SSブログ
前の10件 | -

非常用貯水タンクの追加 [ ・耐震強度、地震対策]

今年元日に起きた能登半島地震を教訓に、非常用生活用水の確保を決断し
様々な方策を検討した結果、農業用ローリータンクを活用することを決め
4月に500Lのタンクを購入してみました。

DSCF0826.jpg
■2024年4月3日現在の様子
この日から1ヶ月間、庭木への散水や洗濯機への利用など日常利用を
試してみました。
黒い防藻タンクに水道水を満水まで貯めたため、水は綺麗なまままで
飲用出来ないものの日常生活用水としては申し分なく、また、500Lでも
色々と利用できそうだと確信できました。

今回の目標は、5万円の予算で1tの貯水を行なうことでしたが、
いつ必要になるか分からないため、水質維持を考えると定期的に水を
入れ替えるのが良いと思い、水のローリングストックするが最も
現実的だと感じました。

そのため、AC100Vで駆動する電動ポンプと延長ケーブル、ホース類を
用意し、3ヶ月毎に洗車や洗濯で使用し水を入れ替えることにしました。


DSCF1341.jpg
■総貯水量1kℓ達成
500Lタンクを2基使用することにしたのは、樹脂タンクが劣化した場合の
保守性を考慮したためです。

電動ポンプの導入を決めた事で、洗車や庭木への散水、洗濯機や浴槽への
注水が楽になり、定期的に使用することで非常時にも慌てず迷わずに
利用できると確信できました。


取り敢えず非常時への備えは完了したため、今後は劣化対策と盗難、
いたずら防止のための対策をDIYで進める予定です。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

浜名湖花博2024(後編) [ ・浜名湖周辺]

浜名湖花博2024の後編を直ぐにアップするはずだったのですが、伸び伸びに
なってしまい、ガーデンパーク会場は今週末で最後になりました<(_ _)>
大変申し訳ございません・・・。

DSCF1161.jpg
■印象派庭園「花美の庭」(旧、モネの庭)
2004年開催時の浜名湖花博では「モネの庭」でしたが、商標許諾費用が
高額なため、契約の継続を断念して名称変更がなされました。
とは言え、当初は公式に名称を使用できただけあって、当園でも人気上位の
ゾーンです。

DSCF1163.jpg
■季節の花が咲く庭園部分

DSCF1164.jpg
■昼食は知久屋のお弁当
某テーマパークと違って飲食の持ち込みはOKなので、知久屋さんで
お弁当を購入しておき休憩所でいただきました。

DSCF1165.jpg
■百華園ゾーン
2004年の浜名湖花博でも人気のゾーンで、現在では「百華園の杜」として
コンセプトを継承しつつ改修されています。
「花美の庭」ゾーンと並んで個人的に好きなゾーンで、水辺や林床の景観が
再現されています。

DSCF1167.jpg
■水辺に映えるメタセコイア並木
まるで元々在ったかのような景観ですが、元は農地だった場所です。
浜名湖花博2004のランドスケープデザイナーが、様々な景観を創造して
産み出された水辺景観です。

日照と湿った土地を好むメタセコイアは、水辺景観に良く映えます。
落葉針葉樹なので、晩秋には黄葉した景観も楽しめます。

DSCF1168.jpg
■同じく百華園にある水辺のテラス
睡蓮が群生しているため、5月末からスイレンの花が楽しめます。
当然、この景色も人によって創造され人為的に施工されました。

DSCF1173.jpg
■中央水路に掛かる3つの橋も見どころ
ガーデンマップによると「たけ橋」と言う名称だそうで、中央水路には
「かえで橋」「えのき橋」の3橋が掛けられています。

公共施設の設計において、景観上重要な橋梁はランドスケープデザイナーが
デザイン監修することがあり、道路橋を設計する構造部からの要請で
幕張や相模原のペデストリアンデッキのデザインに携わりました。

DSCF1174.jpg
■公園のランドマーク「展望塔」と「かえで橋」
人気アニメ「ゆるキャンΔ」でりんちゃんが、浜名湖上をスクーターで
走るシーンがあり、展望塔が一瞬だけ出たとか出ないとか?(笑)

DSCF1178.jpg
■フラワーフィルハーモニー交響花壇
浜名湖花博2024のリニューアルで個人的に最も気に入ったのがコチラ。

DSCF1184.jpg
剪定されたクスの根元を様々な造園家さんやグループが花木で覆い、
景色を作り直してくれました。

屋外ステージの改修設計時に何度も訪れましたが、ここの印象がまったく
無かったため、あまりに上手い活用法に感動しました。


花博は10年に一度の限定イベントですから、それ以外の無料開放でも
足を運ぶ動機付けになればと思い、ランドスケープデザイナー目線での記事と
させていただきました。


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

浜名湖花博2024(前編) [ ・浜名湖ガーデンパーク]

2004年春に浜名湖花博が開催された跡地は県立公園として再整備され、
浜名湖ガーデンパークとして無料開放されていました。

その10年後に浜名湖花博2014が開催され、20周年を迎える今年も浜名湖
花博2024が開催されました。
DSCF1143.jpg
■浜名湖花博2024・浜名湖ガーデンパーク会場
浜名湖ガーデンパーク会場の会期は、4月6日(土)~6月2日(日)で
2回は行きたいと思い、前売り券を2枚購入しました。

4月中に初回と思っていたところ、休日にあたる日は天気に恵まれず延期。
そうこうしている内に大型連休に入ってしまい、連休明けの今日、
ようやく訪れることができました。


DSCF1144.jpg
■屋外ステージ棟
最初に向かったのは、2021年度に膜屋根改修工事の実施設計を担当した
屋外ステージ棟。経年劣化で膜屋根ビリビリに破れていたものを、2022年度
工事で全面改修しました。

DSCF1146.jpg
■膜屋根下の観覧席
この工事で行なったのは「膜屋根」の張り替えだけではなく「天井膜」を
防鳥ネットに交換し、亜鉛メッキを施してあった構造体鉄部の補修と重塩害
塗装工事、その他、建築確認に必要な既存不適格部分の改修工事でした。

工事の完成から丸一年が経っていますが、綺麗なままで一安心です。
塩害塗装工事は、通常なら国土交通省指定のJIS仕様で行なうのが通例ですが、
膜屋根の設計寿命よりも短いため、高額な棚足場費を考慮するとさらに耐用
年数が長い仕様であれば、LCCが逆転することが分かりましたから、同等品
を提供できるメーカーが3社以上あることと、他の採用実績を調査して
設計報告書にまとめて提案し、正式に採用となりました。


さて、、、個人的な苦労話はこの程度にして、今回は園内の様子を少し
ご紹介します。

DSCF1147.jpg
■屋外ステージから「花織り畑」ゾーンへ
今回は私の母親と妻の3人でのお出掛け。足の弱った母親の世話をして
くれる妻には感謝ばかりです。

DSCF1150.jpg
■花織り畑ゾーン
無料の県立公園期間でも、ここは大きなお花畑として様々な花が植えられて
利用者を楽しませてくれる公園の目玉的なゾーンですが、今回は多様な品種の
花が目を楽しませてくれました。

DSCF1154.jpg
■公園の東西を貫く水路
一見すると浜名湖と繋がっているかの様に錯覚してしまいますが、
こちらは淡水でガーデンパークのために新設した大きな水路です。
花博2004でも大人気だった遊覧船ガーデンクルーズが運航していて、
平日でもほぼ満席状態でした。

DSCF1156.jpg
■橋の上からの水路の景色
浜松市は日照時間において全国で10位以内に入る地域で、今回の様に風はあっても
スカッと晴れる日が多いです。


DSCF1169.jpg
バラ

DSCF1170.jpg
バラ

バラの花は多くの方に愛されているようで、私の母親が好きな花ですが、
来園者の方から「バラ園はどこですか?」と聞かれました。

そのためか、色々なゾーンにバラの花が植えられていましたが、花見の庭
ゾーンや百華園ゾーンには特に多く、また新品種のバラが植えられて
いました。


長くなりましたから、後編に続きます。
気になった方はぜひ、浜松市まで足を運んでいただけましたら幸いです。


nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

今シーズン初のパックラフト [ ・浜松近郊の川遊び]

昨年秋に購入した川下り用できるインフレータブルカヤックパックラフト
本格的なシーズンに入ったため、親しい工務店社長が興味あるとのことで、
トレーニングを兼ねて体験会を行ないました。

DSCF0938.jpg
■豊川市の桜淵公園
流れが殆どなく交通アクセスも良いため、SUPやカヌー初心者の練習用
フィールドになっているようです。

桜淵公園と言う名のとおり桜の名所とのこと。


DSCF0947.jpg
昨年11月以来なので半年ぶり~♪
今回はリバーツーリングが出来る装備を用意し、最初に装備の説明をし、
折りたたんであったパックラフトをポンプで膨らませるところから、体験
してもらいました。

乗艇してから慣らし運転兼ねて上流の吊り橋まで一往復してタッチ交代。
社長はSUPとカヌーを体験したことがあるので、習うより慣れろと自由に
遊んでもらいました。


DSCF0984.jpg
こんな感じでお互い2回づつ漕艇し、疲れたところでコーヒーブレイク。
水辺でコーヒーを飲んで休憩を終えて撤収しました。

途中、豊川市や浜松市内の過去物件を見学させてもらいながら、いつもの
ように建築談義に花を咲かせながら集合場所へ。


「楽しかったですね~♪」「次は川を下りましょう!」と約束を交わして
自宅へ向かいました。

DSCF0998.jpg
暗くなる前に、舟を再度膨らませて水洗いしてしっかり乾燥させ、
翌日、折りたたんで収納しました。

準備も片付けも時間がかからず、収納場所も大きく取らないので、
向こう10年間は楽しく遊べそうです。


帰宅後シャワーで汗を流してソファに座るとドッと疲れが出て
動けなくなりました(笑)
ほどほどで止めるのが事故にならず、長く続けられる秘訣な気がします。



nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

災害時用日常生活用水確保のトライアル [ ・耐震強度、地震対策]

今年元日の能登半島地震を機に改めて我が家の防災対策を考え始めたことは
お伝えした通りで、非常用コンポストトイレの製作と同時に進めていたのが
日常生活用水の確保でした。

これについては新築する前からの課題で壮大な案ばかりで、中々現実的な案が
見いだせなかったのですが、今回の能登半島地震で考え方を大きく変える
ことにして「全く無いのではなく少しでも備えること」としました。

DSCF0823.jpg
■ローリータンク500L
これまでは20トン単位の貯水量を想定していたため建築的手法だけで模索
していたため、数百万円単位の予算を確保しないと実現しない案でしたから
個人の住宅としては実行不可能でした。

しかし、エコキュートの貯湯タンク相当でも無いよりマシと考えを変え、
農業資材に範囲を広げて調べてみると、ローリータンクと言う資材がある
ことに気付きました。


DSCF0818.jpg
■上水を給水中
昨年秋に使わなくなった家庭菜園のスペースに土間コンクリートを打設した
ことで、貯水タンクを置くことが可能なスペースが産まれたため、500Lの
貯水槽を2台設置すれば1トンの貯水が可能だと気づきました。
あとは、採水方法を検討しポンプなどは使わず、水頭差だけでホースから
バケツに採水することにして、貯水量1トンを5万円で実現可能だと
分かったため、まずは1基を導入し耐久性や減水などの確認をすることに
しました。

DSCF0817.jpg
■1インチバルブと25Aホースニップル
写真はタンクの下部に取り付ける、排水用バルブとホース差し込み用のニップル。
タンクとは別売品のため、それぞれ別個で購入しシールテープを入れて
取付けました。

常時は上水を貯留しておき、災害で断水になった際には25mmホースをニップルに
差し込んでバルブを捻れば水位差で水が出てきます(実証済み)


DSCF0826.jpg
■500L貯水完了
この他には、雨水タンク、ステンレスタンク、木製タンク、プレキャスト貯水槽
などを検討しましたが、いつ来るか分からない地震災害のための対策なので、
震度7で転倒や使用不能にならないこと、今年中に対策できる費用で収まるもの
としてローリータンクで試してみることにしました。

また、大震災後で街がシッチャカメッチャカになっている状況では、チマチマ
したものでは使用に耐えられだろうと思い至るようになり、直感的かつ大雑把に
使用できそうなモノとしてみました。


最終的に1トン(1000L)を貯留する予定ですが、妻と2人分、水を節約して
使用しても平均40L/日としても25日分しかありません。
都内で暮らしている娘達が一時的に帰省したとしたらその半分。
以前の自分なら「全然足りないじゃん!」と却下していましたが、備えないより
マシと言うことでまずはこれで試行してみることにします。

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

深山ツツジ開花♪ [ ・植栽計画]

12月、1月が暖かくてこのままだと冬が無くなるんじゃないかと心配しましたが
まだ何とか冬の気候は残ってくれているようです。

さて、春3月ですが今年の3月は例年に比べて寒さが残っている気がします。
それでも、日照時間が長くなり日射エネルギーが増えてくると、草木のスイッチが
入るようで、我が家の庭のミヤマツツジが開花しました。
Photo_0.jpg
[新月]?ミヤマツツジの花
「ミヤマ」と言うと多くの男子はミヤマクワガタを連想するのではないでしょうか?
どちらも語源は同じで漢字では深山と表記するように、山の奥深くに自生するツツジ
だから深山ツツジであり、深山クワガタなのだそうです。

太平洋側のツツジと言えば、ヒラドツツジやオオムラサキツツジ、サツキツツジが
有名ですが、いずれも咲くのはGW頃ですが、ミヤマツツジはまだ気温が低い時期に
真っ先に開花するのは、深山と言う日照時間が限られ気温がまだ低い環境下で咲く
ことができるからなのでしょう。

同様にミヤマクワガタを殆ど目にする機会が無いのも、本来は山奥に生息する種
だからなのだと思います。


日々家づくりのお手伝いをしている中で、住まいのプランを考える際はダメ元で
植栽の絵を描き加えて、玄関アプローチやリビングからの眺めや景観を意識して
提案をしますが、植物や虫が嫌いな方が多いですし、メンテナンス費用が掛かると
敬遠される方が多いのが実情です。

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

浜松市は餃子だけなく、お米の消費も全国1位 [ ・浜松市内]

総務省統計局が行っている家庭消費支出調査で、浜松市の餃子購入額が全国
1位に返り咲いたと言う話題が全国ニュースになりました。

この話題はネットニュースや地上波放送でも取り上げられたので、ご存知の方も
多いと思いますが私が驚いたのはこちら↓

IMG_7153.jpg
■お米の消費支出でも全国1位!  出典:静岡県 統計調査課
総務省統計局の家計調査は、昭和21年(1946年)から実施しているそうで、
全国1,718市町村から168市町村を選定し、その中から約9,000 世帯を抽出し、
現在静岡県では、静岡市、浜松市、伊豆の国市が対象となっているそうです。

その調査で、驚いたことに家庭における「お米」の消費支出で浜松市が全国1位。
静岡市も全国2位だったと言うこと。
言わずと知れた米どころの新潟市を抑えてのワンツーフィニッシュと言うことに
何よりも驚きました。


IMG_7152.jpg
■緑茶は静岡市が1位、浜松市が3位   出典:静岡県 統計調査課
うん、これはまぁ納得が行きます。
静岡県内でお茶と言えば「緑茶」ですし、静岡県産とは言わず「掛川茶」
「天竜茶」「菊川茶」など市町村などの地名で表記されていて、各家庭
それぞれで好みのお茶が飲まれています。

IMG_7151.jpg
■浜松市は餃子の他、調理食品でも全国1位  出典:静岡県 統計調査課
餃子は確かに良くいただきますね!
我が家でも外食ならここしか行かないと言うお店があって、最近では
餃子単品だけを食べに行きます。

「調理食品」が1位には、「餃子」や「シュウマイ」「うなぎの蒲焼き」も
含んでいるそうですが、これに貢献していると思われるのが静岡県西部エリアを
中心に健康総菜を製造販売している「知久屋」さんの売上げが大きいのではと
推察しています。
食品添加物を使わず、美味しくて手ごろな価格で、杏林堂などのドラッグストア
でも販売するようになり、店舗網が広がっているため、中高年層であれば
コンビニ弁当よりも知久屋のお惣菜やお弁当を利用している家庭が多いです。


そんな訳で、お惣菜を知久屋さんで購入し、ご飯は家で熱々の炊き立てを
用意することも重なり、お米の消費支出を押し上げたのかもしれません。

また、浜松市は工業都市と思われていますが、実は農家数も全国有数で
日照時間が長いことから農業生産高も高く、ファーマーズマーケットでは
季節を通じて多様な野菜が安価で入手できることから、自宅で手作りする
率が高いのかもしれません。と言う我が家がそうなんですけどね(笑)

nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

食材で季節の移ろいを感じる [ ・浜名湖周辺]

早くも3月になりました。
季節の移ろいは色々なところで感じられますが、中でも嬉しいのは
食材の変化です。
Photo_2.jpg
■浜名湖産のクロダイと生青のり
2月は黒鯛。三枚に下ろして皮に熱湯をかけて霜降りにしてお刺身に。
アラは潮汁、香りが強い生青海苔は三杯酢で酢の物にしました。


DSCF0779.jpg
■3月はマダイ
3月になると春が旬の真鯛が解禁になります。
お刺身や煮魚も美味しいですが、昨年初めて作ってハマったのが
真鯛の潮汁でした。

アラに塩を振って数日置き、臭みを抜いて塩を中まで浸み込ませてから
潮汁に仕立てると濃厚な脂とコクが味わえる一品になります。


春休みに帰省した次女に、地元浜名湖の旬を味わせてあげたくて、
この時期の旬の味覚を楽しませています。


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

非常用コンポストトイレの試作 [ ・耐震強度、地震対策]

少し前に予告と言うか想いを述べましたが、今年元日の能登半島地震の
教訓を活かすため、非常時用トイレの準備を始めました。

基本仕様の策定に約1ヶ月。その後、具体的な資材探しを始めて、主要な
資材を決めて購入し、先週は初回の試作を行ないました。

Photo_0.jpg
■初回試作した非常用コンポストトイレ
基本的な仕組みはこうです。
便槽として60リットル程度の容量を持つ深型タライを使用し、上部に普通便座を
乗せただけのものです。
当然、これだけだと臭気が家の中を漂ってしまい、到底継続的に使用できる
ものではありません。

コンポストトイレを色々と調べると、基本は大便と尿を分離させることが第一で
次に大便を脱水させつつ、堆肥化させることらしい。
そのため、深型タライの前側に尿受けの漏斗と尿タンクを置き、便槽には
もみ殻かおがくずを敷いて、用を足したら発酵促進剤を少量振り掛けてもみ殻、
おがくずで覆うことにしました。

初回の試作では、尿受けの漏斗が大きすぎた他、便座の固定方法に問題が判明
しました。

そこで・・・

Photo_1.jpg
便槽全体を覆える板材に便座を取り付けることに決定。
次回試作用の図面を作成しました。(まだ修正途中です)
板材は、シナベニヤかJパネルを使おうと思っています。

初回の試作前には上手く行くだろうと思っていましたが、実際にモノを作って
見ると機能性に無理があり、停電や余震のある状況下で使用することは無理だと
確信しました。


板材の加工を友人に依頼し、完成したら衛生的に継続使用できるかの確認を
してみますが、何しろモノがモノだけにかなり勇気がいる実験ですから、
慎重を期して臨みます。恐らく、妻が帰省する期間になると思いますから、
結果はかなり先になると思います(笑)

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅

バイクガレージのあるサーファーズハウス [ ・建築設計]

昨年8月にご契約いただいた(仮称)バイクガレージのあるサーファーズハウス
上棟したため、近くに来たついでに立ち寄ってみました。

DSCF0755.jpg
■バイクガレージ
DINKsのオーナーさんで、お二人ともにオートバイツーリングサーフィン
が趣味のご夫婦で、週末を静岡県の自然で豊かに過ごすための専用住宅です。

お二人ともにストレスが高い職場であることがうかがえたため、
平日に家を出る際や仕事を終えて帰宅した際に、サーフボードが出迎える
玄関ホールを提案しました。


敷地の間口から、バイクガレージとサーフボード倉庫が並ぶファサードを
イメージし、ウェットスーツやサーフボードで飾られた玄関から帰宅します。
DSCF0757.jpg
■サーフボードが迎える玄関ホール
敷地条件は北側接道のため、サーファーズハウスのアイコンである
カバードポーチを「道路側ではなく南側にしたい!」と初回から明確に伝え
られていました。

初回提案のコンセプトは、その後の実施設計でも変わらず踏襲され、
着工となりました。昨年は3件のサーファーズハウスのご相談をいただき、
すべて実現する予定です。


僕自身が自然遊びが趣味で、高ストレスな職場だった時に自然遊びで
ストレス発散していたため、その経験や価値観が共感いただいたと
思っています。

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:住宅
前の10件 | -