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ラスト・イニング [本のこと]

「ラスト・イニング」をサクッと読み終わりました。                                                          この本は、敵チーム横手二中の瑞垣の視点で書かれていて楽しかった♪

たかち視点の感想文になりますので、バッテリーを知らない方たちには「へ~~」ってな感じだと思います(笑)

まず、横手二中の策士・瑞垣とは?                                                                                 こいつは学校の成績は上位に居るね!全国4位のクリーンナップにいるから運動能力も高い。多分、本気でやればなんでも出来ちゃうタイプ!でもモットーが「適当に中途半端」なので、適当にソツなくこなしてトップにはならないようにしてるな。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               自分の方が器用に立ち回れるのに、幼馴染の野球バカ門脇に劣等感を持ってる。でも、もちろんそんな素振りは表に出さないで、心の中では門脇をねじ伏せられて倒れこむ瞬間がみたいと思っているヒネクレ者。                                                                                                               門脇をねじ伏せてくれる相手・巧に出会うけど、巧が人の言葉を気にするはずもなく、揺らぎやすそうなキャッチャー・豪に大きな宿題を出して新田東中のバッテリーを解消?!ってなくらいまで追い詰める。結果、豪を一回り大きくさせるので必要悪って感じ?                                                                                                                                                                                                                                                     人を見る目はあるし、洞察力もある。でも自分が嫌いなんだろうな、あれは。                                             人を小馬鹿にしてスルリとかわすとか、なんとも捻れた性格の中学三年生。(ラスト・イニングでは高校一年生)                                                                 

自分で書いてて「イヤなヤツ~~~」って思うんですが、瑞垣が居ないと『バッテリー』という作品にならないんです!!                                                      だって、門脇ってどんなヤツ?って聞かれたら「純粋に野球が大好きな野球バカ」ってしか答えられない。                                                                                                                                    おいらは、門脇の純粋に巧と対戦したいという気持ちも分かりますが、瑞垣の捻れた気持ちもなんか解るんです。いままで生きてきて一度も劣等感を感じた事がない人が居るだろか?どんな些細な事だってなにかあるはず!スポーツをしてるからって爽やかなわけじゃない!                                                                         

え~、結局おいらは、巧&豪を振り回した瑞垣が、なぜかどんどん好きになってしまったのです。                                                                           「ラスト・イニング」では巧&豪軸ではなく、高校に進学後の瑞垣&門脇の話。                                          期待されてた未来を投げ捨てて巧に拘る門脇、横手二中のバッテリーを育てる事で巧&豪と勝負する瑞垣。                                                                              おいら的にはこのラストが好きです! 


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コメント 7

チヨロギ

>スポーツをしてるからって爽やかなわけじゃない!
この一行、共感しました。
読んでないけど、私も瑞垣が好きになりそうな気がします(笑)
by チヨロギ (2007-02-20 02:56) 

Baldhead1010

・・・スポーツマン、結構さわやかですよ^^;
by Baldhead1010 (2007-02-20 10:21) 

たかち

sasasaさん、niceありがとうございます。

チョロギさん
自分にとって大事な「これ!」ってものがあると譲れないこともあるじゃないですか。瑞垣ってそれがはっきり解らなかったんですが、ヤツもなかなか熱かったです♪それが解ってスッキリ!

Baldhead1010さん
劣等感を持ってなくても、慢心(自信)を持ってる人もいるでしょ。爽やかなだけじゃ勝負に勝てない気がするんですよ!
by たかち (2007-02-20 13:16) 

へぇ~(笑)

>スポーツをしてるからって爽やかなわけじゃない
みんなそうやって大人になっていくんでしょうね。
by (2007-02-21 16:29) 

たかち

みかんさん
おいらは学生時代そんなに部活熱心ではなかったので、今のほうが熱く生きてる気がします(笑)
by たかち (2007-02-21 21:16) 

ganagana

なるほどぉ。
バッテリーは読んだ事が無いのですが、確かに「スポーツ=爽やか」とは成り立たない事もありますよねぇ。読んでいてうなづいちゃいました。
by ganagana (2007-02-23 14:43) 

たかち

ganaganaさん
スポーツしてる姿は爽やかですよね~♪
おいら、バスケでは下っ端なのでうきゃうきゃ言いながら楽しんでますが、居合は負けたくないってのが見え見えかも(苦笑)
by たかち (2007-02-23 23:10) 

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