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私の生活環境が現在最悪な件について [本]

最悪。今、私の体の活力ゲージは点滅しながら5mmを切る勢いだ。いや、ゲージが点滅する気力もない。原因は明らかである。私の部屋が比喩でなく足の踏み場が無いからだ。私の部屋は3畳。中心に万年床があり、万年床の足元は机と本棚が向かい合い、間にはイスが置かれている。頭の方にはまた本棚があり、残りのスペースはすべて本が1メートルくらい積まれている。さらに最近では増殖した本達が私の寝床を浸蝕しはじめ、現在布団の上に200冊ほどの本や漫画が積まれており、私は幅30センチメートルほどのスキマに身を押し込めてむりやり寝ているありさまだ。しかもこれらの本は私を狙うヒットマンでもある。寝返りを打つと、さもその行為が不満だとばかりに私の上に雪崩をうってのしかかってくる。寝入り端だとやり場のない怒りがこみあげてくること活火山のごとし、である。一度など、無防備にディスプレイをさらけだしていた私のiBookに立岩真也「私的所有論」が有無を言わさず飛びおりてきて、液晶をカチ割るという本当に悲しい出来事もあった。

ところで、それでも布団の上に寝れるのはマシなほうである。私の机は本やら書類やら文房具その他よくわからないもので埋めつくされていて、使っていないときは机の上面が見えることは無い。使うときは、机の上に積まれた本を万年床の上に降ろし、20cm×30cmほどのスペースを確保し、そこでキーボードを叩いたり、レポートを書いたり計算をしたりしている。そして、そうしているうちに疲れはて、机の作業スペースを確保するために机の上から無造作に降ろした布団の上の本の海に、崩れ落るように倒れこむのである。当然寝覚めは最悪で、体の節々が痛み体の底のほうが重く感じられる。げっそり。こんな生活は初めてだ。

さらに、本の検索性が激減しているのも私の活力ゲージを大幅に引き下げる。ふと、思いついたことを調べようと思って、本を探し始め、1時間探し続けて見つからなかったときの徒労感はまったくみじめだ。今日も、うなぎ・ねこさんのTAGRO作品集についてのエントリを読んで、TAGRO作品について書いてトラバでも飛ばしてみようかな、といろいろ本を引っぱり出そうとするが、「アガテペペ」が見つからない。非常に心がすさんだ。

そういえば今思い出したが、机の上に積まれた本は「この本は近いうちに参照するから本棚より机の上に置いておいた方が便利だな」という判断の繰り返しによってできたもので、結局積まれた本から目あての本を探すのに時間がかかる、という、非常に長期的視点の欠けた構築物なのだった。

日本人について、興味分野の細分化、総中流思想の衰退などと世間では言われているが、これで、ここまで我慢強く読んでいただいた方々の心は今、一つになった。

「いや、だから、かたせよ」と。

皆の気持ちが一つになったことについて、私は素直に喜びたい。しかしスケジュール的にも気力的にも今は応急処置的な対応しかとれない。現在の崩れては積み崩れては積み、といった賽の河原的な日常との決別は春休みを待たなければならない。それまで私が家庭内エコノミークラス症候群にならないよう。生暖かく見守っていってほしい。

というか私は何でこんなことを全世界に向けて発信しているのだろうか。しかし書いてるとなんだか楽しくなってきた。まるで自分が本好きみたいな気になってきた。現在活力ゲージも点滅するくらいの元気を見せはじめた。さて、明日のテストの勉強でもするかな。


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