『三人吉三』 渋谷・コクーン歌舞伎 [ライヴ]
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お尚吉三(勘三郎)、お嬢吉三(福助)、お坊吉三(橋之助)という三人の“吉三”を名乗る盗賊。
彼らはひょんなことで出会い、義兄弟の契りを結ぶのだが・・・。
名刀“庚申丸”と百両の小判が転々とするうちに、三人の吉三をめぐる人物の因果関係が明らかになっていく。
Bunkamura より
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『三人吉三』は江戸幕末、宝刀「庚申丸」と百両の金を軸に、三人の吉三が人知を超えた運命の力によって翻弄される姿を描いており、現代にも通じる物語。登場人物たちはこの因果を知るよしもなく、客席だけが答えを知っているというまるで推理映画のような感覚を生み出し、また観客は三人の吉三の破滅を見つめ続けて行くという残酷な目撃者となる。
出演は、数奇な運命から悪の道へ入ったものの、やがて良心の呵責に悩まされる三人の吉三、和尚吉三に中村勘三郎、お譲吉三に中村福助、お坊吉三に中村橋之助が、また過去の悪事の報いに絶えずおびえながら生きる伝吉に笹野高史という豪華な布陣。演出・美術には串田和美と、コクーン歌舞伎ならではの舞台が観られるはずだ!
E+ より
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『三人吉三』 渋谷・コクーン歌舞伎
2007/6/23 渋谷シアターコクーン
17:05 開演
20:25 終演
ツマチケにて。
出演:
和尚吉三 : 中村勘三郎
お嬢吉三 : 中村福助
お坊吉三 : 中村橋之助
十三郎 : 中村勘太郎
おとせ : 中村七之助
研師与九郎兵衛 : 片岡亀蔵
土左衛門伝吉 : 笹野高史
他
原作:河竹黙阿弥
人間関係が複雑なんすよ。よく考えんなぁ。
三味線・鳴物・ツケ打ち・七五調などをベースに、
・本物の子犬が右往左往していたり、(日本犬の雑種っぽい白い犬。テーマに野良犬が含まれている)
・効果的に使われる回り舞台に、
・マーシャルかよー!な、フィードバックサウンドが乗り、
・英語のセリフで外国人の観客をいじり、
・椎名林檎 の書き下ろし『玉手箱』でエンディング
など、コクーン歌舞伎ならではの展開満載。
前方の席は椅子が撤去されて平場席になっている。
その客席にフラフラと役者が入って行く。
すげー楽しい。
笹野さんの芝居がすごくいい。
ただの子だくさんのジジイじゃねーな。
って感じ。マジ良かった。
最後の捕り物の大立回り。
雪景色の中の、福助さんはすごい迫力だった。
髪を振り乱し、場面展開で見得!ミエ!ミエ!ミエ!
もう大拍手だよ。
女形の赤白の衣装が雪に映えてすげー!かっこいい。
#場外に掲載してあった写真を写。
開演前から紙吹雪のかけら(実際は紙よりも質感が限りなく雪に近い。材料は何?)が落ちていて、
降るんだろうな~って思ってたけど。。。
量が違った!
もう、どっさり。
さらさら降る雪。ほんと雪だった。
で、キメのときにドサ!キメのときにドサ!
もう、すごい。びっくり。
最終的には、5センチくらい積雪していた。
ちょっとねえ、素直に楽しかった。気持ちよかった。
※開演前に別件で、さ君とビールを3杯飲んだ。
昼ビールはうまい!
コクーンだけに、途中ちょっと、こくん した。
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