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川口脱出計画 その後。 [雑想]


以前、「川口脱出計画」という記事を書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/cafe_de_akuta/2009-05-19A

あの後、何人かから「引っ越しちゃうの?」というふうに聞かれました。
もちろんそんなことはなく、将来的な可能性の話でした。
また、この川口に嫌気が差している人へのエールみたいな意味も込めて
 もいました。

しかし、事態が変わりました。

「脱出」どころか、追い出されかねない状況かもしれません。


アクタの前にアパートが建てられることになってしまいました。
駐車場だったところはもう、今日更地になりました。

二階建てとはいえ、ウチにある緑のほとんどが日陰になってしまうでしょう。
本当にちょっとした緑でしたが、それでもそれを求めてくるお客さんもいまし
 た。

それは、それ位川口には緑がない、ということ。

そして川口には、もう溢れてしまうぐらい人がいます。
これ以上住民を増やしてどうするのでしょう?
ウチの前に限らず、新しく建てられる家を見るたびにウンザリしていました。

地権者(という言葉は大嫌いですが)は、元川口市長の永瀬洋治です。
散々川口を駄目にした上に、今でもまだ街を壊し続けています。

土地の管理者に言わせれば、「六階のを建てることもできたけれど、周辺
 住民のことを配慮し、二階建てにした」そうですが。
本当に川口と、住民のことを思うなら菜園や公園にしてほしい。

そして。
ぼくにとっては大きな問題なのですが。

以前、「桜の季節」でも書きましたが。
http://blog.so-net.ne.jp/cafe_de_akuta/2009-04-10A

アクタの前には桜の木が二本あります。

そのうちの一本、大島桜は誰かが植えたものではなく、気付いたら大きく
 成長していたものです。
この木がアパート予定地に触れてしまっているため、伐られてしまうかも
 しれないのです。

一応、エントランスの横に残してほしいとお願いはしているのですが…。
どうなるかわかりません。

最悪の場合は移植をしてでも守りたいのですが。
移植先もその資金も、何の当てもありません。

たかが一本の木、と言われるかもしれませんが。

この桜の木は、縁あってアクタの前に来てくれました。
それはある意味で、桜の木自身の意思であったと思っています。
そしてそれは、奇しくも同時期に来てくれた息子と同じ。

ぼくら夫婦の下に縁あって産まれたこと、この川口で産まれたこと、そう
 いうことは単なる偶然ではありません。

ぼくも妻も、ぼくの両親も、ぼくの祖父母も川口に来た切っ掛けはそれぞれ
 あるけれど、みんな「ここで生きていこう」という意思があって暮らしてきま
 した。

ぼくらも、息子も、そして桜の木も、(少なくとも今は)ここで生きようと思って
 いるのに…。

金を有り余る程もった人間が、突然それを踏みにじるのです。

何故、ここでの平穏な暮らしを他人に邪魔されなければならないのでしょう。

ぼくら人間は、諦めなければならない部分もあるでしょう。
でも、桜の木は?
土地は人間のものだと誰が決めた?

命よりも金を大事にするような“悪魔に魂を売った連中”がのさばっている。
もうウンザリ。

カフェ・ド・アクタもすぐに閉じたりはしないと思いますが。
どれだけ続けられるか、正直わからなくなりました。
そのうちこの場所を棄てるかもしれません。
その可能性が一気に高くなってしまった…。

ますます川口が息苦しくなっている。
抵抗するのももう疲れた。


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