「速読速聴・英単語 Core1800 Ver.2」 ・・・ ディクテーション用 [英語]
速読速聴・英単語 Core 1800 Ver.2 / 松本 茂
1.My Review Rank : ★★★★☆ + 好きな参考書
2.Published Data : ¥1995, 464Page, ビーエスエス,’03/03
3.Review Point : 英語の音声を使用した勉強法には、以下の4つが有る.
① リスニング : ただ聞くだけ. 意味を理解する.
② シャドウイング : 聞こえる音声から数秒遅れながら、まねて発音する. リズムの理解と口の筋肉の鍛錬.
③ オーバーラッピング : 文章を見ながら 或いは、暗記して、聞こえる音声に重ね合わせて(遅らせずに)発音する. シャドウイングよりもリズムを強く意識する.
④ ディクテーション : 聞いた音声を正確にノートに書き取る. これ以上何回も聞いても変わらない所まで、何十回と繰返し聞く.
以上の4つを正確に聞く順番に並べると、 ④ ≫ ③ ≒ ② ≫ ① .
リスニング の悪い点は "どの程度正確に集中して聞いているか" が分からない点. 漫然と聞いては何時間聞いても全く効果が無い(勉強した気になる).
その点、ディクテーション は、書き取るため、ごまかしが効かず、 冠詞や前置詞等の細かな部分にも注意を払わざるを得ない.聞く能力を上げる事が出来る.
本書は、元々、英単語・英熟語の本だが、初めてディクテーションするのにやり易い100Words前後の例文が、約120有るためお勧め. 前半には、実際の英文記事が60有り. 英単語,英熟語の難易度レベルも適当なところ. 後半は、オリジナルとして65UNITが有る.
Summury : ディクテーションを実際にやると以下の様になる.
(1)ブチブチ切りながら聞く (例えば、100Wordsの文章を全部聞いてから、頭に残ったものを書くことは出来ないため(そんなに暗記出来ない)、まずは、5~10Words程度でCD or MDを頻繁に止めながら書く) ⇒ (2)聞く長さが次第に長くなる (自分で書いた文章が不完全ながら有るし、頻繁に止めずに聞く長さが次第に長くなる) ⇒ (3)文法もチェックしながら聞く (聞こえたまま書くと文法的に明らかにおかしい点も出てくるため、書いた文章の文法も確認しながら聞く) ⇒ (4)何回聞いても書いた文章の様にしか聞こえない(15~20回程度聞くとあと何回聞いても、書いた文章に修正する点は無いと思える) ⇒ (5)自分で書いた文章を採点する (自分の書いた文章で間違っている箇所(単語の欠落,単語の聞き間違い等)を確認する) ⇒ (5)間違い率の管理 (間違い箇所の個数を文章の単語数で割って、間違い率で管理する).
以上、書くと非常にめんどくさい感じがするが、実際にやってみると結構楽しい.
コメント 0