:12/10/2011

made in heaven [raisin 葡萄あれこれ]

天国へ昇る心地のワイン・・・・といえば
どんなワインを想像しますか?

 

 

(葡萄畑の一年の途中ですが、ちょっとした「遊びごころの連動企画」に参加したので、間に挟ませていただきます。)

天国へ誘うようなワインは色々思い浮かびそうなのですが、具体的に考えると案外難しいものです。
今回は、夢見るような気分のワイン・・・
で、一気にこじつけで、季節柄(なのか?)「恋人達のワイン」という名を縦にするワインの事を思い出したのでそっちを書きたいと思います。

 

たとえラベルにハートマークが描かれたり象られたりしていても、
こちらのハートに響く五感に訴える色っぽさが無ければ物足りないと思うのが大人の求めるワインです。

 

クリスマスやヴァレンタインなんかにかなり使えそうな予感です。
試されたらご一報下さい。(今後の参考にしよう・・・。)

 

今回は北東フランス番外編からスタートします。
 

この写真の葡萄はフランスのお子達ではないのです。
この世でダントツに甘美な味わいのワインになるはず・・の葡萄なのですが

なんとイタリアのお子達なのです。

Colvina veronese (コルヴィーナ・ヴェロネーゼ)と申しまして、
アーモンドのような芳香のある葡萄で、Rondinella, Molinara とブレンドされるのですが、
およそイタリア人が考え出したとは思えない程、非常に手間暇をかけたワインになるので、
実はバローロやバルバレスコよりもひょっとして凄い第3の男的なワインとして存在しているようです。(自分調べ)

 

この黒い男前が、チョイ悪オヤジも降伏させる伊達男で、
彼を知ってしまうと、もしかすると、もう貴腐のお城の正統派紳士の元へは戻れないかも・・・。

そんな色男コルヴィーナ・ヴェロネーゼくんは一体何と云うワインになるか気になりますよね。

 

Amarone della Valpolicella
         と
Recioto della Valpolicella

アマローネは辛口で芳醇な香りの漂うアルコール度数の高い赤ワインになり
レチョートはそりゃあもう甘美な甘口の赤ワインです。
(注)カンティーナ(ワイナリー)にもよるので、お買い求めの際はこの辺にご注意下さいね。← これ大事。

 

どちらも大変セクシーな味わいの赤ワインでございまして
我を忘れ、浮世を忘れさせる、そんな妖しいウマさと謳われております。
(甘口の王道として由緒あるソーテルヌやトケイアスーエッセンシア、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼのような貴腐ワインの壮大なスケールとは違った、直球快楽的な余韻があるワインです。)

ついでに紹介すると同じくヴェネトにはRecioto de Soave なる白い甘口ワインもあるのですが
たまに発泡している甘いワインにも出逢えます。

レチョートって「耳たぶ」の意味があるらしく
耳たぶ位の柔らかさになればいい感じの甘さになるとか・・・。


このお子達の品種はソアヴェでおなじみの Garganega ガルガネーガ
いい耳たぶしてますね。

 

フランスは「愛の国」の名を欲しいままにしていますが、このワイン王国ですらかなわない、
恋人達のためのワインという強者を放ってくるワイン大国がお隣にいたのです。

そう、これらのワインはイタリアの秘蔵っ子とも呼べる官能のワイン軍。
アルザスの遅摘み葡萄のワインも、厳選粒選りワインも、ジュラの藁のワインも、
正統派貴腐系甘口ワインの王座の頂点に立つソーテルヌとて、彼らの色気には敵いません。

 

では、アマローネとレチョートの違い
そして甘口ワインはどうして出来るかを簡単に説明してみようと思います。
(でもあんまり深くは追求しないで下さい。圏外だったり専門外のジャンルですので・・・。)

 

 

さて、上の写真を見ると、市場やスーパーでキレイな葡萄しか見たことの無い方は
ちょっと・・・キタナイ・・んじゃないの?

と思うかも知れません。(この理由は読んでいくうちにご理解いただける筈です・・。)



これは、干し葡萄にしている状態なのです。
だいたい収穫は9月半ばで、収穫した葡萄は翌年の3月位まで風通しの良い専用の部屋で陰干しして果肉の水分を飛ばして糖度を上げられます。

ヴァルポリッチェッラはすべて干し葡萄状態にして糖度を上げてから醸造開始するのです。
なので貴腐菌のついたモコモコ葡萄とはちょっと違う路線で甘くなります。

 

 

葡萄がワインになるときに必要なもの
それは、葡萄の糖分と酵母です。(そして酵母が活動しやすいある一定の温度も。)
ついでに言うと、酵母は天然酵母と培養酵母のどちらかが使われるのですが、天然酵母は葡萄自身にくっ付いているので汚れていても葡萄を洗ったりしません。

酵母は葡萄の糖分が大好物で、パクパク食べ始めます。
葡萄の甘味を散々食べて、そして彼らは人間と同じように食べると排出します。

それがアルコールと二酸化炭素(ガス)です。
( まぁちょっとムヅカシク言えばこういう状況。  C6H12O6  → 2C2H5OH + 2CO2 )

で、葡萄果汁の糖度が高いということは、すなわち好物の甘い物がイッパイあるので、酵母クンたちは沢山アルコールを作れる訳です。
(これが最終的にアルコール度数が15度~17度なんていうワインになる理由です。
そのくせ新世界にありがちな高アルコール度数のワインのようなパンチで攻撃する感じではありません。
あくまでもジワジワと浸透しつつ、あれ? 酔っ払っちゃってる? ッて感じです。)

 

余談ですが、北東フランスでは日照不足で辛口ワイン用の葡萄の糖分が十分上がらなかった場合、捕糖をして酵母のアルコール発酵の手助けをすることがあります。(捕糖=甘いワイン、になるわけではありませんよ。)
この辺りの技術的、化学的な話は長くなるので画像と共に別の機会でお話しますね

 


アマローネの醸造は、放置プレイで、そのまま酵母が糖分を食べつくすまで発酵をさせるので、
アルコール度数が16度位の辛口のワインになります。
辛口なのですが、干し葡萄の香りがあり、かつアーモンドやビターチョコや熟したプラムなど複雑で芳醇な香りがほのほのとたちこめています。
(糖度が高い状態の葡萄が完全に発酵を終えるのは逆に大変なのですが。
  ↑ これも人間と似ていて、自身の排出したアルコールに酔っ払って動きが鈍くなったり、溺れ死んだりするからです。・・面白いでしょ。)

 

で、レチョートは糖分が残っている間に酵母の働きを止めて残糖したまま発酵を止めたもので、トロトロの甘~いワインにしたものです。
(これを意図的に発酵中にブランデーを加えて甘さを残す方法が取られるワインは酒精強化ワインと言ってシェリーだったりポートだったりマディラになったりします。)
こちらも濃縮した複雑な香りがゆっくりと変化してきます。

これらのワインは水分を飛ばして干し葡萄にしているので、生産量はぐっと下がります。
大量に出回らないので(お値段も高い)案外日本では他の高級イタリアワインに比べて知名度が低いようです。

そしてこういうワインはすぐに飲むよりも熟成させると圧倒的に、誰にも判る素晴らしい美味しさなのです。
ですからどちらも出来れば熟成したものがかなりおススメです。
(若い時は若いときの味わいがあるのですが、深みが違うのです。
角が取れて、ムンムンしていない、余裕のある色気が感じられます。)

レチョートは500ml位の小瓶で売られているので、抜栓してもこの手の甘口ワインは比較的長持ちするので、毎晩一杯飲んで楽しむことが出来ます。

 

 

さて、では昨日登場した貴腐菌を纏った葡萄とはどう違うのでしょう。

はい、こちらの葡萄にまとわりついているのは貴腐菌はボトリティス・シネリア菌といって、
実は灰色カビ病と呼ばれる葡萄の病気でもありますが、これがある一定の条件によっては病気ではなく高貴なカビとなり、世界最高峰の甘口ワインへと変身します。

 

一定の条件とはこれです。

朝っぱらのモヤモヤ。

霧です。

夏の間はよく晴れて、収穫時期の9月になると
午前中は先が見えないくらいの濃霧が立ちこめ、そして昼からは完全なピーカンになる事が絶対条件なのです。
(単純に葡萄の成熟中にこの菌がつくと、とても悲しいことに葡萄は腐ります。)

 

その自然の齎す奇跡の条件下、葡萄はこんな風になって行くのです。

 

 このプリチュール・グリス(ノーブル・ロット)という貴腐菌がつくとそこから水分が蒸発して糖度が一気に上がるのです。

これは見た目と裏腹に、きな粉もちのような粉の感があり、甘い香りで味わいも素敵。
砂糖にも蜂蜜にもない果実の深い甘味が染み渡る感じです。

他に例える食べ物が見当たらないので困りました。

とにかく濃密に甘いのですが、葡萄の酸味があるのでぼやけた甘味ではありません。
甘口の高級なワインと同じ味わいが感じられます。

 

 

 干し葡萄になりつつ、貴腐化しています。

灰色カビ病にかかっている葡萄との見分けが難しいのですが

香りで分かります。(そして病気の方は酸っぱくて腐った味わいです。)

不思議ですね。

葡萄の世界って、小さな小宇宙です。

 

 

 白い葡萄も貴腐化すると黒っぽくなります。

 

 

貴腐葡萄は忍耐の収穫です。
とにかく一粒づつ。丁寧に。
(アルザスは若干房ごとの収穫もしますが、ソーテルヌは大いに厳格でそれはもう徹底していますよ。)

 

 紅葉が始まっても収穫は続きます。

 

 

イタリア(コルヴィーナ)は早々に収穫して風通しの良いお部屋で葡萄の糖度をゆっくりと上げてやります。

 

高級甘口ワインって、人口の甘味ではないので甘さが全く違うのですよ。

そして信じられないくらい手間隙をかけてその味わいを引き出してやるのです。

高級イタリアワインの第3の男と呼ばれる恋人達の甘口ワインは
深紅で艶っぽい輝きがあります。
香りは芳醇で心地よく落ちていく感じがします。

余韻が長いので、食後酒のグラッパでその香りの余韻を消し去るのは勿体無いほどです。

素敵な食事にアマローネを飲んで〆にレチョートを一杯・・・・。

 

いつの時代も、欧州の王様達は輝く黄金色の魔法のようにウットリする甘口ワインを食後に嗜んでいましたね。
甘い物はその昔、権力者の特権でした。

 

 

日本では何かと極辛口が格好良さ気なイメージでとかくドライな傾向がトレンドのようですが
甘い物は奥深いのです。

 

天国へ誘うワインは、やはりホンモノの甘口がよろしいようで・・・。

 

 

 

 

 

à M.BULSARA 

 



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コメント 27

カビが条件によってそんな風に変わるんですね~。。。
不思議なことだらけだ・・・ヽ(´ー`)/
by (2007-11-15 06:18) 

自宅でレーズン酵母をおこしてパンを焼いております。
レーズンにかかわらず、干し柿やヨーグルトにりんご、
色々な酵母で試してきましたが、同じパンは焼けません。
ワインも天候、温度、霧、日照時間・・・様々な条件のもとで
作られ、全く同じものができないかわりにこういった
地域それぞれに特色のあるワインがつくられるのでしょうね。
私の知らない世界をこちらの記事でたくさんみせていただき感謝しております。
これからも楽しみにしてますね!
by (2007-11-15 08:00) 

noriko

たしかに・・・
アマローネは男性的に色っぽい♡
うん、うん。
by noriko (2007-11-15 08:34) 

miffy

アマローネは飲んだことがありますが、レチョートはまだないです。
今度探してみますね。
by miffy (2007-11-15 10:02) 

我が家も条件を満たす霧、すごいですよ^^
昼間で、真っ白。 チャリンコで走ると髪の毛ビショビショ^^
いいワインできるでしょうか^^
by (2007-11-15 13:45) 

toraneko-tora

ボージュレー・ヌーボ・・・・・・いよいよ解禁ですね
今年はまだ飲んではいませんが、帰りに買って帰ります
by toraneko-tora (2007-11-15 14:08) 

いっぷく

条件が合えばカビがおいしさを増すってワインにもあったんですね。
酸っぱくて腐った味わいは嫌だけど、奥深いですね。
by いっぷく (2007-11-15 16:21) 

miya_gon

すごい~♪
なんだかすっごい勉強をしている気持ちになりました。
ワイン、よく知らないのですが、こうやって読んでみると、今度は飲んでみたくなります♪
by miya_gon (2007-11-15 21:50) 

Mimosa

アマローネとレチョート、どちらも美味しそうで飲んてみたいです~♪
今日はボジョレ・ヌーボーの解禁日ですが、私はボジョレより、こちらの方が
ずっと興味あります・・・^^♪
貴腐ワインの貴腐菌て、こんな感じなのですね~☆初めて知りました!
by Mimosa (2007-11-16 02:11) 

Inatimy

天国へ昇る心地のワイン・・・絶対、甘いワイン♪と思って読みすすんでいたら、
あらまぁ、レチョート♪ 今夜、さっき、ついに飲んだんです♪ 
開けたら、キッチンに甘い香が漂いました。 
今まで飲んだ甘いワイン、シェリー、ポート、アイスヴァインとは、まったく違った路線ですね。
甘いだけでなく、後に濃縮された葡萄って感じが口の中に残りました♪
アルコール度16%でしたが、おいしくって、あれっ?って感じで進む進む。 
ちなみに、今夜は、チキンと6種類の野菜たっぷりのグラタンでした。

素敵なお勧めワインで幸せな気分。 いい夢も見られそうです♪ 
お小遣い貯めて、また買おうかな。
by Inatimy (2007-11-16 07:01) 

rino

天国へ昇る心地・・・ホンモノの甘いワインぜひ試してみたいです・・
なかなか奥深く勉強になります。
ありがとうございました。
by rino (2007-11-16 10:58) 

霧のご機嫌を取るのも、大変な心配事ですね^^。
甘~くて、思わず身をお任せしたくなるような・・・
レチョート♪
大好きです。
by (2007-11-16 14:25) 

いつもご訪問頂き感謝しています。
ワインに無知ですがいつも楽しく読ませて頂いております。
少しでも引き出しが増えたらいいなって思っています。
いつもありがとう!
by (2007-11-17 09:15) 

nicolas

レチョートってその響きだけでも甘そうに感じますー
いいなぁいいなぁ、仕込み工程一瞬梅干干してる紀州にトリップします。
そうそう、♡まーくのそれ、確か1本お仕置き部屋に。。。いつ飲もうかなぁ。
by nicolas (2007-11-17 19:10) 

めぎ

カビの生えた葡萄を見ているだけで美味しそう・・・
by めぎ (2007-11-18 19:32) 

いやん もうそのオトコマエなワインでメロメロになってみたい~~♪
貴腐葡萄って この状態で食べることはできるのですか?
by (2007-11-20 19:26) 

noie

アルコールがダメなのですが、甘いワインを小さなグラスでチビチビいただいています。
はじめていただいたときは、甘くて驚きました。
ワインやパン作りも・・・酵母のお陰で人生が豊かになりますね。
by noie (2007-11-21 00:51) 

ミカチ

アマローネとレチョート、ワイン教室で試飲しました!
ここで書かれていることも教室でみっちり教えてもらったのですが、写真で見るとさらに分かりやすいですね^^
天国へ昇る心地、まさにそうですね。ほんのり甘くて上品なワインでした。
by ミカチ (2007-11-22 19:16) 

Ducca

早速買いに行きたくなりました。
普段はあまり甘いワインは敬遠していたのですが
レチョート、ですね。オランダにも売ってるかな?
by Ducca (2007-11-23 03:11) 

julliez

みなさま
沢山のコメント、ナイス、いつも本当にありがとうございます。
またまた一括コメントでごめんなさい。


すこしでもワインって面白そう。(美味しそう・・)と感じていただけたら、それだけで私はウキウキします^^。
本当に皆様のコメントを心からありがたく、そしてビタミンにしております。
メいっぱい、心からありがとうございます。

ご質問のお返事も一括でごめんなさい。
えっと
貴腐葡萄、このまま食べますよ。(味見程度ですが)モコモコも甘いんですよ。
そしてレチョートはオランダでも売っているようですよ。
オランダ在住のInatimyさんがブログでご紹介されています。^^

とっても葡萄を感じる濃厚な赤ワインです(。・ω・。)ノ♡
by julliez (2007-11-23 03:33) 

koba-sf

出だしで「今回は何の話かなぁ?」と思ったら、アパッシメントの解説でしたか。
僕もマッジのアマローネとか好きですが、アパッシメントは半陰干しにするとだけで、詳しくは知りませんでした。
とっても勉強になりますた。
by koba-sf (2007-11-23 08:36) 

JF

はじめまして。以前アルザスの Illkirsch-Graffensta den に5年ほど住んでいましたので、
とても懐かしく読ませて頂いてます。
by JF (2007-11-24 05:38) 

aia

同じ甘いワインでも、成り立ち方はイロイロなんですね。すごい…。
食事と一緒なら断然辛口ですが、食後に甘いワインてすごく素敵ですよね。贅沢なキモチになれます。
by aia (2007-11-24 19:22) 

ISO

彼女は素敵なキャビネットにモエを置いてるんですよ♪
皆さんにケーキを御上げなさいよ~って、マリー・アントワネットのようにね…
by ISO (2007-11-26 09:53) 

ワインのことは詳しくありませんが、貴腐ワインは好きなんです。
お味も色も・・・
勉強になりましたぁ~。
ありがとうございます!
by (2007-11-27 16:32) 

yas

★ はじめまして yasです。 えっ" フランスに住んでいるんですか! びっくりしました。

去年フランスを訪れたのですが、本当にいい国ですね! ブドウの写真を見てまた行きたくなりました。
by yas (2007-11-28 23:55) 

実は、アマローネが一番スキなんですw
毎度のことですが、タメになりますわ〜。
でも、「およそイタリア人が考え出したとは思えない程」ってトコは、笑っちゃいました。
by (2007-12-02 18:34) 

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